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シアトル近辺の美味しいレストラン食べ歩き
by seafoodie
プロフィール
シアトル在住のAlexです。美味しいものが大好きなので、レストラン訪問記をまとめてみました。

サイトの意図や星づけに関しては、はじめにをお読みください。

シアトルのレストランをお探しの方は、下の「カテゴリ」の中から [一覧] シアトル をお選びください。

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Maialino (マイアリーノ)
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★★★☆
イタリア料理
Maialino
2 Lexington Ave
New York, NY 10010
212-777-2410

Maialinoは、Union Square CaféやGramercy Tavernなどの有名レストランを持つ、Danny Meyer氏のイタリアンレストラン。イタリアンといっても、週末にはブランチで有名な場所らしい。

場所はかなり高級な雰囲気のする、グラマシーパークの一角、グラマシーパークホテルの中に入っている。店内はカジュアルで、ブランチを楽しむ人々で賑わっていた。店を入ってすぐのところにはベーカリーがあって、様々なパンが並んでいた。これはいつもあるものなのか、それとも土・日のブランチ時だけなのか、聞かなかったのでちょっとわからない。

ブランチで有名といっても、なんとなく頭はパスタモードなので、ランチっぽいものを頼んでしまうことにした。まずアペタイザーに、僕はトマトリゾットのコロッケ。軽くトマトで味付けされたリゾットがモッツァレラチーズを包んで、さらに軽く衣をつけてコロッケとして揚げてある。カリカリの香ばしい皮と、爽やかな美味しさのトマトリゾット、それに真ん中のトロリと溶けたモッツァレラチーズのコンビネーションが最高! 一緒にトマトソースもついてきたんだけど、これは要らないかなと思いながらもつけて食べてみたら、トマトの甘さが際立って、また一風違った味わいになる。あーもう、リゾットのコロッケって、どうしてこんなに美味しいんだよー!

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Suppli al Telefono (Tomato Risotto Croquettes & Mozzarella) ($7)

同行人のアペタイザーは、ポテトの皮を揚げて、ペコリーノチーズと黒胡椒で味付けしたもの。イタリア版のフライドポテトって感じかな。パリパリの皮は香ばしく揚がっていて、中に少しだけ残っているホクホクの身と良い対比を成していた。香ばしさとチーズと胡椒がミックスされると、もう最高の美味しさ。特にこの黒胡椒の存在感がスゴくて、スパイスの一つというだけに収まらず、主役級のような気がした。

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Patatine (Potato Skins, Pecorino & Black Pepper) ($5)

僕のメインは、昨日のアペタイザーとかぶってしまうけど、パッパルデッレ。豚肉とグラナチーズのミートソースがかかっている。やっぱり僕はパッパルデッレのピロピロ感が好きなんだよな(笑)。豚肉の美味しそうな香りを放っているソースがパスタの表面をネットリと包んで、口の中でイタリアの音楽を奏でている。Babboに比べると、もう少し家庭的な味わいかもしれない。

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Pappardelle alla Bolognese (Pork Ragu & Grana) ($23)

同行人はトンナレッリを注文。ペコリーノチーズと黒胡椒だけの、とてもシンプルな料理。トンナレッリはとてもモチモチしていて、この感触はうどんに通じるところがある。イタリアのオルヴィエートで食べたウンブリケッリと雰囲気が似てるかな。味付けがシンプルなだけに、パスタの美味しさを100%楽しめる。こういうシンプルなパスタも僕は大好きだ。でも同行人は、同じような味付けのものをアペタイザーとメインで頼んでしまったので、ちょっと失敗したと言っていた。

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Tonnarelli a Cacio e Pepe (Pecorino & Black Pepper) ($16)

さすがDanny Meyer氏経営のレストランだけあって、安心して美味しいと言えるイタリアンだった。
by seafoodie | 2014-01-26 11:00 | 北アメリカ(シアトル以外)
Gramercy Tavern (グラマシー・タバーン)
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★★★★
アメリカ料理
Gramercy Tavern
42 E 20th St
New York, NY 10003
212-477-0777

Gramercy Tavernは、Union Square Caféや人気のバーガーショップShake Shackを持つ、Danny Meyer氏の老舗レストラン。絶大な人気を誇っていて、「ニューヨークで一番ポピュラーなレストラン」に、ほとんど毎年のように選ばれている場所らしい。3年近く前、世界一周旅行をしていたときにトルコのカッパドキアで偶然出会って、彼らがGramercy Tavernで働いているということを聞いたんだった。ニューヨークで行ってみたいレストランの一つだったので、話が弾んでしまった。今度ニューヨークを訪れることがあったら、絶対に行きたいと思っていた。これはもう何かに呼ばれているとしか思えない(笑)。

フラットアイアンビルの近くは、多くの素晴らしいレストランでひしめき合っていて、Gramercy Tavernもその一角にある。実はこのレストランには二つの顔が存在する。一つは僕らが今回訪れたフォーマルなダイニングルーム、もう一つは“Tavern”と呼ばれる少しカジュアルなレストラン。Tavernの方には賑やかなバーもあり、平日の早い時間から満杯になるという人気ぶり。メニューはダイニングルームとは少し違うらしい。予約ができないんだけど、入り口はTavernのテーブルを待つ人で溢れかえっていた。

ダイニングルームの方の価格設定は、3コースメニュー$92、テイスティングメニュー$120。テイスティングメニューも面白そうだったんだけど、メインが鹿肉で今夜はその気分ではなかったので、3コースメニューにした。アペタイザーとメインをそれぞれ6種類くらいの中から選ぶことができる。

注文したアペタイザーが出てくる前に、サービスでキャロットスープが出てきた。爽やかな甘さのスープで、ニンジンのエグさは微塵もない。上にパラッとかけてあるチリペッパーフレークが程よい辛さを出していて、最後まで飽きることなく堪能できた。中に入っているロブスターも、ニンジンの甘さを身にまとって、最高に美味しかった。

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Carrot Soup (Lobster, Radish and Tarragon)

僕のアペタイザーはロブスターのパッパルデッレ。ピロピロとしたパッパルデッレは、Babboで食べたラビオリを思わせる美味しさ。ロブスターの甘味、チョリソーの深い味わい、パスタの滑らかな食感が、全部一体となって味覚を刺激する。本当に美味しくて、嬉しくなってしまう。ムール貝も入っていて、悪くはないんだけど、これだけはちょっと味の方向性が違う気がした。

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Lobster Pappardelle (Chorizo, Scallions and Mussels)

同行人はマッシュルームのカスタード。洋風茶碗蒸しのような感じでビックリした。スープの下にはマッシュルームで作ったカスタードがあって、上にはウニ、ゴボウ、それにサンチョークのチップスが乗っている。カスタードをスープごとすくって食べてみると、卵の優しい味わいにマッシュルームの滋味あふれる味が加わって、ため息が出るほど感動してしまう。どこまでも柔らかな味わいで、体の緊張もほぐれていくよう。またゴボウとサンチョークのチップスが、いい風味をつけてるんだ。ウニも出しゃばらずに、スープとカスタードの旨みを後ろからバックアップしている感じ。こういうウニの使い方、僕は大好きだ。

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Mushroom Custard (Sunchokes, Sea Urchin and Pickled Burdock)

ここでまたサービスの料理が二品も出てきてしまった。まずは燻煙されたアークティックチャー。ハマチのような深い味わいで、日本人として笑顔になってしまう感じ。スモークドって書いてあるけど、あまり燻煙の匂いはしないなぁ。変にいじらずに、素材の良さを100%出している感じ。ここのシェフは、かなり手を加えた料理も、こういうシンプルな料理も、どちらも上手いみたいだ。こんな風にその両サイドを体験させられると、改めてシェフの腕の良さがわかってしまう。

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Smoked Arctic Char (Hazelnuts, Parsnips and Quinoa)

もう一つは帆立。表面は香ばしく中はシットリの、理想的な仕上がり。帆立の濃い旨みに加えて、ソースからは柑橘系な風味が漂ってくる。最初は少しだけ場違いな気がしたけど、改めて味わってみるとこういう感じも悪くない。帆立はシーフードの中では味が濃い方なので、こんな軽い感じのソースは、その雰囲気をガラッと変えてくれて面白い。

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Scallops

僕はメインにチキンを頼んだ。普段なら「チキンの料理はつまらない」っていう先入観があるから頼まないんだけど、今回は胃が疲れていたこともあってか、軽いものを食べたくなってしまった。それにソーセージもついてくるというのが嬉しい。チキンの皮はパリッと、でも脂が抜けてしまわない程度に調理してあって、食欲をそそる香ばしさを放っている。それにこのチキンの身の味が濃いこと! これってもしかしたらビーフよりも味があるかも?と思わせてくれるような濃厚な味が、皮の香ばしさと一緒になって、味覚を包んでくれる。チキンの料理でこれほど感動するとは思わなかった。ソーセージもチキンから作ってあって、フワフワで旨みもいっぱい詰まっていて、これも最高だった。所々に見える茶色と灰色の間くらいのものは、なんと蕎麦で作ったダンプリング。ニョッキの蕎麦バージョンといった感じで、これも楽しませてくれた。

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Pasture Raised Chicken & Sausage (Apples, Kohlrabi and Buckwheat Dumplings)

同行人のメインは仔羊。これにも仔羊肉のソーセージがついてきた。ソースはシンプルで軽く、でも仔羊肉の旨みを高めてくれる感じで、これもウットリしてしまう美味しさだった。仔羊肉のソーセージは、当たり前だけどチキンのソーセージとは似ても似つかぬ味で、すごくよかった。こんな風に、サイドディッシュにまで味の冒険をさせてくれるレストランは、本当に大好きだ。

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Roasted Lamb & Braised Shoulder (Sunchokes, Bok Choy and Hen of the Woods Mushrooms)

デザートの前に出てきたのが、「リンゴのコンソメ」と呼ばれるもの。リンゴジュースの重い甘さがなく、爽やかなリンゴの香りと味で、口の中をサッパリさせてくれる。泡はもう少し砂糖を加えてあるのかな。下のコンソメよりもネットリした感じで、そのコンビネーションがまた面白かった。

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“Apple Consommé” with pomegranate

さて、デザート。どれも美味しそうなんだけど、今日は甘いもので締めくくりたい感じじゃない。デザートの代わりにチーズを3種類ずつ頼んでもいいですよと言われたので、二人ともそうしてしまうことにした。臭みのあるドッシリしたチーズ、ブルーチーズ、クリーミーなチーズなどの好みを伝えて、持ってきてもらうことにした。薄切りのパンも3種類出てきて、それに乗せて食べることができる。どれもドンピシャの美味しさで、最高のデザートになった。

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Cheeses

最後にはプチフールと、お土産のマフィンまで貰ってしまった。

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Petit Four

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お土産のマフィン

いやはや、やっぱりニューヨークで一番ポピュラーだというのもダテじゃない。全てに手抜きをすることなく、客の味覚を楽しませようという意気込みに溢れている料理ばかりで、安心と感動のどちらも満たしていた。Eleven Madison Parkほどユニークさや奇抜さはないけど、一つひとつの料理として考えると、Gramercy Tavernの味付けの方が個人的には僅かながら優っているような気がした。それにしても、このレベルのレストランがごろごろ転がっているニューヨーク、本当に羨ましい!
by seafoodie | 2014-01-25 19:00 | 北アメリカ(シアトル以外)
Babbo (バッボ)
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★★★½
イタリア料理
Babbo
110 Waverly Pl
New York, NY 10011
212-777-0303

Babboは、アメリカのFood Channelで有名なMario Batali氏によるイタリアンレストラン。彼のお父さんはシアトルでSalumiを経営していて、Mario Batali氏も時々シアトルにやってくるとの噂を聞く。このBabboには前から来たかったんだけど、予約が取りにくいのがネックになって、今まで訪れることができなかった。

Babboはワシントンスクエアパークからすぐのところにある。ランチは11時半開店なので5分くらい前に行ってドアの前で待っていたら、店のすぐ前にバイク(ベスパ!)を止めて、ドアをバンバンと叩いて開けてもらって、中に入って行った人が。……あれ? 今の、Mario Batali氏じゃなかった?? 同行人によると、トレードマークともいえるオレンジ色のクロックスも履いていたらしい。僕らが店に入ってすぐにまた出て行ってしまったけど、同行人「気をつけてねー」、Mario Batali氏「ありがとー!」だけの会話ができて、同行人は喜んでいた。

さて、イタリアンということでもう少しカジュアルな店内かと思っていたんだけど、これは全然カジュアルな雰囲気じゃない。ジャケットは着ていたけど、ランチとはいえジーンズで入るのがちょっと恥ずかしかったほど。店の人は気にせずに笑顔で迎えてくれたけど、やっぱりここはきちんとした服装で行くのがいいみたいだ。

4コースからなるランチメニューは$49なんだけど、ちょっと胃が重い感じがしたので、アラカルトからアペタイザーとパスタだけを頼むことにした。

最初にサービスとして、ヒヨコマメのクロスティーニが出てきた。これは美味しかったけど、特筆するほどのものじゃないな。ヒヨコマメはホックリ、パンはカリカリで、まさに見た通りの味だった。

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Crostini with Chick Peas

僕のアペタイザーはアルグラのサラダ。山盛りのアルグラにビックリした。味付けは薄切りのパルミジャーノにバルサミコ酢がメインと、とてもオーソドックス。ドレッシングの酸味と塩味の加減がちょうどよく、アルグラの強い味を抱きとめていた。噛んでいくうちに、口の中はアルグラのスパイシーさでいっぱいになる。ローストされたパンプキンシードなのかな、時々口の中で香ばしい味と香りを与えてくれて、一本調子な味ではなかった。ローストされたサンチョークが脇についていて、これはちょっと甘めの小芋といった感じの味で、とても美味しかった。でも量が多すぎ! 半分くらいしか食べることができなかった。

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Arugula Salad with Roasted Sunchokes, Parmigiano and Aceto Tradizionale ($15)

同行人はコッパにモッツァレラチーズが乗ったものを注文。コッパは“Salumi”と書いてあるところを見ると、シアトルのお父さんの店から来たものかもしれない。豚の美味しさを上品に凝縮したようなコッパと、どこまでも優しい味わいのモッツァレラチーズのコンビネーションは、想像していたよりもピッタリと合ってビックリした。コッパの上にはレッドペッパーのフレークとブレッドクラム(パン粉)が少し乗っていて、とても面白い歯触りを与えてくれていた。

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Mozzarella di Bufala with “Salumi” Coppa ($14)

僕のメインはアサリのリングイーネ。これは僕の大好物。ほとんどのイタリアンレストランで目にするアイテムなので、そのクオリティを比較することができる。完璧アルデンテのリングイーネに、ちょっとだけピリ辛のソースとアサリ。ソースは確かに今まで食べた同じ料理に比べて、頭一つ飛び出て美味しい。グチャッと味が混ざってしまわずに、とてもピュアな感じなんだよね。だからといって味が薄いわけではなく、旨み成分は溢れんばかりにあるし。イタリアンパセリは個人的にあまり好きじゃなかったんだけど、この料理を食べて初めて「なるほど!」と思った。確かにこの料理には抜群に合う。パセリがなければ同じような味の続きになってしまうところで、口の中で味のコントラストを作ることで、ソースの旨さを際立たせているような気がした。最高に美味しかった!

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Linguine with Clams and Hot Chiles ($19)

同行人は牛の頬肉のラビオリ。カステルマーニョチーズに、黒トリュフがかかってきた。口に運ぶときに、まず鼻に抜けるのはトリュフの魅惑的な香りとカステルマーニョのチーズの香り。ピロピロとした感触のラビオリは、噛むときのクニュッとした感じがたまらない。中からはビーフの美味しさがいっぱいに詰まった頬肉が流れ出してきて、口の中はもう小宇宙状態。うきゃー、美味しすぎるー! なんだか自信に満ち溢れた味で、もう最高だった。

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Beef Cheek Ravioli with Black Truffles and Castelmagno ($20)

デザートはあまり重いものは食べられそうにないので、無難にジェラートを注文。3種類のフレーバーが選べるというので、僕はバニラ、メープル、エスプレッソを選択。どれも最高に美味しかったんだけど、メープルは想像通りちょっとだけ甘すぎる感じだった。バニラは基本を抑えてそれ以上の素晴らしい味で、エスプレッソはこれだけいくつも食べたくなるような、僕の好みに100%合った味だった。

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Gelati ($12) Vanilla, Maple, Espresso

いやはや、本当に堪能した。今回はランチだったけど、今度ニューヨークに行く機会があったら、ぜひディナーに挑戦したいと思う。
by seafoodie | 2014-01-25 11:30 | 北アメリカ(シアトル以外)
Eleven Madison Park (イレブン・マディソン・パーク)
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★★★★
アメリカ/フランス料理
Eleven Madison Park
11 Madison Ave
New York, NY 10010
212-889-0905

Eleven Madison Parkは以前ニューヨークに行ったときには聞いたことのない名前だったんだけど、いきなり僕のレーダーに現れた。ミシュラン三ツ星、Gayotで18点、World’s Top 50 Restaurantsでは、なんとNo.5に位置するレストランらしい。以前はGramercy Tavernと同じオーナーが経営していたらしいんだけど、いつからか独立したらしい。ネットでもかなりの評判だったので、今回のニューヨーク旅行の目玉的な存在だった。

ここの店で出すものは、一人$225のコースメニューのみ。しかも選ぶ余地がほとんどない。嫌いな食材やアレルギーなどは避けてくれるけど、他はすべてシェフ任せということになる。飲み物別で$225というのは、今までで一番高いコースメニューの一つだけど、人生に一度くらいはいいんじゃないかな(笑)。

店内は天井が高く、白と茶系統をベースにしたインテリアで、素晴らしく高級感があるのに変に肩を張らずに済む安心感もある。ゴテゴテと飾り付けずにシンプルかつエレガントに、というモットーが感じられた。スタッフの対応も、このクラスのレストランにしては過剰なくらいフレンドリーで、嬉しくなってしまう。

席に着くと、テーブルの上には白い封筒と小さなナイフが置いてあるのに気づいた。にこやかなスタッフが、「まず最初の選択をしていただきます。その封筒をナイフで開けて、中のカードの4つの選択肢の中から、一番自分に訴えかけてくるものを切り取ってください」と説明する。カードには、メープル、クランベリー、フェンネル、アップルの4種類の型があり、指で押して切り取ることができる。これが何に使われるのか全く謎だけど、4種類のうち3つは甘い感じがするので、僕はフェンネルを選んだ。さて、これが何に使われるのか。食べる前からドキドキしてしまう。

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この選択は一体どう使われるんだろう?

その後、糸で結ばれた白い箱が出てきた。中を見ると、白と黒のチョコレートを乗せたようなクッキーが入っている。最初からクッキー??と思っていると、スタッフが「甘くないですよ」と教えてくれた。食べてみると、なるほど本当に甘くない! チョコレートのように見える部分は実は違っていて、口の中にはチェダーチーズのような風味がフワッと広がる。これはグジェとかチーズクッキーみたいな美味しさだ。最初から肩すかしを食らわされた感じで、笑ってしまった。

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Cheddar: Savory Black and White Cookie with Apple

次は牡蠣にビシソワーズとキャビアがついたもの。シアトルの美味しい牡蠣も自慢だけど、この牡蠣もまたプリプリしていて、味が濃くてビックリ。ビシソワーズがまるで絹のような優しい味わいで牡蠣の味を包み込んで、もう最高。あまり牡蠣はいじりすぎない方が好きだけど、この一品には脱帽だった。

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Oyster: Vichyssoise and Caviar

牡蠣の次は帆立。リンゴ、松、シログワイに漬け置きしてあったものらしい。上にはリンゴの「雪」がかかっている。レストラン業界では一時期「泡」が大流行りだったけど、「雪」に移行したみたいだ。帆立のしっかりした味わいはそのままで、それに爽やかなリンゴの風味がたなびく感じ。シログワイとかって聞いたこともなかったんだけど、別に変わった風味は感じられなかった。帆立の甘さを引き出す役目だったのかな。

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Scallop: Marinated with Apple, Pine, and Water Chestnut (apple snow)

次は丸い板の上に、まるで白いロールケーキのようなものが出てきた。これは骨で、骨髄の部分に食べるところが詰まっているらしい。キャビア用の備え付けのスプーンで真ん中をほじくると、白いクリームのようなものの下にはビーフのタルタルとキャビアが詰まっていた。生の牛肉の美味しさに、キャビアの塩味、それに燻煙された骨髄の何ともいえない旨みが重なって、ナニコレー!と踊り出したくなるような美味しさ。シンプルながらに感動させてくれた。

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Beef: Tartare with Caviar and Smoked Bone Marrow

次は木の板の上に、パンが一枚。それにはマスタードがポツポツと置いてあって、周りにはピクルスや野菜がある。それとは別に、固形燃料で温められている銀の容器には、ビーフのパストラミ。「ニューヨークといったらサンドイッチが有名です。我々のバージョンのサンドイッチをお楽しみください」とのこと。「サンドイッチといえばソーダ」らしいので、小さ目の瓶にコーラのような色のソーダも入ってきた。パンの上に肉を乗せて、好みでピクルスや野菜も加えて、ナイフとフォークで食べる。あー、なるほど。これはデリの味だ!パストラミとライ麦パンにマスタードの味が本当に良く合う。このピクルスも見事。少し甘めで、酸味がきつすぎることもなく、とても美味しかった。ソーダはコーラっぽいんだけど、もっと軽い感じ。それにフェンネルが入っているらしい。最初のカードでの選択が、ここに使われたのかな。味も最高だったけど、こんなプレゼンテーションは他のレストランでは体験したことがない。

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Beef: Pastrami with Pickles, Rye, Mustard, and Fennel

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こんな風にオープンサンドイッチにして食べる

パンは焼きたてのクロワッサン。無塩バターとアヒルの脂から作ったバターがついてきた。無塩バターには、一緒に来た海塩をつけて食べると最高。アヒルのバターはどっしりとしているけど、少しも臭くない。アヒルのいい風味だけが感じられた。

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フレッシュなクロワッサン、無塩バターにアヒルの脂のバター

さて、次はフォアグラのコース。ここでまた選択の余地があった。二種類の料理法があって、焼かないものと焼いたものがあるという。僕は焼かないもの、同行人は焼いたものを頼んだ。

僕の焼かない方は、サンチョークと一緒にキュア(保存処理)したものをスライスして、クルッと巻いたもの。まるでスライスチーズのような見目なんだけど、口に入れるとそれがまるでバターのように溶けて、フォアグラの深い旨みが口の中に溢れ出す。うっわー、美味しいぞー! 臭みは全くなし。フォアグラはそれほどファンではない僕も、これは心の底から美味しいと感じられた。サンチョークを揚げたものも、口の中をサッパリさせてくれてとてもよかった。

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Foie Gras: Cured with Sunchokes and Fermented Mustard Greens

焼いたものは、サンチョークとヘーゼルナッツが使ってある。表面はカリッと香ばしい匂いを放っていて、中はクリームのよう。これは結構色々なレストランで食べられる味だけど、やっぱりクオリティは最高だった。臭みが全然ないってのは見事だと思う。

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Foie Gras: Seared with Sunchokes, Hazelnuts, and Solera Vinegar

いきなりテーブルに大きな古い本が置かれてビックリした。“The Cook Book of the Waldorf”と書いてある。それと同時に運ばれてきたカートにはサラダの材料が乗っていて、どうやらウォルドルフのサラダを目の前で作ってくれるらしい。リンゴを機械でシャリシャリと千切りにした後、特製マヨネーズと混ぜ(同行人はマヨネーズがだめなので、ヨーグルトベースのソース)、クランベリーやクルミをトッピングして、最後にブルーチーズの薄切りを乗せて出来上がり。リンゴの爽やかさとクルミの甘さが最高に合う! ブルーチーズのアクセントも素晴らしい。

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目の前でサラダを作ってくれる

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Apple: Waldorf Salad with Celery, Cranberries, and Walnuts

サラダを食べ終わると、サーバーが皿を持ち上げる。と、そこにはグラノーラが入ったボールがあるじゃないですか! サラダが来た時、なんかデカい皿だなと思ったけど、こういう事だったとは。スプーンの上には液体ヨーグルトが乗っていて、それでグラノーラを食べるととても美味しかった。こういう演出がスゴすぎるんですけど!

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皿の下にはグラノーラが!

お次はシーフードのコースで、ロブスター、マテ貝、ウニが乗ってきた。ロブスターは臭みが一切なく身が甘くて最高だし、ウニには微かに甘いゼリーの薄切りが乗せてあって面白かったし、マテ貝も旨みでいっぱいで、それぞれに最高に美味しかった。不満な点は何ひとつ見つからなかった。

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Lobster: Poached with Razor Clam, Sea Urchin, and Kale

次の皿が出てきたとき、材料の説明は前と全く同じ。え?! 材料は一緒で別バージョン! 今度はロブスターは殻から取り出してあって、マテ貝も一緒に、ウニで作った泡がかけてある。僕はウニはそのまま食べるよりも、こんな風にソースっぽく使ったのが大好き。香ばしいような旨みでロブスターとマテ貝の身を包み込んで、一つ前の料理とは似ても似つかない味に変身していた。このレストラン、どこまでビックリさせてくれるんだよう!

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Lobster: Poached with Razor Clam, Sea Urchin, and Kale (別バージョン)

次はセロリの根に黒トリュフのソースをかけたもの。大根のような、でもそれよりももっときめ細かな感じで、滋味溢れる味にトリュフの香りがミックスされて、恍惚となってしまう。

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Celery Root: Braised with Black Truffle

次はいよいよ肉のコースらしい。サーバーが丸焼きのアヒルを持ってきた。「これからこのアヒルをお楽しみいただきます」と言って、その丸焼きは下げてしまった。最初に来たのは、アヒルのスープの容器の上に、アヒルのソーセージとグリュイエールチーズが乗ったもの。スープは、よく中華であるようなアヒルのスープとは違って、あの重い臭みが全くない。どこまでも軽く、アヒルの旨みを凝縮した味が全ての味蕾を刺激する。上のソーセージとチーズも、ほんの一口二口。スープよりは少しだけ重いアヒルの味が感じられて、これから運ばれてくるアヒル肉の期待が大きくなっていく。

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丸焼きアヒル!

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Duck: Broth with Sausage and Gruyêre

アヒル肉の本番は、まるでチーズのように三角形に切られて出てきた。パリパリの皮の下はしっとりとした脂、その下はジューシーな肉。今までに味わったアヒル肉の中で、一番上品に感じた。ラベンダーと一緒にローストしてあるらしいけど、香りはほんの僅か。でもこういうところでアヒル独特の臭みを除去しているんだろう。

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Duck: Roasted with Lavender, Honey, and Rutabaga

肉料理が終わって、かなりお腹はいっぱい。「ピクニックはいかがですか?」と、テーブルにピクニックバスケットが置かれた。バスケットの中にはプレッツェル、ドライフルーツ、オニオンペースト、それにグリーンスワードチーズとビール! 中の皿は陶器なんだけど、まるで紙の皿のように曲がったりしてる。あーもう、この店はどこまでサプライズさせてくれるんだろう! グリーンスワードチーズは、まるでリバロのような重さがあるんだけど、かなりクリーミーで、香ばしいプレッツェルととても良く合う。それにまたこのプレッツェルにビールがよく合うんだ! 軽いビールは、肉で重くなってしまった口をリセットしてくれるみたいで、最高だった。でもあまりにもお腹がいっぱいだったので、ドライフルーツもオニオンペーストも一口ずつくらいしか食べられなかったのが残念だったな。

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テーブルの上にいきなりピクニックセットが置かれた

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Greensward: Pretzel, Onion, and Dried Fruit (ピクニック)

次はまたこれでもかというような演出。ケーキをテーブルに持ってきて、鍋の中のラムに火をつけて、スプーンでケーキの上にかけて外側を焼いてくれる。これはベイクド・アラスカと言われるケーキで、以前アラスカクルーズに行ったときに同じように作ってくれたんだけど、やっぱり目の前で青紫色の炎がケーキを包み込むのを見るってのは、最高に迫力があった。これはこのままは出さずに、後で切って持ってきてくれるらしい。

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ベイクド・アラスカを目の前で作ってくれる

最初のデザートはスイートポテトのカードに、エスプレッソのメレンゲとオレンジシャーベット。それぞれに違う方向の美味しさで、口の中がサッパリする感じだった。特にエスプレッソのメレンゲはフワフワで、こんなに軽いメレンゲは初めてのような気がした。

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Sweet Potato: Curd with Espresso Meringue and Orange Sorbet

デザート第二弾は、さきほどのベイクド・アラスカ。ほんの一口だったけど、お腹がいっぱいだったのでこれは嬉しかった。ラムの美味しさをたっぷりと吸ったクリームは、焼けたところからキャラメルのような香りを放っている。皿に塗られたソースはフェンネル。最初のカードでの選択は、ここにも使われたようだ。

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Vanilla: Baked Alaska with Rum, Raisin, and Fennel

最後はチョコレートを纏ったプレッツェルにアップルブランデー、それと最初のクッキーの箱と全く同じものが出てきた。でも今度のクッキーは見目は同じでも、シナモンの香りがして甘くて美味しい。アップルブランデーは、まるでグラッパのような感じで、味覚を綺麗にすると同時に消化も助けてくれるよう。チョコレートのプレッツェルも美味しかった!

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Pretzel: Chocolate Covered with Sea Salt (Apple Brandy)
Chocolate: Sweet Black and White Cookie with Cinnamon

食事が全て終わった後は、グラノーラの瓶詰がお土産として出てきた。

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お土産にグラノーラのシリアル

いやはや、こんなにもサプライズを体験するとは思いもよらなかった。料理のクオリティが最高なのはもちろん、「どうしたら客を喜ばせることができるか」というテーマに、全ての面から挑戦しているような姿勢に感服した。今までの人生の中で経験した素晴らしいレストラン体験の中で、間違いなくベスト3に入る場所だ。一人$225というのはかなり敷居が高いけど、一生に一度はEleven Madison Parkをぜひ体験していただきたい。これはもう、ただの食事じゃない。エンターテイメントだ。
by seafoodie | 2014-01-24 19:00 | 北アメリカ(シアトル以外)
Aquavit (アクアヴィート)
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★★½☆
スカンジナビア料理
Aquavit
65 E 55th St
New York, NY 10022
212-307-7311

Aquavitはミシュラン一つ星を持つ、スカンジナビア料理の店。ちょっと変わった趣向もいいかなと思って、プランに入れてみた。

ここは以前三ツ星だったらしく、その頃はジーンズ禁止などのドレスコードがあったらしいけど、今は特に制限はないらしい。店内はかなり高級で、スカンジナビアのデザインとレトロ調の融合した、とても落ち着いた雰囲気を醸し出している。だからやっぱりランチでも、ジーンズだと居心地が悪いかもしれない。

ここでは3コースのプリフィックスメニューが$42。アペタイザーとメインは二種類の中から選ぶことができる。個人的に食べたいものばかりだったので、コースで行ってみることにした。

アミューズブーシュとしては、チーズを薄く焼いたものに亜麻仁(フラックスシード)を付けたもの。ゴマのような歯触りと香ばしさに、とても奥深いチーズの味わいがとても合う。一人一枚だけだったんだけど、三枚くらい食べたいくらいだった。

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アミューズブーシュの一品

僕のアペタイザーはシュリンプ・スカーゲン。エビや玉ねぎなどをディルの入ったマヨネーズで和えて、それをライ麦パンの上に乗せたもの。ディルのマヨネーズはそれほど重くなく、エビの甘味とよく合ってとても美味しかった。下にあるパンも一緒に切って食べると、ライ麦パンの黒砂糖のような甘い香りが加わって、また違った印象を楽しめる。ただ、ずっと食べていると飽きてくる味でもある。軽いとはいえ、やっぱりマヨネーズベースだからなんだろうか。半分くらい食べただけで、後は残してしまった。

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Shrimp Skagen (Danish rye, dill mayonnaise)

同行人はキュウリとディルのサラダ。上にはバターミルクの「雪」がかかっている。バターミルクには少し酸味も加えてあるらしく、キュウリは爽やかな塩味と少しの酸味がして、まるで浅漬けを食べているかのよう。この爽やかさがとても美味しかった。

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Dill and Cucumber Salad (kale, radicchio, buttermilk)

僕はメインにスウェーデン風ミートボールを注文。僕はこのスウェーデン風ミートボールが大好物なんだけど、これにはリンゴンベリー(コケモモの一種)が山ほどかかっていて、ちょっとゲゲッと思ってしまった。ミートボールはちょっと軽いけど、なかなかの美味しさ。ただやっぱりリンゴンベリーのせいで、全体的にかなり甘くなってしまっていたのが悔やまれた。端に除けても、この甘味から逃れることはできなかった。シャントレルマッシュルームもふりかけてあるんだけど、ソースとリンゴンベリーの狭間で、ほとんど味も香りも感じられなかったのが残念。全体的に少し考えすぎな気がした。

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Swedish Meatballs (lingonberry, chanterelles, cream sauce)

同行人のメインは、スカンジナビアのブイヤベース。普通のブイヤベースのように、シーフードと一緒に煮込まれているものと思いきや、クリームソースの上に様々なシーフードを乗せただけのものらしい。帆立もサーモンも美味しかったけど、なんだかクリームソースが重い感じがして、これもずっと食べていると飽きてしまう味のような気がする。同行人は帆立が最高に美味しいと言っていたけど、結局半分くらい残してしまっていた。

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Scandinavian Bouillabaisse (seafood, celery, parsley aioli)

デザートはキャラメルのパンナコッタ。このデザートは選択の余地がなかった。キャラメルということで、僕の苦手な塩味と甘味が混ざった味が来るかなと思っていたら、まさにその通りだった。日本では塩キャラメルとか流行ってたし、シアトルでも塩キャラメルアイスクリームが話題になってたりしたけど、僕にとってはあまり好きな味ではない。パンナコッタ自体はかなりモッチリしていて、重く感じてしまうのも残念。一緒についてきたダークチョコレートのアイスクリームも、僅かな酸味が僕にとっては余計に思えた。

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Caramel Panna Cotta (dark chocolate, raspberry, pistachio)

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サービスの食後のクッキー

雰囲気もサービスもよかったし、面白い体験だったけど、僕の好みの味の方向からは随分外れていて、ニューヨークで食べたものの中で一番のガッカリになってしまった。ミシュラン三ツ星時代は一体どういう味付けだったのか、とても興味がある。
by seafoodie | 2014-01-24 11:45 | 北アメリカ(シアトル以外)
ABC Kitchen (エイ・ビー・シー・キッチン)
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★★★½
アメリカ料理
ABC Kitchen
35 E 18th St
New York, NY 10003
212-475-5829

ABC Kitchenは、有名フレンチレストランJean-Georgesのシェフ/オーナー、Jean-Georges Vongerichten氏によるカジュアルレストラン。ニューヨークだけでも10軒以上のレストランがあるらしい。

本当なら最近オープンしたABC Cocinaというスペイン料理版の店に行こうとしていたんだけど、友達が誰かに予約を頼んで、その人が間違ってABC Kitchenに予約を入れてしまったらしい。二軒は隣あってるし、どちらの店も大評判なので、ABC Kitchenでのディナーでも全然構わない。

平日の6:30という早い時間帯なのに、店内は満席でワイワイと賑わっていた。客層は20代から30代が多いかな。木材を上手く使ったインテリアには、むき出しの電球がよく似合う。とてもカジュアルな雰囲気だけど、変にチープな印象は全くない。

一緒に行った友達は、ニューヨークでも有名なレストランGramercy Tavernに勤めている。この辺りのレストランはかなり家族的な繋がりがあるらしく、彼らが一緒にいたお蔭で、ABC Kitchen、ABC Cocina、どちらのシェフも出てきて挨拶してくれたり、いくつもサービスの料理が出てきたりした。なんだかVIP待遇みたいな感じで、すごく嬉しかった。

まず最初にサービスとして出てきたのは、バターナット・スクワッシュというカボチャのようなものをローストして、パルメザンチーズとカボチャの種を散らしたもの。塩で味付けをしてあって、バターナット・スクワッシュ自体は甘いので、そのコンビネーションがとても美味しかった。この塩と甘さのコンビの味、記憶にあるなぁと思ったら、昔日本で大好きだった「アスパラガス」というお菓子っぽいんだ。軽い甘さがとてもいい。

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Roasted butternut squash with parmesan and pumpkin seeds

僕はアペタイザーにカリフラワーをローストしたものを頼んだ。上に目玉焼きが乗っている。表面が黒くなるまでローストされたカリフラワーは、香ばしい甘い香りを放っていて、食べると焦げた場所から微かなキャラメルのような甘さを感じる。しっかり調理してあるにも関わらず中は瑞々しく、飽きの来ない味で楽しませてくれた。目玉焼きはかなり唐突な気がしたけど、なるほど半熟の黄身にカリフラワーをつけると、また違った美味しさが見えてくる。大胆なようで、緻密な計算がなされているようだ。

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Roasted cauliflower, onion and walnut crumbs, fried egg ($17)

またまたレストランからサービスの品。これはヒラメの刺身。それにオリーブをつぶしたものとレモンをかけてあって、胡椒とディルを散らしてある。繊細なヒラメの味を壊してしまわないような、デリケートな味付け。白身魚の味に、オリーブの風味とディルの匂いって合うものなんだなぁ。なかなか美味しかったけど、やっぱり日本人の僕としては、この上から少しだけ醤油を垂らしたくなってしまった。

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Shaved raw fluke, crushed olives, lemon and chilies

メインには、カリカリの豚肉コンフィ。表面はカリカリで、肉と一緒に食べると豚肉の旨みが口いっぱいに広がって、ため息が出てしまう。上に乗っているのは、なんとベーコンから作ったマーマレード。ベーコンの味と香りに、微かな甘味もついていて、なるほどこれはマーマレードのようだ。アメリカでは豚肉には甘いソースをつけて食べることが多いので、こういう感覚もとても面白い。気分によって一口ずつマーマレードをつけたりつけなかったりして、一口ごとに違う風味を楽しんでいた。

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Crispy pork confit, braised turnips and smoked bacon marmalade ($34)

メインと一緒に出てきたサービス品は、ケールのサラダ。ケールを細切りにしてあって、レモンベースのドレッシングをかけたシンプルなもの。あまり個人的にケールのファンではない上に、ドレッシングの酸味がちょっと突き出た感じだったので、あまり食べなかった。でも豚肉で重くなった舌を蘇らせてくれる感じで、いい箸休めだったな。

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Kale salad with lemon, serrano chilies and mint

デザートは3品頼んで、みんなでシェアして食べることにした。ドーナツ、キャロットケーキ、チョコレートケーキの3品。ドーナツはやはり、道端のドーナツ屋の味とは雲泥の差。それぞれに味の構成も違えば、テクスチャも違っていて、食べていて楽しくなってしまう。キャロットケーキは、クリームチーズをフロスティングに使ってあって、上品で控えめな甘さとクリームチーズの味がとても良く合っていた。チョコレートケーキも甘さ控えめで最高!

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Seasonal doughnuts ($13) / Brown butter carrot cake, cream cheese frosting ($11) / Chocolate cake, malted chocolate ganache, toasted marshmallow icing ($11)

なるほど、人気がある店だけのことはある。全ての料理にちょっとしたヒネリが入っていて、結構ユニークなレストランという印象を受けた。友達と大勢でワイワイできるカジュアルな場所だし、それにクオリティも素晴らしいし、これで成功しないわけがない。ニューヨークの超有名シェフは、やっぱりツボを押さえてます。今度ニューヨークに行ったときには、姉妹店ABC Cocinaをぜひ経験してみたい。
by seafoodie | 2014-01-23 18:30 | 北アメリカ(シアトル以外)
Café Boulud (カフェ・ブールー)
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★★★★
フランス料理
Café Boulud
20 E 76th St
New York, NY 10021
212-772-2600

Café Bouludは、ニューヨークで有名なフレンチレストランDanielのシェフ/オーナーDaniel Boulud氏による、少しカジュアルなレストラン。…だと思ってたんだけど…

中に入ってみると、かなり高級感ビシバシじゃないですか! 「カフェ」が名前についてるからビストロ的な雰囲気なのかと思っていたら、その予想は見事に外れてしまった。ジャケットは着てたんだけど、ジーンズだったから少し恥ずかしかったな。店の人は全然気にしていないようだったけど。ここの店は現在時点で、ミシュラン一つ星、Zagatでは27点、Gayotでは17点を獲得している。

ランチには2コース$37、3コース$43のお得なセットがある。僕はあまりデザートのファンではないので、アペタイザーとメインの2コースで行くことにした。

アミューズとして出できたのが、トリュフリゾットのコロッケ。昨日のBouleyでもトリュフをたくさん使ってたけど、そういえばトリュフは旬なんだよね。香ばしいサクサクの皮を噛み破ると、中から飛び出てくるネットリとしたリゾット。それと同時に嗅覚を刺激する、僕の大好きなトリュフの香り。強すぎず、弱すぎず、リゾットの美味しい味わいを優しく包み込む。アランチーニといい、リゾットのコロッケは僕の大好物になってしまった。

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トリュフリゾットのコロッケ

アペタイザーはセロリの根のスープ。セロリの根って、こんな味なんだ! まるでポテトのポタージュのような感じなんだけど、微かに甘味がある。どこまでも優しい味で、氷点下の気温で凍りついた体を、芯から溶かしてくれるよう。酢漬けのマッシュルームが時々爽やかなアクセントを与えている。やっぱりスープとかポタージュとかって、シェフの腕の見せ所だよね。不満な点は何一つ見つけられなかった。

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Celery Root Velouté (shaved chestnut, pickled mushrooms, celery leaves)

メインは舌平目。レモンベースの味付けで、さっとフライパンで焼いてある。バターの香りのする表面はサクサクで、中身は調理されていながらも生のように瑞々しい。レモンの味も強すぎることはなく、本当に風味程度。舌平目の軽い旨みを100%楽しめた。付け合せはクスクスとアサリ。クスクスは僕はあまり好きではないんだけど、これはかなり大きくプルプルしていて、まるでタピオカのような舌触りだった。それにローストペッパーの冒険的な香りが加わって、最高に美味しかった。アサリはいくつか砂切れが悪いのがあって、それがちょっとマイナスだった。それに舌平目には他にもっと合うサイドがある気がするな。

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Pan Seared Lemon Sole (roasted peppers, couscous, harissa butter)

満足のランチを終えてコーヒーを頼むと、山盛りになったマドレーヌがサービスで出てきた。マドレーヌ、大好きなんだよぉ。甘さ控えめで、ほのかなレモンの香りがして、素晴らしいランチを締めくくるにはピッタリだった。

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マドレーヌ

いやはや、やっぱりDaniel Boulud氏の店はスゴイ。どの料理も一ひねりしてあるけど、どっしりとした自信に満ち溢れていて、安心して食べることができる。店内は、この辺りアッパーイーストサイドに住んでいると思われるリッチなご婦人たちや、ビジネスマンたちで溢れていた。昨日のBouleyといい、ニューヨークには素晴らしいレストランが溢れていて、本当に羨ましい。
by seafoodie | 2014-01-23 12:00 | 北アメリカ(シアトル以外)
Takashi (たかし)
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★★★☆
焼肉
Takashi
456 Hudson St
New York, NY 10014
212-414-2929

Takashiは日本人のシェフが経営する焼肉屋。Anthony Bourdainのテレビで紹介されているのを見て、とても行きたくなってしまった。それに20年ぶりくらいに会う、日本での同僚とのミーティングにはピッタリの場所だ。

Takashiは4人以上でないと予約ができない。どのくらい混むかもわからなかったので、開店時間の6時に行くことにした。開店直後でもかなり人が入ってきていたんだけど、食事が終わって帰るときにも空席はいくつかあったようなので、平日ならばそれほど混まないのかもしれない。

席に着いてすぐに出てきたのが、韓国料理屋に行くと必ず出てくるキムチセットのようなもの。モヤシ、キャベツ、キムチの3品。キムチを除いては、韓国料理屋のものに一ひねり加えてあるようで、なかなか面白いと思った。

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突き出しの3品

アペタイザーとして頼んだのは、燻された牛肉のパンチェッタにアンキモが乗ったもの。まるで缶詰を開けたみたいにして出てきて、これをパンに乗せて食べると美味しいらしい。アンキモのネットリとした舌触りと旨みと、肉の美味しさが一体になって、なるほどパンの風味によく合う。缶が小さいので、取りづらいのが唯一の難点かな。この一品は、日本的なピクニックにピッタリのような気がした。

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House-Smoked Beef Pancetta, Newborn Whitebait Fish and Monkfish Liver al Ajillo (Tapas-Style Cooked in Tin) ($16)

枝豆も頼んでみた。”Takashi’s”という名前が入っているからには、一ひねり入っているんだろう。出てきたものは油を塗ったようにギラギラ輝いていて、香ばしいゴマ油の匂い。枝豆の甘さに胡椒の味が加わって、とても大人の味。それにゴマ油の香りがとても食欲をそそる。茹でた後に、ざっと胡椒とゴマ油で炒めるんだろうか? 家でもやってみたいなぁ。

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Takashi's Peppery Edamame ($6)

メインの焼肉にはカルビを注文。二種類の味付けから選べるようになっていて、僕たちは二人なので、カルビを二つ、それぞれ違う味付けで頼むことにした。一つは塩・胡椒・ゴマ油で味をつけただけのもの。もう一つは「Takashiのソース」に漬け置きされたもの。「Takashiのソース」バージョンは、日本の焼肉屋で食べるようなタレで柔らかい肉の味を包み込んで、もう懐かしさに感動してしまった。塩・胡椒の方は、その味付けからしてタンを思い出させるから面白い。シンプルながらに飽きのこない味で、交互に食べているといつまでも続いてしまいそうで怖い。しかし本当に柔らかい肉だ。アメリカでこんな肉を食べるのは初めてじゃないかな。独自の入手ルートがあるのかな。

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Kalbi (short rib) ($22) (seasoned with salt, garlic and sesame oil / marinated in Takashi's sauce)

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網の上でジュージューと焼く

他にも美味しそうな一品料理がたくさんメニューに載っていたんだけど、いかんせん二人では食べる量が限られてしまうのが残念だった。日本人ならではの安心できるクオリティと、ホッとできる美味しさ。ニューヨークに住んでいたら、一ヶ月に一度は絶対に通ってしまいそうな店だった。
by seafoodie | 2014-01-22 18:00 | 北アメリカ(シアトル以外)
Bouley (ブーレイ)
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★★★★
フランス料理
Bouley
163 Duane St
New York, NY 10013
212-964-2525

フランス料理の名店で溢れているニューヨークだけど、Bouleyという名前は、今回リサーチを始めるまで聞いたことがなかった。素晴らしく評判が高く、Zagatで29点、Gayotで17点、ミシュランでも一つ星を獲得している場所。ディナーもいいけど、ここのランチは素晴らしくコストパフォーマンスがいいということを聞いたので、ランチの予約を入れておいた。

歴史的な建物の一階にあるBouleyは、足を踏み入れた瞬間、パリのレストランにテレポートしてしまった感じがした。重鎮で上品だけど、あまり堅苦しくは感じない。

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上品で落ち着いた店内

ランチのテイスティングメニューは5コースで$55。各コースにはいくつかの選択肢があり、その中から選んで自分なりのコースメニューを創りあげる。

まずアミューズ・ブーシュとして出てきたのは、冷たいトマトスープにロブスターとリコッタチーズが入ったものと、トリュフとクリームが乗ったクラッカーのようなもの。冷たいトマトスープというとガズパッチョを想像するけど、そんなに重くもキツくもない。トマトの爽やかな酸味と甘味が前面に出た、トマトのコンソメみたい。中にはロブスターとリコッタチーズが入っていて、それぞれにトマト風味を纏って最高の美味しさ。クラッカーの方っも、黒トリュフのいい香りが味覚と嗅覚を包み込んで、トリュフ好きな僕にはたまらない一品だった。

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冷たいトマトスープ、ロブスター、リコッタチーズ / トリュフクリームの煎餅

最初のコース、アペタイザーに僕が選んだのはビッグアイ・ツナと呼ばれるもの。ビッグアイというのは、マグロの種類なんだろうか。透明なドームの中にマグロの身があって、その上にはキャビア、周りは白いクリームのような泡で覆われている。マグロ自体はまるでヅケにしてあるような味わいで、中までしっかりとした味が染みていてとても美味しかった。周りの白い泡は、どうやら青リンゴから作られたものらしい。美味しいんだけど、ちょっとマグロにはフルーティーすぎる気がしてならなかった。マグロとキャビアにフルーティーな甘いソース……、ちょっと僕の好みの味じゃあないな。泡はなるべく避けて、マグロとキャビアだけを食べるようにしていたんだけど、やっぱり甘さがどこまでもついてきてしまう感じだった。

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Big Eye Tuna (Green apple, bergamot, Osetra caviar)

二つ目のコースは、『キノコ狩りの宝物』というような名前がついたもの。これはトロをちょっと炙って薄く切って、様々なキノコと一緒にトリュフのソースをかけたもの。トロは薄いから、なんとなくどっちつかずの味という気もしないでもなかったけど、何種類も使ってあるキノコはそれぞれに味が違っていて、トリュフの香りと一緒になってとても美味しかった。

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Forager’s Treasure of Wild Mushrooms (Sweet garlic, special spices, grilled toro, black truffle dressing)

メインコースに移る前には、サービスの一品としてチーズフランが出てきた。何種類ものチーズを層にしてフランのように仕立ててある。チーズの茶碗蒸しといった感じだろうか。一口食べて、満面の笑顔になってしまった。チーズの素晴らしい風味で口の中は一杯だけど、それが少しもしつこくない。どこまでも優しい味わいで、心からホッとさせてくれる感じ。しかも少しずつ違うチーズの味が層になっていて、一口ごとに違う味わいを楽しめる。このクオリティのものをサービスで出しちゃっていいの?って感じだった。

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チーズフラン

メインは仔羊を選択。これはメインコースの中で唯一$25の追加料金を払わなきゃいけないものだったけど、気分が仔羊だったのでしょうがない。ソースは何種類かかけてあるけど、緑色のものはズッキーニとミントから作られたもの。アメリカでは仔羊の肉にミントゼリーをつけて食べることがよくあるので、それをもじった感じなんだろう。ミントの香りは本当に僅かしかしなかった。真ん中の骨付き肉にはトリュフが載っていて、恍惚となってしまう美味しさ。周りの肉もシンプルなソースとよく合って、感動するほどではないものの、自信に溢れた美味しさだった。緑色のソースの中に見えるのは小さなニョッキのようなもの。クニュクニュした舌触りが面白かった。

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Colorado Lamb (Zucchini mint puree, langres aligote potato) (+$25)

デザートの第一弾にはストロベリーを選んだ。適度に砂糖を加えてあって、デザートとして楽しめる甘さ。かといって新鮮なイチゴの爽やかさを失っていないのは見事。アマレットのアイスクリームも、イチゴととてもよく合った。全てのレストランのデザートが、このくらい爽やかで軽いものだったらいいのにな、とか思ってしまった。

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Tristar Cooks Falls & Santa Barbara Organic Strawberries (Housemade amaretto ice cream)

デザートの第二弾はチョコレートスフレ。これはイチゴの爽やかさから離れて、ドッシリとした重さ。カカオの美味しさが口の中いっぱいに広がってとても美味しいけど、やっぱりちょっと僕には甘すぎるかな。下の泡はコーヒーの「雲」、コーヒーアイスクリームに、チョコレートムースもついてきた。この中ではコーヒーアイスクリームが一番口に合ったかな。

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Hot Valrhona Chocolate Soufflé (White coffee cloud, coffee ice cream, chocolate mousse)

最後のプチフールが出てきたときには、もうお腹はいっぱいだったので一つも食べられなくて残念。

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プチフール

レストランを離れるときには、パウンドケーキのお土産まで貰ってしまった。このクオリティとボリュームで$55っていうのは、信じられないほどお買い得だ。なるほど、人々が絶賛するのもよくわかる。いくつかは僕の好みから外れた味もあったけど、全体的には最高に満足できるランチだった。ニューヨークで素晴らしいランチを楽しみたかったら、ここは大オススメ。ただし男性はジャケットが必要だし、ジーンズとかだと居心地が悪いかもしれないので、念のため。
by seafoodie | 2014-01-22 11:30 | 北アメリカ(シアトル以外)
Mercato (メルカト)
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★★½☆
イタリア料理
Mercato
352 W 39th St
New York, NY 10018
212-643-2000

「ホテルから近い場所にある美味しいレストラン」ということで探し当てたのが、このMercato。ミシュランガイドで、安くて美味しい料理を提供しているレストランに授けられる、ビブ・グルマンのマークを獲得している場所。

平日の6時ということもあってか、まだ店はガラガラだった。でもカウンターに座って赤ワインを飲んでいるうちに、急にたくさんの客が次から次に入ってきてビックリした。これだけ人気がある場所なんだから、間違いはないだろう。

メニューには美味しそうなイタリアンのアイテムがずらりと並んでいて目移りしてしまうけど、まずはアペタイザーにはサーディンの丸焼きを注文。まるでシシャモのように香ばしく焼ける匂いに包まれて出てきた。最初はそのままガジガジ食べられるかと思ったんだけど、ちょっと背骨が太くて硬い感じがしたので、普通の魚のようにナイフとフォークで食べることにした。香ばしさと共に魚の旨みも十分に溢れ出てきて、美味しいことは美味しいんだけど、もう少し塩がかかってた方が楽しめるかなって気はした。レモンを搾ってかけると、なんとなく地中海的な味に早変わりして、とても美味しかった。

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Sardine

メインには、今日のスペシャルパスタのパッケリ。バーテンに言わせると、このパスタは巨大なリガトニのようなものらしい。仔山羊のラグーで調理してあるらしく、バーテンの “It’s VERY good!” という言葉に促されて頼んでしまった。来てみると、リガトニの大きなものというよりは、ラザニアのパスタを筒状にしたものみたいな感じ? 表面は滑らかで、質感も柔らか。口に入れると、ピロピロとした感じがとても心地よい。それにこの仔山羊のラグーがまた美味しいんだ。最初はちょっと物足りない味かな?とか思ったけど、仔牛肉のような柔らかな風味を楽しんでいると、ピリリとした辛さが立ち上ってくる。それがまたソースの微かな甘味を際立たせてくれる。バーテンが勧めるのもわかる気がした。これは本当に美味しかった!

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Paccheri with baby goat ragu

もうお腹が一杯だからデザートはいらないかなと思っていたんだけど、デザートメニューに僕の大好きなアフォガトを見つけてしまって、頼まざるを得なくなってしまった。亜アフォガトはジェラートをエスプレッソに浸したもの。ここではパフェの容器にジェラートが入ってきて、それにエスプレッソがかけてあるみたいだ。爽やかなバニラのジェラートとエスプレッソのコンビネーションがもう最高! このジェラートは甘すぎることもないので、全部食べることができてしまった。

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Affogato

素晴らしく美味しくて感動するってほどじゃないけど、安心して美味しいイタリアンを楽しめる店って感じで、とてもよかった。店のサーバーやバーテンは、お互いで話すときにはみんなイタリア語で話していて、あぁニューヨークに来たんだなってことを実感してしまうディナーだった。
by seafoodie | 2014-01-21 18:00 | 北アメリカ(シアトル以外)