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シアトル近辺の美味しいレストラン食べ歩き
by seafoodie
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シアトル在住のAlexです。美味しいものが大好きなので、レストラン訪問記をまとめてみました。

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Le Zinc (ル・ジンク)
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★★½☆
フランス料理
Le Zinc
1449 E Pine St
Seattle, WA 98122
206-257-4151

最近はキャピトル・ヒルにポンポンとレストランがオープンしてる。このLe Zincも、新しいアパートのビルの一階にオープンした、フレンチビストロ的な店。モダンな店内は約1/3がバーで、ラウンジチェアもあってかなりシック。彼らのオリジナルカクテルもたくさんあって、バーのためだけに来てもいい場所かもしれない。

三度ほど訪れる機会があったので、そのときのことを取り混ぜて書いてみたい。

まず最初のアペタイザーは骨髄。半分に割った骨には、たくさん骨髄が詰まっている。一緒についてきたバゲットに載せて食べてみたんだけど、なんだか味が弱い気がした。ほとんど脂肪のような感じなので脂っぽいのはもちろんなんだけど、味があまりついてない。テーブルには塩がなかったので、頼んで持ってきてもらった塩を少し振りかけて、ちょうどよくなった感じ。前にもっと美味しい骨髄は食べたことがあったので、これは特筆するレベルでもなかった。

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Bone Marrow - roasted, morel mushroom ragout, warm baguette, carrot green salad ($12)

次は「パンのサラダ」。バゲットをちょっと焼いてブロック状に切って、それの上にたっぷりのトマトやプチ・バスクチーズをかけて、ニンニク主体のドレッシングをかけてある。これはスッキリサッパリとした味で、トマトの美味しさに香ばしいバゲットの香りがマッチして、とても美味しかった。シンプルな一品だけど、素直に「美味しい!」と言わせてくれた。

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Salade de Pain - grilled baguette, heirloom tomatoes, scallions, petit Basque and roasted garlic vinaigrette ($9)

フォアグラのトルションはブリオッシュに載ってきた。フォアグラ自体は少し最後に臭みが残る感じだったけど、なかなか美味しかったと思う。でもフォアグラ自体に塩を加えてあるのに、上に塩が振りかけてあったので、かなり塩辛かったのが残念。しっかりとした味がついてるんだから、上の塩はいらないよ。個人的にはブリオッシュよりも、普通のバゲットの方が合う気がしたな。ブリオッシュはどうしても甘い香りがあって、なんとなくそれがフォアグラの風味と合わないような気がした。

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Foie Gras Torchon - house cured Pleasant Valley Farm foie gras, blueberry ginger compote, brioche ($11)

ウサギ肉のリエットは味が弱かったなぁ。もう少し味つけしないと、ウサギ肉の臭さが前面に出てしまう。オリーブと一緒に食べると美味しいけど、そうするとウサギ肉自体の味が隠れてしまうような気がするし。これはちょっとガッカリの一品だった。

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Rillette de Lapin

メインはボードレーズソースのかかったリブアイステーキ。肉の焼き方もボードレーズソースもとても良く、一口食べて「美味しい!」と叫ばせてくれた一品だった。それに、一緒についてきたポテトフライが最高に美味しいんだ。塩と黒コショウだけのシンプルなフライだけど、最近レストランで食べたポテトフライの中で一番美味しかったと思う。フレンチビストロの王道といった感じの一品だけど、これは最高に満足できる味だった。

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Entrecôte à la Bordelaise - tender ribeye, grilled, coated with traditional Bordelaise sauce, served with pommes frites ($22)

ベジタリアン的なメインは「ジュリア・チャイルドの」オニオンタルト。これは個人的にガッカリ。玉ねぎの甘さは出てるんだけど、なんだか味つけもどっちつかずで、「調理しかけ」みたいな感じがしたのはなぜだろう。飽きのくる味で、一つしか食べられなかった。

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Julia Child's Onion Tart - white port poached sultanas, frisée salad, tarragon vinaigrette, goat cheese ($16)

ここのメインの目玉の一つはムール貝らしい。四種類の中から選べる味つけでムール貝は調理されて、フライドポテトと一緒に出てくる。今回僕は、ベルモット、ニンニク、それにマイタケを使った味つけを選んだ。ムール貝に臭みはあまりないけど、単にまあまあの味だとしか言えない。ムール貝はイタリアで食べた素晴らしい味が頭に残ってるので、アメリカのどこで食べてもそれと比べちゃうんだよなぁ。ポテトフライは美味しいけど、ムール貝自体は可もなく不可もなくとしか言いようがない。

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Penn Cove Mussels & Frites (Moules Provencal) - dry vermouth, roasted garlic, tomatoes, maitake mushrooms ($16)

ステーキとかポテトフライとか、いくつかとても美味しいものはあるけど、他はちょっとクオリティに波があるような気がした。場所自体は結構好きだから、これからメニューを改善していってくれるといいんだけどなぁ。
by seafoodie | 2013-06-28 18:30 | シアトル
TanakaSan (たなかさん)
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★★½☆
アジア/フュージョン料理
TanakaSan
2121 6th Ave
Seattle, WA 98121
206-812-8412

シアトルのレストラン王、Tom Douglas氏によるアジア/フュージョン料理のレストラン、TanakaSan。ここのシェフのEric Tanaka氏は日系アメリカ人だけど、日本には一度も行ったことがないらしい。アジア/フュージョン料理の店はどうしても二番煎じのような味になることが多いんだけど、Tom Douglas氏の監督だから期待していた。オープン前に料理を披露するプレビューパーティーにも参加させてもらったんだけど、そのときに出されたラーメンが「?」な味だったんで、不安なことは不安だった(笑)。

まずはバーでシトラス・キットなるものを頼む。出てきてちょっと驚いた。なるほど、自分で作るから「キット」なのか。ソジュと、ユズの香りのするオレンジソーダをグラスに注ぎ、オレンジやライムを好みでつける。ソジュ版のスクリュードライバーみたいな感じだけど、ユズの香りとソーダが全体的な印象をとても軽やかにしている。夏に外で飲むのにピッタリのドリンクだな。

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Citrus Kit (soju, yuzu mizu soda, lime, orange & shiso) ($12)

初めてだからということで色々と頼んだんだけど、最初にいきなりプレゼントの一品が来てしまった。二度揚げの手羽先。二つの味つけがあって、普通はどちらか一方を選ぶんだけど、今回はプレゼントということで両方とも皿に載せてきてくれた。一つはチリペッパーが振りかけてあって、しかもその横にはキムチのケチャップ。もう一方は塩キャラメルとガーリック主体。どちらも最高に美味しかった。なるほど、これはDahlia Loungeで出てきてもおかしくないような味つけだ。

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Twice Fried Chicken Wings (smoked chili, kimchee ketchup / salty caramel, serranos, garlic) ($12)

次は仔羊の肉の餃子。肉はカレー粉を使って炒めてあって、付け合わせもチャツネのような感じで、食べた感触はやっぱりインド料理の雰囲気に近かったかな。何もつけなくても食べられるような味つけで、肉に臭みは全くなく、クオリティの高さがうかがえた。

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Curried Lamb Dumplings (black cardamom, tamarind, green papaya) ($12)

お次は手作りの豆腐。でも作ったものを冷凍してあったのか、芯がシャリシャリしているのが気になった。こんなに冷たいと豆腐自体をよく味わうことができないから、これはたぶん解凍ミスなんだと思う。それ以外は特に不満はなかったけど、これといった賛辞もナシ。Tom Douglas氏だったら、もっと美味しい豆腐を作れると思う。

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Housemade Soft Tofu Custard (ginger crisp, shoyu, scallion) ($9)

「大阪パンケーキ」という名前の料理は、実はただのお好み焼。プリプリのエビが入ったお好み焼は、これといった特色はないけど、確かにとても美味しい。ただ、この小さな一切れだけに$13ってのはどうかなぁ。お好み焼を食べたことがない人が食べるにはいいかもしれないけど、日本人の僕としてみれば暴利としか言いようがない。

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Osaka Pancake (cabbage, scallion, bonito, bacon, mayo, shrimp) ($13)

Tanakaファミリーの炒飯。日本的でも中華的でも、タイ的な味でもない。言っちゃ悪いけど、一番近い味はケチャップライスかな。ベーコンから出る脂の香りがいいんだけど、味にはケチャップ的なものを感じてしまう。本当にケチャップを使ってるんだろうか? Tanakaさんの家庭の味なのかもしれないけど、これはちょっとつまらない味だったなぁ。

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Tanaka Family Fried Rice (short grain rice, smoked bacon, crispy shallot, fried egg) ($8.50)

メインにはバナナの葉に包まれて調理された豚の肩肉。フィッシュソースの味が豚肉の風味を盛り上げていて、これはなるほどの美味しさ。とてもアジア的で美味しいんだけど、かなり塩辛すぎたのが気になった。家に持って帰って、白いご飯と一緒に食べてちょうどよくなった感じ。味が最高によかっただけに、塩辛さがとても残念だった。今日たまたまだったことを祈ろう。

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Banana Leaf Wrapped Pork Shoulder (hot chilies, fish sauce, basil, mung bean sprouts) ($24)

また別の日にランチで行ったときには、ラーメンを頼んでみた。最初は豚骨ラーメンと醤油ラーメンの二種類があったのに、その時にはその二つを組み合わせたラーメンしかなかった。今ウェブサイトでメニューを見てみたら、また二種類に戻ってる。試行錯誤段階だったんだろう。味的には、とてもガッカリ。スープはとても弱く、これは日本のラーメンを食べたことがない人が作った味だなと思わせた。ラーメンというものは、ある一定のレベルに達しないと全く美味しいと感じない。そういう面から言って、フュージョン料理の店で出すのはとても危険な品だと思う。ラーメンを知らない人が食べるのにはいいかもしれないけど、これは日本人が頼んで満足するレベルじゃない。人形や人型ロボットを人間に似せて作るとき、人間そっくりの顔に近づく直前に、とても気味悪く感じるレベルがある。このことを "Uncanny Valley(不気味の谷現象)" と呼ぶんだけど、今回TanakaSanでラーメンを食べて、この言葉が真っ先に頭に浮かんだ。Tom Douglas氏のレストランで、初めてとてもガッカリした瞬間だった。

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Tonkotsu + Shoyu Ramen

ラーメンはダメダメだったけど、他の料理は美味しかった。でもやっぱりオープン直後ということもあって、色々と試行錯誤しているような印象も受けたな。味の方向性自体は好きなので、落ち着いた頃にまた行ってみたいと思わせてくれる店だった。
by seafoodie | 2013-06-12 17:00 | シアトル