シアトル近辺の美味しいレストラン食べ歩き
by seafoodie
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シアトル在住のAlexです。美味しいものが大好きなので、レストラン訪問記をまとめてみました。

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Pirouette (ピルエット)
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★★★½
フランス料理
Pirouette
5 Rue Mondétour
Paris, France
+33-1-40-26-47-81

Pirouetteは、TailleventやLe Meurice、ニューヨークのDaniel Bouludレストランなどで経験を積んだTomy Gousset氏のレストラン。かなり人気があるみたいだし、このパリ滞在中、ビストロ、ワインバー、タパスレストランと食べ歩いたので、少し違ったモダンなレストランに行ってみたかった。

インテリアは、ビストロと高級レストランの中間といった感じで、思ったよりも肩の張らない雰囲気だった。メニューは黒板に書かれたもののみで、フランス語版と英語版があるらしく、いつものように「このフランス語の単語は何だったっけ?」とか悩むことがなかったのでよかった。

自分で選ぶ3コースのメニューが€42、6コースのテイスティングメニューだと€62。今回はシンプルに、色々と自分で選んで3コースのメニューで行くことにした。

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メニューの黒板はフランス語版と英語版があるみたい

まずアミューズ・ブーシュとして、サラミが運ばれてきた。とてもシンプルに、サラミにスパイスとアサツキをかけたもの。このアサツキがサラミにとてもいい風味を与えていて、今度家でもやってみたいと思ったくらい。それだけのことなのに、サラミの重さが全くなくなってしまうことには驚いてしまった。

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アミューズ・ブーシュのサラミ

最初のコースは、「完璧な有機卵」と名付けられたもの。パースニップやトマト、チョリソーなんかのサラダの上に、ポーチドエッグ(落とし卵)が載っている。白身を破ってみると、中には完璧に半熟の黄身があるんだけど、ネットリと弾力があるので、流れ出してしまうようなことはない。京都の『瓢亭』で食べた卵を思い出してしまった。一口食べて、ああこれは本当に「完璧」だと思った。旨みの全てが活性化しているような感じで、とにかく卵のいい味しかしない! またこの卵を他のものと一緒に食べると、本当に最高なんだ。チョリソーやトマトの味わいを何倍にも膨らませてくれるよう。本当に卵って不思議な食べ物だ。

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Perfect Organic Egg, Parsnip, Tomatoes, Chorizo

メインコースはマス。上に海苔を刻んだようなものが載ってる。海苔の香りを纏ってマスの身は美味しいんだけど、ちょっとだけ飽きが来る味かもしれないな。海苔とパン粉のようなものを混ぜてあるので、それが重たく感じるのかもしれないし、マス自体の味が単調だからなのかもしれない。そういえばなんとなく記憶にある味だと思ったら、ずっと前にオーストラリアのTetsuya'sでも同じような料理を体験したことがあったんだ。その時の感動がすごかったので、それに比べるとこれはちょっと見劣りがしてしまう。白く丸いものは、マッシュルームを薄く切ったもの。こういう演出は面白いと思った。

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Trout & Sea Weeds, Butternut, Ceps, Ham

デザートはオッソー・イラティというチーズ。オッソー・イラティは、以前Akrameに行ったときに初めて食べたんだよな。その時はそれほど美味しいとは思わなかったんだけど、今回のはツボにハマった! 上にブラックチェリーのジャムを載せてあって、その甘味と酸味が出しゃばりすぎることなく、チーズの味を優しく包んでくれる。皿には七味唐辛子が載せてあるんだけど、それをちょっとつけても最高に美味しかった。いやー、このデザート、ものすごく気に入ってしまった。

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Ossau Iraty, Black Cherries Jam, Spice

メインがちょっと残念だったけど、他のコースはとても美味しいものばかり。今回の旅行最後のディナーで、かなり満足できてよかった。
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by seafoodie | 2015-10-24 19:30 | ヨーロッパ
Au Passage (オー・パッサージュ)
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★★★½
フランス料理/小皿料理
Au Passage
1bis Passage Saint-Sébastien
Paris, France
+33-1-43-55-07-52

Au Passageは、かなり人気の高い小皿料理の店。日本の居酒屋の感じで、ワインを飲みながら料理をみんなでシェアして食べるってことができるのが嬉しい。

料理は、黒板に書かれたものから選ぶ。全部フランス語なのでちょっとは単語を知ってなきゃいけないけど、店の人は英語もできるみたいなので、尋ねるときちんと説明してくれる。ずらずらと料理法とかは書かれてなくて、シンプルに何を使ってあるかだけが書いてあるのも嬉しい。

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メニューは黒板に書かれたものだけ

まずはテリーヌ。これはウサギ肉だったかな。Au Bon Accueilで食べたものとは全然性格が違うけど、味わい深くてとても美味しい。ワインにはピッタリのおつまみだ。

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Terrine (€7)

次はホタテ。綺麗なラディッシュの薄切りの下に、生のホタテの薄切りが置いてある。オリーブオイルのいい香りのするホタテはとても甘く爽やか。ラディッシュの新鮮な緑の風味も加わって、とてもオシャレな感じ。

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St jacques, radis & soja (€9)

ロブスターのアランチーニは、外はサックリ、中はホクホク。カニクリームコロッケのような風味の中から、ロブスターの味が溢れ出してくる。そのままでももちろん最高に美味しいけど、ホースラディッシュの入ったマヨネーズをつけて食べてもグッド。

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Arancini au homard (€9)

グリーントマトはサフロンのアイオリつき。酸味だけが出しゃばることはなく、とてもまろやかな風味を楽しむことができた。

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Tomate verte, aioli au safran (€7)

シャントレル・マッシュルームに卵の黄身を載せたもの。シャントレル・マッシュルームは、秋の味覚として僕は大好きなんだけど、その素晴らしい風味に黄身がまぶさると、その美味しさが何倍にも増幅されてしまう。黄身っていうのは、つくづく不思議な食材だと思う。ワインにとてもよく合って、最高だった!

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Chanterelle & jaune d'oeuf (€11)

最後は豚肉に、アーティチョークとポテトがついたもの。豚肉はとてもジューシーに調理してあって、かなり抑えた味付けだったので、豚の肉汁の味を存分に楽しめた。豚肉は脂の味と香りが素晴らしいので、薄化粧が一番いいと思う。

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Cochon, topinambaw & pomme de terre (€13)

いやはや、最初から最後まで心から楽しめた。客でいっぱいの店内は、とてもエネルギッシュにワイワイガヤガヤ。僕らは予約しておいたからよかったけど、かなりの人が店の入口や外で待ってたみたい。ここは友達と何人かで行って、ワイワイ楽しむのがいい感じの場所。なんだか日本の居酒屋の雰囲気がちょっと懐かしくなってしまった。
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by seafoodie | 2015-10-23 19:00 | ヨーロッパ
Septime (セプティム)
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★★★★
フランス料理
Septime
80 Rue de Charonne
Paris, France
+33-1-43-67-38-29

Septimeは、パリのどのグルメガイドでも絶賛されているミシュラン一つ星レストラン。シェフのBertrand Grébaut氏は、ずっとミシュラン三ツ星を保ち続けているレストランL'Arpègeで経験を積んだ人。

人気が高いだけあって、予約を取るのが本当に難しい。ディナーの予約はほとんど無理で、ランチもインターネットで受け付け開始直後に予約しないと、30分で満席になってしまう。今回は受け付け開始の瞬間にアクセスしたので、開店の12:30にランチの予約を入れることができた。

店には看板も何も出ていない。ただ名刺とメニューがガラス窓に貼ってあるだけ。店内は木の椅子とテーブルが並べられていて、素朴で気の張らない感じがいい。

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店内はとても質素。後で気づいたけど、この真ん中で右を向いてる人、Bertrand Grébaut氏だったかも!

メニューは自分で選ぶことのできる3コース€30と、シェフのオススメ6コース€60しかない。ミシュラン一つ星で、この値段で食べられるってのはかなりお買い得。そうそう行く機会もないので、6コースの方を頼むことにした。

最初のコースは、ブリームという鯛の仲間の魚。最初は葉っぱで隠されてたんだけど、それを横によけると綺麗なピンク色の身が現れた。フランス料理で刺身のコースがあるなんて珍しいよなぁ。ゴマ油を使ってあるのかな、ゴマの香りが魚の甘さによく合って最高に美味しい。ここまでだと日本料理にも感じられるけど、一緒についてきたフォマージュ・フレ(クリームチーズ)を載せて食べると、ガラッと洋風の味になるから面白い。変にいじりすぎないで、素材の美味しさで勝負!っていう感じの一品だった。こういうの、僕は大好きだ。

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Daurade crue, sésame et fromage frais

次はキノコにサバヨンがかかったもの。これは前のコースに比べるともっと手を加えてる方なんだけど、マッシュルームの美味しさが素直に引き出されていて、笑顔になってしまう味。重すぎず、軽すぎず、全く文句のつけようのない味だった。この洗練された味がすごい。なるほど人気のある店なわけだ。

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Champignons, sabayon à la flouve et noix

3皿目は、イカをグリルしたもの。ナスターチウムのソースがかかってきた。イカからはとても香ばしい匂いが漂っていて、ナスターチウムのソースがそれに少し酸味を与えていたように思う。イカが少し切りにくかったことを除けば、とても素晴らしい一品だった。ナスターチウムといえば、コペンハーゲンのRelæで食べたことを思い出すなぁ。

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Encornet de ligne grille, vert de capucine

メインは牛の頬肉のコンフィ。弾力のある肉は、噛みしめると旨みがいくらでも口に溢れ出てくる。アンチョビのクリームを少しつけて食べると、また全然違った料理のようになるから面白い。アンチョビのちょっとした魚臭さが、こんなにもビーフとよく合うなんて思ってもみなかった。本当に繊細さと豪快さが共存している感じの一品だった。

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Joue de boeuf confite, anchois

デザート第一弾はイチジクのアイスクリーム。軽いイチジクの味わいで、甘すぎることもなく、とても上品な一品だった。

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イチジクのアイスクリーム

最後はモンブラン。ナッツとメレンゲが下に敷いてある。栗のクリームは本当に甘さ控え目なので、栗の味がじっくりと味わえて楽しい。ほとんどの甘さは下に敷いてあるメレンゲから来ているみたい。細かく砕いてあるし軽い感じなので、全体的にしつこさが一切ない。こんなに洗練されたモンブランは生まれて初めてだ。甘党の人には少し物足りないかもしれないけど、僕にとっては人生で最高のデザートの一つだった。

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Mont Blanc

いやー、本当に美味しかった! すごい人気も伊達じゃない。シンプルで、素材の良さを目いっぱい引き出そうというシェフの方向性は、どことなく日本料理の真髄と似通うところがあるかもしれない。パリに行くときにはリピートで通いたい場所だなぁ。
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by seafoodie | 2015-10-22 12:30 | ヨーロッパ
Au Bon Accueil (オー・ボン・アキュイユ)
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★★★½
フランス料理
Au Bon Accueil     [前の訪問記へ]
14 rue de Monttessuy
Paris, France
+33-1-47-05-46-11

僕は旅行する時には、できるだけ同じレストランには行かないように計画を立てるんだけど、今回はこの後すぐにエッフェル塔に行く予定があったので、またこのレストランで食べることにしてしまった。エッフェル塔の近くで美味しいレストランって、数えるほどしかないらしい。ここだったら前に行ったことがあるので、そのクオリティの高さはわかっている。

開店と同時に予約を入れておいたんだけど、なんと予約帳に僕の名前が見当たらないという。幸いレストランからの返事のメールを持っていたのでスマートフォンでそれを見せると、「あ、それは僕の名前だね。おかしいなぁ…」と悩む悩む。食べられないことになるかと一瞬焦ったけど、9時までに出てくれればテーブルがあるとのこと。9時半にはエッフェル塔に上る予約を入れてあるのでそれは大丈夫だと答えて、やっと席に通された。それにしても、このホスト、謝らないんだよねー。日時もちゃんと合ってるし、間違いなく向こうの責任なのに、謝らないっていうのはやっぱり欧米的なのかもしれないな。この前に来たときには、すごくサービスがよかった覚えがあるのに…。

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店の前からはエッフェル塔がこんな近くに見える

気を取り直して注文。アラカルトもあるし、デギュスタシオン・メニューもあるけど、アペタイザー、メイン、デザートの3コースが€36ととてもお買い得。それぞれのコースは4~5品の中から自分で選ぶことができる。ということで、それで行ってみることにした。

僕のアペタイザーはウサギ肉のテリーヌ。これがねー、もう最高に美味しい! 獣臭さは全然ないし、たくさんのスパイスを使ってあって、ウサギ肉がとてもドッシリとして感じられる。これとバゲットだけあれば、すごくいいランチになるだろうなぁ。かなり大きかったので、半分くらい残してしまった。アペタイザーで満腹になっちゃ困るもん。

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Terrine de lièvre, salade verte

同行人のアペタイザーは、仔牛肉のブイヨン。帆立が入っているらしい。一口飲ませてもらったけど、すっきりと澄んだ味わいで雑味は一切ない。やっぱりフランス料理はレベルが高いなぁ。

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Bouillon de veau aux cèpes, Saint-Jacques poêlées et émincé de carotte

僕のメインはポークロイン。焦げ目のついた表面は香ばしく、噛みしめると豚肉の美味しさが口の中に溢れ出てくる。やっぱり僕は豚肉が好きだなぁ。でもスペインで食べた豚ほどは感動しなかったのはなぜだろう。下に敷いてあるのはカボチャをピュレにしたもの。少しバニラを加えてあるらしい。甘いから個人的な好みからは外れちゃうんだけど、美味しいことは美味しかった。ポテトピュレだったらよかったのにな。

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Echine de cochon, grillé, champignons sauvages et purée de potiron à la vanilla

同行人のメインは仔牛肉のシャンク。仔牛にしてはかなりドッシリとした味つけで、かなりの存在感だった。

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Jarret de veau, braise, chou vert étuvés aux lardons fumes et échalote

僕のデザートはイチジクを赤ワインとスパイスに漬けておいたものと、蜂蜜アイスクリーム。赤ワインとスパイスのせいか、香りがちょっとクリスマス的だったかな。上品な甘さのイチジクはとても美味しくて、キャラメルのような味のするソースもピッタリだったと思う。蜂蜜のアイスクリームも甘すぎることはなく、全体的にとても上品だった。

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Figues noires, pochées au vin rouge et épices, crème de fourme d’Ambert et glace au miel

同行人はチーズをデザートに。どちらも最高に美味しかった。

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Assiette de Fromage, et sa confiture de fruits rouges

最初は「謝らないフランス人」にちょっと憤慨してたけど、ディナーが始まってみるとさすがのサービス。そうそう、前にもこういう高級感を感じたんだよな。いきなり最初っから減点だったけど、料理とサービスの質で最後には挽回したみたい。とてもいい気持ちで店を出ることができた。
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by seafoodie | 2015-10-21 19:00 | ヨーロッパ
Restaurant Dubrovnik (レストラン・ドゥブロヴニク)
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★★★½
クロアチア料理
Restaurant Dubrovnik
Marojice Kaboge 5
Dubrovnik, Croatia
+385-20-324-810

ここは4年半前に来たときに行こうと思ったレストランだったけど、人がいない感じだったのでやめた場所。僕がその時に間違えたのか、増築したのかわからないけど、レストランは2階にあってビックリした。開閉できる屋根やビニール製の窓に守られた場所は、実は屋上のテラス席。今日は雨が降ったり止んだりしてるから全て完璧に閉じられているけど、天気のいい日には気持ちのいい風に吹かれながらの食事を楽しむことができると思う。四方が壁に囲まれた場所なので、眺めこそ良くないけど、とても落ち着いた雰囲気のダイニングルームで、かなり気に入ってしまった。少しドレスアップした方が楽しめるレストランみたいだ。

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高級感のある落ち着いた店内。少々ドレスアップして行きたい

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ビニール製の窓と屋根で雨風から守られている

テイスティングメニューもあったけど、なんとなく惹かれるものがなかったので、今回はアラカルトで注文することにした。まずアミューズ・ブーシュとして出てきたのは、チーズとトマトにオリーブオイルをかけたものに、イカ墨で作られたブレッドスティック。チーズはかなりどっしりした味だけど、トマトはとても甘くて、それにオリーブオイルの香りがとてもマッチして美味しかった。イカ墨のブレッドスティックも、かすかに感じるイカ墨の味と香りがとてもよかった。こんな感じの軽いアミューズは大好きだ。レストランによっては揚げ物をアミューズで出してくるところもあるけど、重すぎて食欲がなくなっちゃうよ。

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牛のチーズにトマト、イカ墨のブレッドスティック

僕のアペタイザーは、マグロの卵とロブスターの入ったカリフラワーのリゾット。見た目は普通のリゾットだから、一口食べたときに感じた魚の風味の強さにビックリしてしまった。これがマグロの卵からくる香りなんだな。最初はちょっとキツすぎるかと思ったけど、食べているうちにキツさは消えて、マグロの卵の風味を100%楽しめた。魚好きな日本人には好みの味だと思う。大きなロブスターの身も甘くて、このリゾットにはピッタリだと思った。

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Cauliflower risotto with salted and cured tuna roe and lobster tail (135Kn)

同行人のアペタイザーは、フォアグラにトリュフのクリームを乗せたものがセモリーナのタルトに乗って出てきた。フォアグラはちょっとだけ臭みがあったけど、深みのあるフォアグラの味がトリュフの香りと最高にマッチして、本当に贅沢な気分になれる。トリュフの薄切りもたくさん使ってある。同行人にとっては、セモリーナのタルトはちょっと余計だったみたいだ。

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Goose liver with truffle cream served on semolina tartlet (130Kn)

僕のメインはフヴァール島の名物らしい魚のシチュー。魚や貝、エビなんかをポテトや野菜と一緒に煮込んである。スープはかなり透明で、軽いけど奥深い味わいにウットリとしてしまう。スープだけ飲んでも美味しいけど、その味わいを纏った魚やエビは、美味しさが倍増されてる感じだった。これはシーフードが有名な場所ならではの料理だなぁ。サーバーが勧めてくれた白ワインがとてもマッチして、本当に幸せな気分になれた一品だった。

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Gregada specialty from the Island of Hvar (fish fillet, clams and prawn tails stew with potatoes and root vegetables) (220Kn)

同行人のメインはスズキ。これにもイストリア地方の黒トリュフが使われている。スズキはしっかりとした味でとても美味しかったけど、少しだけトリュフの味が余計な気がしたな。なんとなく魚に厚化粧をさせちゃった感じで、ちょっとだけ残念だった。同行人は美味しいって言ってたからいいんだけどね。

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Sea bass fillet in black Istrian truffle sauce with potato and saffron cream and sautéed broad beans (180Kn)

昼のピザがまだ胃に残っている感じだったので、二人ともメインを全部食べることができなかった。サーバーはすごく心配そうで、何か不都合があったらシェフに伝えましょうかとも言ってくれて、こっちの方が気を遣ってしまった。デザートをスキップすることを伝えると、リモンチェロのようなレモンリキュールをサービスで出してくれた。リモンチェロよりもちょっと軽く、美味しいレモンキャンディーを液体にした感じで、とても美味しかった。

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レモンリキュールのサービス

ドゥブロヴニクの最後の夜を締めくくるに相応しい、本当に素晴らしいディナーだった。
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by seafoodie | 2015-10-19 19:00 | ヨーロッパ
Restaurant 360°
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★★★½
クロアチア料理
Restaurant 360°
Sv. Dominika bb
Dubrovnik, Croatia
+385-20-322-222

Restaurant 360°は、ドゥブロヴニクの中でも一、二を争う高級レストラン。もう一つの高級レストランNautikaも美味しくて景色が素晴らしいけど、僕は以前行ったことがあったので、今回は行ったことのないRestaurant 360°で食べてみることにした。

前日はかなりの雨で心配したんだけど、今日は快晴! レストランのオープンする午後6時半にはもう日は沈んでしまっていたので夕陽は見れなかったんだけど、席に通されたときにはまだ少しは明るかったので、どんどん暗くなっていく景色を楽しむことができた。旧港の脇の城壁の上にレストランはあるので、旧港が一望できる。雨だったらこんないい席で食事できないので、この天気がとても有難かった。

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旧港のすぐ脇の城壁の上にレストランはある。最高の景色!

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雨が降っていたらここでは食べられない。いい天気に感謝!

メニューを見ると6コースのデギュスタシオン・メニューが750Kn(=$113)だったので、それを頼んでしまうことにする。ワインのペアリングもお願いした。

アミューズ・ブーシュは、小さなサンドイッチのようなもの。中には溶けたチーズに野菜が少し入っているみたい。とても軽くて、個人的な好みにピッタリと合った味で、これをたくさんランチにでも食べたい感じだった。

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アミューズ・ブーシュ

最初のコースは帆立。ポートワインとトリュフのソースは微かに甘く、魅惑の香りで帆立の味を包み込む。上にニンニクの薄切りを揚げたものが一枚だけ置いてあって、それと一緒に食べたときにはまるで違う料理のようで、ビックリしてしまった。最初から文句のつけようのない一品。これは期待できるかな。

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Scallops (Pan fried scallops, port & truffle sauce / croutons / garlic chips)

次のコースはパスタ。黒いトルテリーニが黒い皿に載って、白いソースがかけられている。見た目のコントラストもそうだけど、羊のチーズとトリュフの入ったトルテリーニも目の覚めるような美味しさ。トルテリーニ自体のシコシコ感も、とても心地いい。最高に美味しかったけど、トリュフの味が二品続いてしまったので、ちょっと「あれ、またトリュフ?」って感じだった。

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Black tortellini (stuffed with sheep’s curd from the Island of Pag / cream of black Istrian truffles / cream cheese)

お次はスズキ。ほうれん草の緑のソースの上に載ってきた。スズキは中もしっとりしていて、味も濃くて美味しいんだけど、このほうれん草のソースが少しだけ弱い気がしたな。だからなのか、食べていると少し飽きが来てしまう味。上のトマトのコンフィは少し甘くて、ちょっとモノクロな味にアクセントを与えてた。でもスズキの身自体もちょっと大きめだったので、全部食べることはできなかった。

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Sea Bass (seared / spinach / seafood terrine / marinated garlic / confit tomato)

肉のコースは仔羊。肩肉のコンフィ、軽く揚げたもの、腹肉のコンフィと、異なる調理法のものを並べてあるので、結構楽しい。肉質も調理自体もとてもいいんだけど、やっぱりコンフィとか揚げたものって少し重いんだよなぁ。結局少しずつ食べただけで残してしまったので、サーバーが心配してた。もう少し軽い一品だったら、もっと食べられたんだけど。

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Lamb (shoulder confit / fried chop / belly confit / fava bean / carrot puree / lamb sauce)

デザート第一弾は、5種類の柑橘系フルーツを使ったもの。シャーベットになってたり、アイスクリームになってたり、フルーツそのままだったり。口がサッパリする感じでとてもよかった。パレットクレンザー的な位置づけなんだろうな。特に緑の玉みたいなのが美味しかった。これはアイスクリームをフルーツチョコレートのような薄い皮で包んだもの。色々な甘さがあって、酸味があまり好きじゃない僕も心から楽しめた。

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Citrus fruits (5 textures of citrus / lemon, lime, kumquat, orange, tangerine)

デザート第二弾は、キャロブを使ったマンタラというケーキとアイスクリーム。キャロブは軽いチョコレートのような味で、全体的に甘味は抑えてあって、とても軽い感じで楽しめた。

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Carob & Mantala (bitter orange strips)

最後にプチ・フールが出てきた頃には、もうお腹はいっぱいいっぱい! クッキーを半分しか食べられなかったんじゃないかな。

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プチ・フール

いやはや、食事もサービスも超一流だった。値段も超一流に高いけど、こんな食事を毎日するわけじゃないし、素晴らしい景色と美味しい料理で心から幸せになれたので、その価値はあったと思う。

食事の後、出口まで行く間に、サーバーの一人がレストラン内のちょっとしたツアーをしてくれた。夏にはたくさんの人で賑わうだろうバーのエリアや、有名人やVIPがプライバシーを守りながら食事できる個室なんかを案内してくれた。城壁をそのまま使ってるだけあって、とても面白い構造だった。

ドゥブロヴニクに行く人には、Nautikaと同様、大オススメの場所です。

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有名人やVIPはこういう場所で食べるらしい

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by seafoodie | 2015-10-17 18:30 | ヨーロッパ
Dvor (ドゥヴォル)
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★★★½
クロアチア料理
Dvor
Put Firula 14,
Split, Croatia
+385-21-571-513

Dvorは、スプリットではちょっとハイエンドのレストラン。観光の中心からは少し離れているので、タクシーを使って行かなければいけないけど、それほど遠くもない。

景色のいい場所らしいので、日の入りを見れるような時刻に予約しておいたんだけど、残念なことに当日は曇り時々雨の天気。夕陽を見るのはほとんど諦めていたんだけど、レストランに行く頃になって雲に切れ間がでてきた。レストランに着いて眺めのいい窓際の席に着くと、素晴らしい夕焼けが見えて感動した。スプリット最後の夜にこんな綺麗な日の入りが見えて、とてもラッキーだった。

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綺麗な夕焼け。期待していなかったので、その分嬉しかった!

この店にはもちろんアラカルトの品々もあるけど、テイスティングメニューが面白そうなので、二人ともそれを頼むことにした。5コースのメニューが330Kn(=$49.50)で、それにワインペアリングをつけると499Kn(=$75)。クロアチアのワインは結構気に入ってしまったので、ペアリングもつけてしまうことにした。

アミューズ・ブーシュはコロッケのようなもの。中には何が入っていたか覚えてないんだけど、揚げ物にしては軽くて、これだったら食欲の妨げにならないなーなんて考えていたことを覚えてる。

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アミューズ・ブーシュ

最初のコースの皿は、雪のような白いもので埋め尽くされていてビックリ。なんとこれはオリーブオイルのパウダーらしい。その下には生のエビが隠れている。白い粉末は口の中で溶けると、なるほどオリーブオイルの味と香りだ。これが生のエビの甘さととてもよく合う。ちょっと酸味を感じるのは、白バルサミコ酢からなんだろうな。見た目も食感も、味も楽しめる最高のスタートだった。

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Marinated Adriatic Prawns (olive oil powder, chive oil, tomato confit, purple onions & white aceto balsamico)

二品目はリゾット。この原型はスクラディンという街の伝統的なリゾットから来ているらしい。なんでも作るのに12時間もかかるとか? それをシェフなりに工夫したものが、この一品らしい。牛のヒレ肉を細かく刻んだものが入ってる。蜂蜜やトマトジャムを使ってあるらしいので少しだけ甘味を感じるんだけど、それほどしつこくない。ドッシリとした牛肉の旨みが口に広がって、とても美味しい。リゾットにしてはちょっと重たい感じだけど、すごく味わい深い一品だった。

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Interpretation “Skradin Risotto” (beef fillet, Mediterranean hebs, Posip wine, sage honey, tomato jam, chicken stock)

メインは仔羊肉。焼き方も上々、ソースも上品で、とても美味しかった。文句のつけようのない味だけど、これまでのコースがかなり独創的だったので、少し平凡に感じてしまったことも事実。

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Boneless Rack of Lamb (lamb jus, baked potatoes, carrots and spring onions)

「デザートの前のデザート」としてサービスで出てきたのがコレ。軽いアイスクリームに、ナッツを刻んだものがかかっている。パレットクレンザー的な位置づけなのかな。とても美味しくて、ペロッと食べられてしまった。

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サービスの一品

デザートは、カッテージチーズで作ったビスケットの上に、蜂蜜とマルカルポーネチーズのクリームが載ったもの。ビスケットには甘いワインに漬け込んだ干しイチジクが入ってる。これがねー、本当に上品な味だった。ビスケットはしっとりしていて、中からは貴腐ワインのような味が溢れ出る。イチジクの味もこれに本当によく合う。蜂蜜とマスカルポーネチーズのクリームも見た目ほど重くなく、ビスケットの上品な味わいを支えていた。これは個人的な好みにピッタリと合ったデザートだったなぁ。

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Honey and Mascarpone Cream (toasted pine nuts, cottage cheese biscuit, dried figs cooked in sweet wine)

最後はクロアチアの4種のチーズで締め。どれも熟成された味わいで、少しずつ違う風味を楽しめた。

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Four Cheeses (selection of mature cheeses from Croatian Island)

いやー、本当に美味しかった。オレンジ色から紫色に変わっていく景色の美しさに劣らない料理だったと思う。クロアチアの家庭的な料理もいいけど、ちょっと高級で独創的な料理も楽しい。旅行中の毎日の食事は、こんな風に変化をつけたいよね。
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by seafoodie | 2015-10-15 18:00 | ヨーロッパ
Konoba Matejuška (コノバ・マテユシュカ)
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★★★☆
クロアチア料理/シーフード
Konoba Matejuška
Ul. Tomića stine 3
Split, Croatia
+385-98-222-822

Konoba Matejuškaは、スプリットでも一、二を争う人気のシーフードレストラン。事前に電話予約しておいたのでちゃんと席があったけど、僕らが座っている間にも予約なしで来た人たちが何組も断られていた。家庭的なレストランだとはいえ、ここは予約が必須みたいだ。

席に着くと、サーバー(このお店の息子さんかな?)が魚をたくさん載せたプレートを持ってきた。「今日父が獲ってきたきたのはこれだけです」という出だしから始まって、どの魚がどんな味か、身のきめはどんな感じかとかを、丁寧に説明してくれた。この店は新鮮なシーフードが売りなので、このプレートの素材からいくつかを選んでグリルしてもらうのが、一般的な楽しみ方らしい。

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本日のシーフード

メニューの中から目を引いたのは、魚のスープ。飲んでみると…、なんだかチキンスープのような濃厚な味にビックリ。確かに魚の味も香りもするけど、なんか魚をチキンスープで煮込みましたっていう感じの味。でもこれ、魚のスープっていうからには、これ全部魚からの旨みなんだろうなぁ。こんなフィッシュスープは初めてだった。すごく美味しくて、不満は一切なかった!

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Fish Soup (24Kn)

アペタイザー代わりに頼んだのが、レモン汁でマリネードしたマグロのサラダ。レモンがマグロの身をとても爽やかに仕上げていて、「マグロってこんな一面もあったんだ!」って感じの味わいだった。旅行をしてると急に野菜が食べたくなるときがあるけど、この時はまさにそんな感じだったので、爽やかなマグロと一緒に野菜を食べることができてよかった。

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Salad with lemon-marinated tuna (80Kn)

僕がメインに頼んだのは、この日のスペシャルのタコとヒヨコ豆の煮込み。プレートに乗った魚たちにもとても興味をそそられたけど、このスペシャルのことを聞いたとたんに「これ!」と思ってしまったからしょうがない。柔らかく煮込まれたタコを噛みしめると、ソフトなパプリカの風味と一緒に、タコの旨みが口いっぱいに広がる。美味しいっ!! これは頼んで本当によかったと思った。パプリカの風味があるから、ハンガリーで食べたグラーシュを思い出す。すごく家庭的でホッとできる味に、顔がほころんでしまう。

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タコとヒヨコ豆の煮込み

同行人は、やっぱり魚のプレートから選びたいみたいだった。本当は二人ともプレートから選べば色々と楽しめるらしいんだけど、一人でもまぁ大丈夫らしい。オススメとしてマグロ、イカ、スキャンピをグリルしてきてくれた。マグロはまるでステーキのような感じだし、グリルされたイカの香ばしいことといったら…! 香ばしさもそうだけど、口の中に広がる甘さが素晴らしい。同行人は息もつかずに食べまくってた。

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お勧め品のグリル (マグロ、イカ、スキャンピ)

いやー、本当に美味しかった! いい素材のシーフードを楽しむなら、この店!って感じかな。料理のクオリティは高いし、家庭的なサービスもとてもよかった。ハウスワインも安くて、最後にはとてもいい気持ちになってしまった。ここの店に来ることにして、本当によかった!
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by seafoodie | 2015-10-13 19:30 | ヨーロッパ
Alle Corone (アッレ・コローネ)
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★★★☆
イタリア料理
Alle Corone
Calle Fava, 5527
Venezia, Italy
+39-041-523-2222

Alle Coroneは、ヴェネツィアでも高級ホテルの一つとされる、アイ・レアーリの中にあるレストラン。ホテルの入口からレストランの中まで、落ち着いた高級感が半端ない。隣のバーからは静かなピアノが聞こえてきて、とても居心地がいい。サン・マルコ広場の辺りの混雑ぶりを考えると、まるで違う街に来たかのように思える。

席に着いてアペリティフを飲んでいる最中に、アミューズ・ブーシュ的な一品が運ばれてきた。卵を半分に切ったものを、トマトソースの中に入れただけのシンプルなもの。トマトソースはとても軽く、卵の味をとても高級な感じに変えてくれていた。こんな風な軽いアミューズは嬉しい。いきなり揚げ物とかが運ばれてくると、個人的にちょっと引いてしまう。

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アミューズは卵がトマトソースに浸ったもの

同行人と二人でシェアしたアペタイザーは、チケッティでよく使われるようなシーフードを集めたもの。ヴェネツィアならではのシーフードが、一つの皿に所狭しと並んでいる。これは普通に美味しいとしか言いようがなかった。それほど凝った味付けをしてあるわけでもないし、シーフードの本来の味を楽しんでもらおうというのがテーマらしい。美味しかったけど、ちょっと平凡すぎる気がしたかな。例えばタコは薄く焼いたトーストの上に載ってとか、一つひとつチケッティらしい工夫をしてあればもっと楽しめたのに。値段も値段なので、もう少し想像力を使ってほしかった。

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The flavors of Venice: royal starter of “cicchetti” with the fish of the market (€23)

また二人でシェアしたパスタのコースは、シーフードのパッケリ。かなり大きなチューブ状のパスタの上には、シーフードのソースがかかっている。美味しいんだけど、ちょっと重い。このシーフードのソースが、全体を鈍重な味にしてしまってる気がする。ソースに使われている帆立や貝はとても美味しいんだけどなぁ。個人的に酸味はあまり好きじゃないんだけど、このソースにはレモンとかを使って、もう少し軽い味わいにしてほしかった。あまりにも重かったので、パスタを一つ食べてもうギブアップしてしまった。

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Paccheri pasta (larget tube) with seafood (€19)

僕のメインは、カリフラワーをピュレにした上に、ピスタチオを纏ったターボットという魚が乗ったもの。これは普通に美味しかったな。感動するほどでもないけど、特にとりたてて不満があるわけでもない。でもこのクラスのレストランにしては、ちょっと平凡な気がしたなぁ。ターボットの身はホクホクしていて、ピスタチオの風味と良く合ってた。でもそれだけなので、食べていると飽きが来てしまう。三枚重ねてあったけど、一枚半食べたところで、もう十分って感じだった。

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Pistachi-crusted turbot fillet with cauliflower cream and sautéed baby spinach (€28.50)

同行人は仔豚を注文。上には黒トリュフの薄切りがかかってきた。仔豚肉はジューシーで美味しい。トリュフもそれほど出しゃばらずに、さりげなく香る程度だったのがよかった。及第点の味なんだけど、でもこれもちょっと飽きがくる味なんだよなぁ。このレベルのレストランということで、ちょっと期待し過ぎていたんだろうか?

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Slow-roasted boneless baby pig with cabbage, mashed potatoes and black truffle (€28)

最初から最後まで結構残してしまったので、サーバーに心配されてしまった。こういうところはやっぱり一流ホテルのレストランだけのことはある。お腹がいっぱいなだけだと安心してもらって、デザートはいらないということを伝えると、プチ・フール的なものを出してくれた。嬉しいんだけど、やっぱりお腹がいっぱいなので、一つか二つ食べるだけでギブアップしてしまった。

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プチ・フール

美味しかったことは美味しかったけど、少し鈍重的な味付けと、想像力の欠如が悔やまれたなぁ。
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by seafoodie | 2015-10-10 19:00 | ヨーロッパ
Trattoria al Gatto Nero (トラットリア・アル・ガット・ネロ)
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★★★☆
イタリア料理/シーフード
Trattoria al Gatto Nero
Via Giudecca, 88
Burano, Venezia, Italy
+39-041-730120

Trattoria al Gatto Neroは、ヴェネツィアのブラーノ島で唯一美味しいとの評判があるレストラン。口コミでも人気があったし、Rick Stevesのガイドブックにも書いてあったので、シアトルからメールで予約を入れておいた。

レストランに入ると、オーナーらしき人が自己紹介して握手してきた。いきなりのことに戸惑っちゃったよ。奥のダイニングルームの方を見ると、中国人の団体でいっぱい! そこにも空きテーブルがあるらしいけど、入口近くのバーの脇にある、もう少し静かなテーブルに通してもらった。席に座るとすぐに、プロセッコのサービス。すごいなー、さっきの挨拶といい、サービスの印象はかなりいいなぁ。

まずは同行人と二人でリゾットをシェアして食べることにした。「ブラーノ島スタイル」と書いてあるリゾットは、この辺で獲れるギオッツィという小さな魚を使ったものらしい。ちゃんと二人分、別々の皿に注がれて運ばれてきたリゾットには何も具が入ってるようには見えないんだけど、食べてみると素晴らしい味わい! なるほど、これがギオッツィから取ったダシの味なんだね。軽すぎも重すぎることもなく、コクのあるリゾットの味わいは、今まで食べたリゾットの中で三本の指に入る美味しさだった。以前Da Fioreで食べたリゾットにはちょっと敵わないけど、その次くらいには美味しい。これはこの店、期待できるかも!

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Risotto Burano Style (€17)

僕のメインはサーディンのグリル。サーディンをシンプルにグリルしたものが、なんと11匹も皿に乗って出てきた。すごく香ばしい匂いがする。少し大きめのサーディンで骨がちょっと硬かったので、2匹目からは普通の魚のように背骨を外して食べることにした。とてもシンプルだけど、サーディン自体の味がよく味わえていい。レモンを少し絞ると爽やかな後味になって、いくらでも食べられてしまう。すごく美味しかったけど、もうちょっと凝った調理のものを頼めばよかったかな(笑)。

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Grilled Sardines (€15)

同行人はスキャンピのグリル。こちらもまた香ばしい匂いで恍惚となってしまいそう。身を殻から外すのが大変そうだけど、味はとてもしっかりしていて本当に美味しかった。やっぱりシーフードの街ヴェネツィアだけのことはあるなぁ。こういうシンプルな調理法だからこそ、素材の良さが100%味わえるのかもしれないな。

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Grilled Scampi (€25)

お腹がいっぱいになってしまったので、デザートはパス。ランチとしてはかなり高めの価格設定だけど、ヴェネツィアのシーフードの本質を味わえた感じだったので、惜しくはなかった。満杯の店内でサービスもかなり忙しそうだったけど、テーブルはちゃんとチェックしていて、サービスを待たなきゃいけないなんてことは全然なかったのがスゴイと思った。
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by seafoodie | 2015-10-10 12:30 | ヨーロッパ