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シアトル近辺の美味しいレストラン食べ歩き
by seafoodie
プロフィール
シアトル在住のAlexです。美味しいものが大好きなので、レストラン訪問記をまとめてみました。

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The Walrus and the Carpenter (ザ・ウォルラス・アンド・ザ・カーペンター)
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★★★½
シーフード
The Walrus and the Carpenter
4743 Ballard Ave NW
Seattle, WA 98107
206-395-9227

このレストラン、実は開店直後からいい噂を頻繁に耳にしていたのでずっと行ってみたかったんだけど、予約できないこともあって、行く機会に恵まれなかった。予約のできない場所は、個人的になんか苦手なんだよなぁ。開店時間に行けば大丈夫だろうと思ったんだけど、開店5分前にはもう10人くらいの行列ができていてビックリ。ここはいつ行っても並ばなきゃいけない場所らしい。

店内はすっきりさっぱり系。屋根のあるパティオにもテーブルがあるんだけど、今回はバーに座ることにした。目の前には牡蠣の殻を割る係の人が、忙しそうに様々な牡蠣を割って皿に並べてる。潮の香りが漂っていて、でも臭いシーフードの匂いはなく、このレストランのレベルが匂いでわかるような気がした。

牡蠣がいかにも美味しそうなので、まずそれを頼むことにした。5種類の中から自分で色々と組み合わせて、好きな数だけ頼むことができる。僕たちは今回は3種類、一人一つずつ頼むことにした。牡蠣自体が大好物ってわけでもないのでそれほど注文する機会はないんだけど、なるほど3種類も頼んでみると、それぞれに少しずつ性格が違うのがよくわかる。僕が一番好きだったのが、真ん中のEagle Rockという種類。潮の香りと、最初に感じるのはミネラル分の味。そして最後にほのかな甘さが舌の上でたなびきながら消えていく。なるほどー、牡蠣で有名なレストランのことだけはあって、胸がすくような清涼感のある美味しさだ。ホースラディッシュやミニョネットもついてきたんだけど、これほど素晴らしい牡蠣にどうしてそんなものが必要あろうか。最近食べた牡蠣の中で、一番美味しかったと思う。

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Oysters (Pickering Passage, Eagle Rock, Barron Point) (ひとつ$2)

次は「ビリーのトマト」。こういう名前がついているからには、シンプルながらにとても自信のある一品なんだろうと思って注文してみたんだけど、その予感は大当たり! バニラ・ソルトがかかっているので、口に運ぶ瞬間にふとバニラの香りがするんだけど、トマト自体の味がとても濃くて身がとても甘い。僕がまだ子供の頃に、田舎で食べさせてもらったあの美味しいトマトの味を思い出してしまう。やっぱりトマトって、偉大な食べ物なんだなって改めて思わせてくれた一品だった。

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Billy's Tomatoes (vanilla salt, olive oil) ($10)

次はスモークされたマス。燻煙がきつすぎることもなく、マス本来の味を100%発揮しているような味わいで、最高に美味しかった。クラッカーか何かに載せて食べたかったな。下にあるのはレンティルとクルミをクレムフレッシュで和えたもの。クルミの甘みのせいで、クレムフレッシュがまるでクリームのような味わいになっていてビックリした。とても美味しかったんだけど、なんとなくマスの味とは方向性が違う気がしたな。ワインはプチ・シャブリを注文したんだけど、ワインを飲んだときに魚臭さが前面に出ることがなく、いいコンビネーションだと思った。

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Smoked Trout (lentils, walnuts, crème fraiche, pickled onion) ($10)

次はビンチョウマグロのクルード。ごく軽く塩をしてあるだけで、マグロはそのままで食べても十分美味しい。イチジクのドライフルーツや、クルミのソースと一緒に食べると、ガラッと違う性格の味になる。華やかなんだけど、本来の良さが失われていない感じで、すごく相性がいい感じ。

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Oregon Albacore Tuna Crudo (anchoiade, fig, walnut) ($12)

サーディンのグリルにも、やはりクルミを主体にしたソースがかかってきた。香ばしくグリルされたサーディンは、魚好きには堪えられないような香りを放ってる。今までの料理はとても繊細な感じだったけど、これはどっしりと食べ応えのある味わい。そのまま食べてもよし、ほのかに甘いクルミのソースと一緒に食べてもよし、これとワインとパンだけで十分なディナーになるかもしれない。心から美味しい!と言える一品だった。

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Grilled Sardines (shallot, walnut, parsley) ($8)

最後はチーズで締め。この牛のチーズはクリーミーで、ハチミツととてもよく合う。結構お腹が一杯だったけど、パンと一緒に楽々食べられてしまった。

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Kurtwood Farms Dinah's (vashon, cow) Cheese (ballard bee honey) ($8)

というわけで、あちこちから聞いていたいい噂は間違いじゃなかった。シアトルでシーフードを食べたいって人がいたら、間違いなくこことFlying Fishをオススメするだろうな。予約が取れないのが本当に難点なんだけど、開店後(午後4時)、2時間くらいはそれほど混み合っていないように思えたので、そのあたりが狙い目かもしれない。シーフードが食べたくなったら、またここに来てみたいぞ。
by seafoodie | 2012-07-28 16:00 | シアトル
Canon (キャノン)
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★★½☆
ガストロパブ/アメリカ料理
Canon
928 12th Ave
Seattle, WA 98122
206-552-9755

Canonは約一年前にオープンしたガストロパブで、オーナーの一人はセレブ・ミクソロジストのJamie Boudreau氏。ミクソロジーとはカクテルを作る(または開発する)技のことで、彼はその世界では超有名な人らしい。Raising the Barというウェブサイトには、彼がカクテルを作るビデオを集めてある。見ているだけで楽しくなるものばかりだ。

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セレブ・ミクソロジストのJamie Boudreau氏
ガストロパブだけあって、ウィスキーをはじめとするボトルがズラリ

彼の影響の強い場所だけあって、メニューは食べ物よりもカクテルに焦点が絞られているみたい。本当に様々なカクテルがあるんだけど、面白いのは寝かせた("Aged")カクテル。ミックスしたカクテルを瓶に入れて、何日も寝かせてある。瓶で出てきてそのまま飲むんだけど、まるでフラスクに入ったお酒を飲んでいるみたいな気になって、とても楽しい。寝かせたカクテルは尖った感じが全くなく、こなれた味になっているような気がした。

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寝かせた("Aged")カクテルはこんな瓶に入ってくる。このまま飲むのが楽しい
これは "Aged La Bicyclette"。ミックスした後、60日間寝かせてある

ここではカクテルを楽しむのがメインの目的なんだけど、もちろんカクテルとピッタリの食事も楽しめる。Canonには二度行って色々と食べたので、ここのメニューを紹介しようと思う。

まずはおつまみのスナック。カシューナッツとプレッツェル、キャラメルコーンに、特製スパイスがかかってる。スパイスの塩辛さと、とろりとしたキャラメルの甘さのコンビネーションがなんともいえない。甘すぎないカクテルにピッタリの、ほんのりとした甘さのスナック。

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Angostura-Bourbon Nuts (cashew, pretzel, caramel corn) ($4)

生牡蠣は、とっぷりと大きめの身。そのまま食べてももちろん新鮮で美味しいんだけど、一緒についてくる赤ワインのミニョネットを少し載せて食べてもまた性格が変わって楽しい。牡蠣自体は微かに金属的なミネラルの味がするんだけど、それが嫌味じゃない。身の甘さと海の香りに包まれた、素晴らしいアペタイザー。

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West Coast Oysters (six oysters, red wine mignonette) ($12)

フォマージュ・ブランは生チーズ。ラベンダーの蜂蜜がかかっていて、アプリコットとソーテルヌのチャッツネが載ってくる。フォマージュ・ブランはそのままではそれほど美味しくないんだけど、チャッツネと一緒にパンに載せて食べると、アプリコットとソーテルヌの甘さと生チーズの酸味が合わさって最高!

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Fromage Blanc (lavender honey, fennel, walnut, apricot & sauterne chutney) ($12)

少し重めの料理の一つには、このキューバ・サンドイッチがある。ハム、チーズ、ピクルスの薄切り、マスタードがキューバのパンに挟まれていて、少し熱を加えてチーズを溶かしてある。と辛いソースも使ってあって、そのピリ辛がチーズやピクルスの味とマッチして、とても美味しい。キューバ風ポテトサラダがついてくる。

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Spicy Copa Cubano Sandwich (ham, havarti, cuban potato salad) ($12)

鱈の味噌漬け。日本の料理に比べたら甘さがちょっとキツい感じがするんだけど、臭みもなく、なかなか美味しい。枝豆ベースのソースをつけて食べてもグー。

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Miso Cod (edamame, gai lan, shimeji mushrooms) ($12)

豚の頬肉とアルグラサラダ。頬肉はホロッとくずれていい感じなんだけど、これもちょっと甘みが強いかなぁ。アルグラのサラダと一緒に食べると、その甘みが中和されて美味しいんだけど、そのままだと甘さがくどくてあまりたくさん食べられない。唯一少し残してしまった一品だった。

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Braised Pork Cheeks (parmesan polenta, arugula salad) ($12)

ショートリブもシェリーを使った少し甘めのソースで味付けをしてあるんだけど、こちらは牛肉の力強さによく合ってとても美味しかった。パールオニオンやニンジンも味が濃くて、牛肉の重さと対照的でとてもよかった。

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Short Ribs (pearl onion, carrot, sherry jus) ($12)

ポークベリーのバンは、豚の腹肉を肉まんの皮のようなものに包んだもの。これも少し甘めのソースがかかっている。美味しいんだけど、やっぱりちょっと甘いんだよなぁ(笑)。ここのシェフは甘い料理が好きなのかもしれない。

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Pork Belly Buns (sweet & spicy sauce, apple slaw) ($12)

最後はバーボンのブラウニーで締め。ブラウニーの上には火で焙ったマシュマロが置いてある。これは甘すぎることもなく、しっとりとしたブラウニーも大人の味で、最高に美味しかった。

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Bourbon Brownie (branca menta marshmallow, orange caramel) ($4)

料理は感動は少ない味なんだけど、ちょっと甘めのものが多いことを除けば、どれも基本をしっかりと押さえた味で、様々なカクテルと一緒に楽しめる。とにかくここの店はメニューのカクテルも多いし、メインのお酒を選んでバーテンにミステリーカクテルを作ってもらうこともできる。大人の雰囲気でとても居心地のいい場所なので、近いうちにまた行って、飲んだことのないカクテルを一つひとつ制覇していこうと思ってる。
by seafoodie | 2012-07-19 17:00 | シアトル