シアトル近辺の美味しいレストラン食べ歩き
by seafoodie
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シアトル在住のAlexです。美味しいものが大好きなので、レストラン訪問記をまとめてみました。

サイトの意図や星づけに関しては、はじめにをお読みください。

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Circa 1886 (サーカ・エイティーン・エイティシックス)
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★★★★
アメリカ料理
Circa 1886
149 Wentworth St
Charleston, SC 29401
843-853-7828

Circa 1886は、チャールストンでは有名な豪邸のひとつ、ウェントワース・マンションの裏にある、とても雰囲気のいいレストラン。Zagatでも口コミサイトでも高得点を獲得していたので、シアトルから予約を入れていた場所だった。このレストランは珍しくドレスコードがあるらしい。ジャケットやネクタイは着用の義務はないけれど、TシャツやショーツはNG。行ってみてなるほど、周りはリッチそうなご婦人たちや、ちゃんとした身なりの人でいっぱいだった。

メニューから注文してすぐに、アミューズの一品を持ってきてくれた。カリフラワーとグリッツのスープに、白トリュフオイルをたらしたもの。シアトルのパイク・プレース・マーケット近くのトリュフオイルを売っている店で、最初に客にポテトリークスープを一口飲ませて、その後にトリュフオイルを数滴たらして違いを味わってもらうっていう場所があるけど、これはまさにその味。カリフラワーとグリッツのスープはそのままでも美味しいけど、トリュフオイルによって本当に艶やかに変身する。一口一口、ため息が出てしまうほど美味しい。あぁ、本当に僕ってトリュフが大好きなんだなぁ。

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カリフラワーとグリッツと白トリュフオイルのスープ

サーバーに「ロブスターのテリーヌとTaste of the Garden、どっちにしようか迷ってるんだけど」と聞くと、Taste of the Gardenが非凡だからオススメだというので、それをアペタイザーに頼んだ。様々な野菜を “sous vide” (真空パックに入れて加熱)調理したものに、ヒマワリの種から作った「土」がかかっていて、ビートとトリュフのアイスクリームが添えられている。真空パック調理された野菜はコリコリした良い歯ごたえで、でも生の野菜の臭みがなく、甘さが増しているような気がする。土のようなものは甘さとちょっとの塩が混ざったような不思議な味で、野菜の味をサポート。ビートとトリュフのアイスクリームは、まさにその二つを足した味わい。ほんのり甘く、でも塩味も感じて、それにトリュフの香りが鼻に抜けていく。まさに非凡以外の何物でもない味。奇をてらっただけじゃなくて、野菜の美味しさを十分に前面に出した一品で、これは感動した。アイスクリームのトリュフの風味がちょっとだけ余計な気がしたけど。

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Taste of the Garden (sous vide of seasonal vegetables, sunflower seed “soil”, beet n’ truffle ice cream) ($10)

メインにはWreckbassというものを注文。初めて聞く魚の名前で検索でも出てこなかったんだけど、たぶんスズキ(bass)の仲間なんだろう。想像していたのと全く違うものが出てきてビックリ! これって完全にアジア風なうどんじゃないですか! 箸置き代わりにカニの春巻き、その横には春巻きをつけて食べるためのフィッシュソース、そしてメインはどんぶりの中。

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Miso Poached Wreckbass (house made udon noodles, baby bok choy, applewood pork belly, brown beech mushrooms, peas, crab spring roll, quail egg, fish sauce) ($31)

カニの春巻きは指でつまんで、フィッシュソースをつけて食べる。フィッシュソースのアジアの香りが、サクサクした衣を噛んで中から溢れてくるカニの身の甘さにとてもよく合う。うどんは形が不ぞろいだけど、まさに手打ちといったような腰があって、少し甘みのあるだし汁によく合う。このだし汁、たぶん鰹節からとってるんじゃないかな。ちょっと甘いけど、とても日本的な味わい。魚は味噌の味がほのかに感じられて、引き締まった身からは美味しさが溢れだしてくる。ポークやニンジン、グリーンピースなんかが入ってるところがアメリカらしいけど、ポークの少し甘さを帯びた味付けも、この一品に新しい味わいを与えてた。これは僕が日本人だからとても楽しめたけど、アジア的なものに慣れていない人にはどうなんだろう? とても冒険的な一品なんじゃないかな。そろそろアジア的な味が恋しくなってた頃なので、これは本当に心から楽しめた。こういう非凡さ、僕は大好きだ。

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どんぶりの中は日本的な味わいでいっぱい

デザートはストロベリーのスフレ。フワフワのスフレからはイチゴのいい香りが漂っていて、バニラのソースと絡まって感動の美味しさ。ソースは僕にとってはちょっと甘すぎた気がしたけど、これくらい甘いのが好きな人も大勢いるんだろう。一緒についてきたのはスイカズラのアイスクリーム。香りはすごくいいんだけど、なんとなく場違いな緑色の味を感じてしまった。ここはあまり考えすぎずに、イチゴとよく合うチョコレートか、ミントのアイスクリームあたりがよかったんじゃないかなと、個人的には思ってしまった。

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Wild Strawberry Soufflé (Tahitian vanilla bean anglaise, honeysuckle ice cream) ($12)

いやー、それにしてもこのレストラン、大成功! この旅行の中で、一番感動が多かった場所じゃないかな。サービスもナイス。一人でのダイニングでは食事を待つ間手持ち無沙汰になってしまうことがあるけど、それを見越して「食事を待つ間これをご覧になってはいかがですか?」とチャールストンの写真集を差し出してくれた。高級ホテルのダイニングルームではこういうサービスは受けたことがあるけど、普通のレストランではこれが初めて。ちょっとした心遣いがとても嬉しい。

注文してから気づいたんだけど、5コースのテイスティングメニューもあるらしい。今度いつまたチャールストンに行けるかわからないけど、そのときにはぜひまたこのレストランを訪れて、今度はテイスティングメニューに挑戦してみたい。たくさんの感動をくれたシェフ、ありがとう!
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by seafoodie | 2012-05-30 20:00 | 北アメリカ(シアトル以外)
Alligator Soul (アリゲーター・ソウル)
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★★½☆
アメリカ料理
Alligator Soul
114 Barnard St
Savannah, GA 31401
912-232-7899

サバンナ最後のディナーは、Zagatでも点数が高く、口コミサイトでも上位にあったAlligator Soulで。半地下にあるレストランには景色はないけれど、シックな雰囲気を醸し出していてとても居心地がいい。

アミューズとして出てきたのは、メインのメニューにあるビーフの細切れ。考えてみれば、ビーフがアミューズとして出てきたレストランは、ここが初めてじゃないかな。あまり感動はなかったけど、それなりに美味しかった。

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アミューズはビーフ

アペタイザーはオイスター。牡蠣の上にグリュイエールチーズやパンチェッタの細切れ、パン粉なんかを載せてオーブンで焼いたもの。アメリカ南部では生牡蠣ももちろん食べるけど、こんな風に上に色々と味付けをしてオーブンで焼いたものもあちこちのレストランで見かけられた。温かな牡蠣の身の味とチーズやパンチェッタの味が一緒になってとても美味しいんだけど、なんかちょっと重たく感じてしまう。生牡蠣だったら楽々の半ダースも、こんな風に調理されていると全部食べられなかった。生牡蠣はどこでも食べられるから旅行中はこういう焼き牡蠣をあちこちで頼んだんだけど、どこも感動の味じゃなかったなぁ。

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Southern Oysters “A La Soul” (on the half shell, topped and baked with Dijon cream collard greens, gruyere cheese and crisp Savannah River Farms pancetta with Parmesan panko bread crumbs baked golden brown, garnished with fresh lemon) ($15)

サーバーのオススメで注文したハウスサラダもごくごく普通の美味しさ。チェリートマトは緑がかってるんだけど、甘くてとても美味しかった。あとグリッツとパルメザンチーズを揚げて作った「クルトン」が、重いながらにも非凡でよかったかな。あと乾燥リンゴも載せてあって美味しかったけど、全体的に言うと感動は少なかった。

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Alligator Soul House Salad (made with Georgia Farms organic mixed greens, lightly dressed with goat cheese horseradish vinaigrette along with heirloom cherry tomato, Mediterranean olives, shaved red onion, dried apple, and Caw Caw Creek sliced country prosciutto, garnished with our house made crispy parmesan cheese grit croutons and toasted almonds) ($9)

メインもサーバーの一押しで決めたステーキ。低温で燻煙されたリブアイステーキには、ケイジャンのスパイスが擦り込んである。パプリカのようなペッパーの香りがして、バーボンとペッパーコーンのソースを纏ったビーフの味を盛り上げている。美味しいことは美味しいんだけど、これも感動には今一つの味だなぁ。ミディアムレアで頼んだのに、中はなんとなくドライな感じだったし。この料理で何が一番よかったかというと、アヒルの脂で揚げたポテトフライ。普通のポテトフライにはないような、どっしりと深い味にウットリしてしまう。体には悪そうだけど、こういうポテトフライだったら毎日でも食べたい!

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The Little Hilbo (cold smoked and dry aged 20 onces rib eye steak, Cajun spiced and blackened, served with duck fat fried hand cut frites, seasonal vegetable and topped with a bourbon peppercorn cream and veal demi-glace) ($35)

サバンナでは、期待していたSapphire GrillやAlligator Soulではあまり感動せずに、期待していなかったThe Olde Pink Houseで感動するという、結構あまのじゃく的な結果になってしまった。感動しなかったといっても僕の好みと合致しなかっただけで、クオリティ自体はなかなかだったのでご安心を。サバンナは小さな街なのに、これだけのレベルのレストランがたくさんあるのは立派だと思う。
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by seafoodie | 2012-05-29 20:00 | 北アメリカ(シアトル以外)
Mrs. Wilkes' Dining Room (ミセス・ウィルクス・ダイニング・ルーム)
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★★★☆
アメリカ南部料理
Mrs. Wilkes' Dining Room
107 West Jones St
Savannah, GA 31401
912-232-5997

ここもやはりネットで見つけたランチオンリーのレストラン。ビジターセンターでこの場所のことを聞いてみると、やはり「行くべき!」とのこと。11時にオープンなんだけど、ビジターセンターの人は10時半までに行かなきゃダメって言ってた。さらにネットで調べると、10時には行くべしとの意見も。元来心配性の性格なので、10時に行くことにした(笑)。

10時に着いてみると、もう8人くらいの人が並んでるじゃないですか! やっぱりここってかなり人気のあるところなんだなぁ。途中雨が降ってきたりしたけど、並んでるうちになんとなく周りの人たちとも話しはじめて、1時間なんてすぐに経ってしまった。

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開店前からすごい行列!

ここのレストランは全て10人掛けのテーブル。入口で、あなたはあそこのテーブルに座ってと割り当てられる。料理は全て大皿に盛られていて、まるで感謝祭かクリスマスのファミリーディナーのように、大皿から少しずつ料理を取って、隣の人にまわしていくことになる。

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大皿料理を少しずつ取りながらまわしていく

料理はマカロニ&チーズ、グリッツ、煮豆、キャベツ、オクラ、コーンブレッド、ポーク、フライドチキンなど、数えたら全部で22品! それにスイートアイスティーがついてくる。普通こんな風にたくさん料理が出てくる形式だと、どれか一つは手抜き的な味になっちゃうことが多いけど、ここのは全然そんなことがなかった。どれも家庭料理的な味わいなんだけど、全てが輝くように美味しかったのは見事!特にマカロニ&チーズとフライドチキンはもう最高に美味しくて、お代わりをしてしまったほど。

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南部料理を代表するものばかり!

食べているうちに、同じテーブルに座った人たちとの会話も弾んでくる。僕はカンザスから来た家族5人、バージニアから来たカップル、サンフランシスコから来たカップルの9人と同席になって、色々な話ができたのが楽しかった。まさに、家族のディナーに招かれたって感じだったな。これだけ食べてスイートアイスティーも飲めて、一人$18ってのは安すぎると思う。一品$1以下の換算だよ? 味も雰囲気も、お値段も最高。本当にここに来てよかった!
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by seafoodie | 2012-05-29 11:00 | 北アメリカ(シアトル以外)
The Olde Pink House (ジ・オールド・ピンク・ハウス)
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★★★½
アメリカ南部料理
The Olde Pink House
23 Abercorn St
Savannah, GA 31401
912-232-4286

このレストランのことはネットで見つけてはいたんだけど、なんとなく観光客向けのレストランのような気がして、行こうかどうしようか迷ってた。でも現地の人に聞いてみると、「確かに観光客向けかもしれないけど、あそこの南部料理は美味しいし、サバンナが初めてならオススメするよ」とのこと。早速iPhoneのアプリを使って予約してしまった。

ここはサバンナでもかなり有名なレストラン。建物自体は200年以上前に建てられた豪邸で、それから何度もリモデルされているらしい。入口からしてとても豪華で、中もかなり洗練されたトラディショナルなインテリア。壁の肖像画やシャンデリアが、昔の豪邸に食事に来たような気にさせてくれる。

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すごく落ち着いたインテリア

アペタイザーには、メニューを見ていて真っ先に目が行った「アメリカ南部バージョンの寿司」なるものを注文。燻煙されたエビとグリッツ(南部でよく使われる、とうもろこしの柔らかい部分の粥のようなもの)をココナッツのカリカリをつけた海苔で巻いたもの。エビとグリッツの味はとても南部なんだけど、そこに海苔の味と香りが加わって、なるほどこれは寿司っぽい雰囲気だ。ココナッツは味も香りもあまりなくて、ただカリカリ感のためだけに使ってあるみたいな感じ。手前の緑色のラインは、もちろんワサビで作ったソース。海苔を使っただけで、こんなにも日本的になるなんて思いもよらなかった。アイデアも味も二重丸!

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“Southern Sushi”, Smoked Shrimp and Grits rolled in Coconut Crusted Nori ($9.95)

本当はサラダは頼むつもりじゃなかったんだけど、サーバーの説明を聞いて頼みたくなった一品。”BLT” はベーコン、レタス、トマトの略で、普通はサンドイッチやバーガーに使われる言葉だけど、これはサラダ。このレストランでもかなり人気のある一品らしい。レタスの上にはフライドグリーントマトが二つ載っていて、その間にはベーコンとレタスが挟んであって、上にはバターミルクのドレッシングがかかってる。一口食べて、ため息が出た。なんで人気があるのかよくわかる! フライドグリーントマトは香ばしく揚がっていて、中からは瑞々しいトマトの香り。それにバターミルクドレッシングの香りと、甘く味付けしてあるベーコンの香ばしさが、渾然一体となって味覚神経を刺激しまくり! メインの料理のために半分くらい残しておこうと思ってたんだけど、思わず全部食べきっちゃったもん。アメリカ南部料理を凝縮した一品といった感じで、最高に美味しかった!

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“BLT”, Fried Green Tomatoes & Sweet Bacon with Black Pepper Thyme Buttermilk Dressing ($9.95)

メインの料理は、やはりここの人気料理の一つらしいカレイを注文。大きな魚が皿にデーンと載って出てきたときには驚いた! ちゃんと皮もパリパリに調理してあって、その上からはアプリコットのソースがかかってる。香ばしい皮と、味の濃い白身、それにチリペッパーも加えてあるらしい甘辛のソース。これも本当に嬉しくなってしまうような味わいだった。食べやすいように、ちゃんと賽の目に切られてるところもグー。裏側にも身がたくさんあったんだけど、アペタイザーとサラダでお腹がいっぱいになってしまっていて、片側も全部食べられないという悲しさ。でも本当に美味しかった。

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Crispy Scored Flounder with Apricot Shallot Sauce, Anson Mills Grits and Collards ($27.95)

いやー、期待していなかっただけに、あまりの美味しさにノックアウトくらっちゃった感じかな。観光客向けのレストランだろうなんて最初に思っちゃってゴメンね。ここはサバンナでは絶対に行かなきゃいけないレストランだと思いマス。

あ、そうそう。食べている途中に、ドレスを来た黒人女性がテーブルをまわって、リクエストをとって歌を唄ってた。最高ってほどのクオリティじゃなかったけど、すごく雰囲気があってよかったと思う。
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by seafoodie | 2012-05-28 20:45 | 北アメリカ(シアトル以外)
Sapphire Grill (サファイヤ・グリル)
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★★½☆
アメリカ料理
Sapphire Grill
110 West Congress St
Savannah, GA 31401
912-443-9962

サバンナでの最初の夕食は、ネットで調べておいたSapphire Grill。予約をしていなかったんだけど、バーでもフルメニューが食べられるとのことだったのでよかった。2組のカップルの間に座るのは少し勇気がいったけど(笑)。

メニューを眺めていると、メインコースのトップに書いてあるグローパーの料理とその次のツナの料理が今夜はできないと、バーテンが申し訳なさそうに教えてくれた。えー、そのどっちかを頼もうと思ってたのにー! まぁメモリアルデーの週末だからしょうがないのかな……。

まず最初に頼んだのはシーザーサラダ。クルトンのように見えるのは、パンの上にアンチョビとペコリーノのソースを塗った、ちょっとしたピザのようなもの。シーザーサラダ自体はごくごく普通のもの。ガーリックが効いていて、レモンやアンチョビの加減もいい具合。このパンもなかなか美味しいけど、やっぱりそれだけなんだよなぁ。店の名前がついてるシーザーサラダだから、もう少し凝ったものが出てくるのを期待してたんだけどな。不味くはなかったけど。

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Sapphire Caesar Salad (griddled mustard ‘pain de mie’, anchovy confit & pecorino butter drizzle) ($9)

バーテンに、ブイヤベースとシュニッツェルだったらどっちをオススメ?と聞いて、メインコースに頼んだのは仔牛のシュニッツェル。出てきたものを見てビックリ。山盛りに積み上げられてる! まず下にトマトやアルグラが敷いてあって、その上にシュニッツェルが載せてあって、その上はたっぷりのリコッタチーズ。さらにその上にもう一枚シュニッツェルで、一番上は目玉焼きという豪華さ。横に倒してから食べてみると、うん、それなりの美味しさ。カラッと揚がった衣に、薄く叩いた仔牛肉も味があってグー。でもなんか演出過剰な気がしてならなかった。普通のシュニッツェルは肉と衣だけで勝負ってところが多いけど、ここのはそれ以外に様々な味が楽しめる。目玉焼きはよかったけど、リコッタチーズは明らかに多すぎる。奇をてらいすぎて、それが裏目に出てる感じだったな。

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Veal Shnitzel, Ricotta & Prosciutto (roasted tomato & rocket provencal, fried farmers egg & rocket oil) ($28)

なんとなく「?」な感じのディナーだったなぁ。特に、ここの目玉らしい魚の料理が味わえなかったのがとても残念だった。雰囲気はよかったし、味の組み立てもしっかりはしていたので、ネットでの人気は頷けるところはあると思う。
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by seafoodie | 2012-05-27 20:00 | 北アメリカ(シアトル以外)
Red Fish Grill (レッド・フィッシュ・グリル)
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★★☆☆
アメリカ南部料理
Red Fish Grill
115 Bourbon St
New Orleans, LA 70130
504-598-1200

ここもやはりニューオーリンズ住まいの人に、ホテルの近くでランチにいいレストランとして勧めてもらった場所。フレンチクォーターで一番賑やかなバーボンストリートに陣取っているこのレストランは、朝食で有名なBrennan'sでお馴染みのRalph Brennan氏がオーナーらしい。

インテリアにはネオンサインや大きな壁画があって、いかにも観光客向けのデザインな感じ。まぁバーボンストリートだから仕方がないよね。

アペタイザーとして、ワニのソーセージの入ったシーフード・ガンボを注文。ワニのソーセージはあまり違いが感じられなかったけど、ちゃんとコクのあるガンボはピリ辛でなかなか美味しかった。でもシアトルのKingfishのガンボの方が、個人的には好きかもしれないな。

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Alligator Sausage & Seafood Gumbo (rich dark roux, onion, bell peppers, celery, fresh herbs) ($8)

ニューオーリンズで忘れてはならないのが、このPo-Boy(ポーボーイ)と呼ばれるサンドイッチ。単にフランスパンに具を挟んだサンドイッチなんだけど、具は牡蠣だったりエビだったりそれぞれ。なんでも2011年のポーボーイフェスティバルで賞を取ったらしい、バーベキューオイスターのポーボーイを僕は注文した。

皿いっぱいにデン!と大きく載ってきたので、これってナイフとフォークで食べるものなのか、それともかぶりつくものなのか、しばしの間悩んでしまう。サーバーに聞くと、そのままじゃ大きいからナイフで半分に切ってからかぶりつくといいですよと教えてくれる。なるほど、それでも手がベタベタになるけどね(笑)。

口に入れた瞬間、バーベキューソースのほのかな甘さが感じられて、その後スモーキーさと共に牡蠣の身の美味しさが口いっぱいに広がる。へー、これは意外な美味しさだ! 普通のバーベキューソースみたいに甘すぎることはなく、あくまで牡蠣の味の引き立て役に回ってる感じで、とてもグー。なるほど、これが賞を取ったってのもわかる気がする。フランスパンとの相性もいいし。うん、これは美味しいよ。ポテトサラダは可もなく不可もなくといった感じで、本当に普通の美味しさだったけど。

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BBQ Oyster Po-Boy (freshly shucked oysters flash fried & tossed in a Crystal BBQ sauce, red onions, lettuce, tomatoes, housemade blue cheese dressing and Creole potato salad on the side) ($13)
(Award Winning “Best Seafood Po-Boy” from Po-Boy Festival 2011)

この日の午後にはNew Orleans Wine and Food Experienceというワインと食べ物のフェスティバルに行く予定だったので、あまりここでお腹をいっぱいにしちゃダメなので、半分は残さなきゃいけなかったのがすごく残念だった。いやー、ニューオーリンズの味の幅の広さには驚かされるばかりだ。
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by seafoodie | 2012-05-26 11:30 | 北アメリカ(シアトル以外)
Bon Ton Cafe (ボン・トン・カフェ)
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★★½☆
アメリカ南部料理
Bon Ton Cafe
401 Magazine St
New Orleans, LA 70130
504-524-3386

ニューオーリンズ住まいでレストランにも詳しい人にランチにお勧めのレストランを聞いて、教えてくれたのがこのBon Ton Café。

インテリアはまるでちょっと高級なステーキハウスのような感じなんだけど、客とサーバーの雰囲気からすると大衆食堂的な気もしないでもない。メニューには、いかにもアメリカ南部的な料理がずらりと並んでる。どれにしようかかなり迷ったんだけど、4種類の料理が一度に楽しめる “Crawfish Dinner” を発見して、それを頼むことにした。本来ならばCrawfish Dinnerにはエトゥフェ、ジャンバラヤ、ローリーと、オムレツがついてくるんだけど、サーバーのおばあさんの言うことには、オムレツはザリガニの尻尾のフライで置き換えることもできるらしい。僕はオムレツな気分じゃなかったので、フライにしてもらった。

全てのメインコースにはサラダがついてくる。いかにも大衆食堂的なサラダの上にはマスタードを使ったドレッシングがかかっていて、ごく普通の美味しさ。

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Salad Bon Ton

Crawfish Dinnerは4種類の料理がトーストで仕切られてる。左側から時計回りにジャンバラヤ、エトゥフェ、ザリガニの尻尾のフライ、ローリー。ジャンバラヤは今まで食べたどのジャンバラヤよりもパプリカの風味が強かった。食べた瞬間にハンガリーを思い出したくらいだもん。それほど飛び上がって美味しいってほどじゃないけど、それなりの美味しさだった。あまり辛くはなかったな。エトゥフェはこの料理の中で一番好きな味わい。下のライスと一緒に、ザリガニの旨味をよく味わえる感じ。今度もしまたこのレストランに来ることがあったら、このエトゥフェだけをたくさん食べてみたい。ザリガニの尻尾のフライは、右下のソースをつけて食べる。これは単にケチャップとマヨネーズとチリペッパーを混ぜただけのような感じだったけど、軽く揚げてある尻尾のフライととてもよく合ってたと思う。スナックのように食べられる感じかな。さて、このローリー。これは聞いたこともない料理だったんだけど、ねっとりとしたシチューのような感じ? 他の料理の個性が強すぎたのか、このローリーは味が薄くて、とても平凡に思えてしまった。他の3品は残さず食べたけど、ローリーだけは残してしまった。でもまぁいろんな味わいを楽しめてとてもよかった。

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Crawfish Dinner (Etouffee, Jambalaya, Laurie, Fried Crawfish Tails) ($27.50)

どの料理も踊りだしたくなるくらい美味しいわけじゃないけど、老舗の自信のようなものを感じさせてくれるオーラを放っている。ここは地元の人も頻繁に通うような場所らしいので、ニューオーリンズの本当の味わいを知りたければ、ここで食べるのもいいかも。
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by seafoodie | 2012-05-25 12:00 | 北アメリカ(シアトル以外)
Cafe Du Monde (カフェ・デュ・モンド)
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★★½☆
アメリカ南部料理(ベニエ)
Cafe Du Monde
800 Decatur St
New Orleans, LA 70116
504-525-4544

ニューオーリンズで食べなければならないものの一つとして聞いていたのが、ベニエ。まぁ穴の開いていないドーナツなんだけど、これはニューオーリンズの名物の一つらしい。現地に住んでいる人にベニエが美味しい店を聞くと、「本物」のベニエを出す店はCafé Du Mondeだけだと教えてくれた。この店のお蔭でベニエが有名になったらしい。24時間営業の店で、夜中に車で乗りつけてテイクアウトで買って行く人も少なくないとのこと。

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騒がしい店内は、昔ながらという雰囲気

いつも激混みで行列ができていると聞いていたので危惧してたんだけど、時間帯がよかったのかテーブルがいくつも空いてる! 「どこでも好きなところに座って~」と声をかけられて、パウダーシュガーだらけの床を横目に見ながら席に着き、ベニエとカフェオレを注文。

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ベニエとカフェオレ

大きめのベニエが三つ、パウダーシュガーが山盛りになって出てきた。なるほど、これじゃ床がパウダーシュガーだらけになるのはしょうがないな。ベニエは揚げたてのアツアツ! 歯で噛みきると、ポフッと口の中に香ばしい蒸気が溢れ出てくる。こんなにパウダーシュガーがかかってるから甘すぎるかと思いきや、なんのなんの、上品な甘さにビックリ! 揚げたての香ばしさと生地の美味しさ、そしてパウダーシュガーの上品な甘さに、思わず顔がほころんでしまう。これには砂糖を入れないカフェオレがよく合う。

ランチを食べたばかりだったので一つだけで十分だと思ってたのが、気がついたら二つ半も食べてた。アメリカ南部の暑くて気だるい午後、雑踏を見ながらベニエを食べる。どこからか流れてくるサックスの音も、このぜいたくなひとときを盛り上げてくれるよう。これは、ニューオーリンズで「食べなきゃいけない」ものの一つじゃなくて、「体験しなきゃいけない」ものの一つだな。テイクアウトで注文するのもいいけど、ここのテーブルに座ってベニエを食べながらゆっくりと時を過ごすってのが、素晴らしい体験になると思う。少なくとも僕にとってはそうだった。
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by seafoodie | 2012-05-24 13:00 | 北アメリカ(シアトル以外)
August (オーガスト)
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★★★½
フランス料理
August
301 Tchoupitoulas St
New Orleans, LA 70130
504-299-9777

ニューオーリンズのトップレストランの一つとしてネットで見つけたのが、このAugust。なんでもセレブシェフが経営するレストランで、ディナーもいいけどランチも素晴らしいとか。一応フランス料理とのことだったので、ニューオーリンズまで来てフレンチ食べてもなぁとか思ったけど、ホテルの近くだったのでランチに行ってしまうことにした。

ドアを開けると、中はかなり高級な感じでビックリ。観光で歩き回ろうと思っていたので、僕はジーンズ姿だし。でもにこやかに迎え入れられてよかった。食べているうちに、ショーツにサンダル姿の男どもがワイワイと6人ほどで入ってきたので、あまりドレスコードはないのかもしれないな。でもとてもトラディショナルに高級な感じなので、きちんとした服装の方がゆったりとできるとは思う。

3コースのお得なランチメニューもあったんだけど、なんだか惹かれるものがなかったので、アラカルトで注文することにした。

まずアミューズで出てきたのは、なんと卵とトリュフの料理! 鼻を近づけると、トリュフの魅惑の香りが立ち上ってくる。卵で作ったサバヨンソースみたいな感じなんだけど、それにトリュフとキャビアを加えてあるみたい。こんなものアミューズで出していいの?! 想像通り卵とトリュフの相性は抜群で、口に入れた瞬間に踊りだしたくなるような味と香り。あぁぁ、このアミューズだけでレストランがいかにハイレベルかがわかってしまう。このレストランで食べることにして本当によかった!

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卵とトリュフ、キャビアのアミューズ

アペタイザーにはサンチョークのトルテッリを注文。中に甘いサンチョークのペーストが入ったトルテッリは、本当に優しい味わい。周りのサンチョークのチップスや、ザリガニ(やっぱニューオーリンズなんだからこれがなきゃ!)、それに僕の大好きなモレルマッシュルームなんかが、トルテッリの味を引き立てている。重くなっても不思議はない味の組み合わせなんだけど、すっきりと仕上がっているのはやっぱりシェフの腕の見せどころなんだろうか。これも最高に満足した一品だった。

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Local Sunchoke Tortelli (Louisiana crawfish, morel mushrooms, sweet peas and tarragon) ($16)

メインはマスの身の上に、クッキーのような硬さの小麦粉で作った板が置いてあって、その上にカニの身とモレルマッシュルームが載っているという一品。「板」は最初は硬くて切りにくいんだけど、食べているうちに水分を吸収して柔らかくなってくる。マスもカニの身も軽い風味で、小麦粉の板が香ばしさを与えている感じ。オランデーズソースも軽く作ってあったので、全体的にちょっと軽すぎる感じがしてならなかった。まぁ個人的に魚は皮をパリッと調理してあるのが好きだからなのかもしれないけど、なんとなく全体的にモノクロームな味になってた気がするな。それがちょっと残念だったけど、美味しかったことには変わりないし、嫌な味は何一つなかった。

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Breaded “Trout” Pontchartrain (Jumbo lump crab, wild mushrooms, and sauce hollandaise) ($36)

デザートはお腹が一杯だったので入らないと伝えると、プチフールを持ってきてくれた。サービスもさすがに素晴らしかったし、味も僕の好みな感じのレストランでよかったよかった。

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プチフール

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by seafoodie | 2012-05-24 11:30 | 北アメリカ(シアトル以外)
Bayona (バヨナ)
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★★½☆
アメリカ南部料理
Bayona
430 Dauphine St
New Orleans, LA 70112
504-525-4455

ニューオーリンズのレストランのことを調べていて、真っ先に出てきたのがこのBayona。なんでももう20年以上ニューオーリンズで高い人気を博している老舗らしい。ここには絶対に行かなければ!ということで、シアトルから予約をしておいた。

このレストランの周りは、賑やかなバーボンストリートからたった1ブロック離れただけとは思えないほどの静けさ。ニューオーリンズの住宅街に紛れ込んでしまったかのように感じた。普通の民家をそのままレストランにしたような感じ。記憶にある雰囲気だなと思ったら、ツーソンのEl Charro Caféにそっくりなんだ。食べ物の種類は全然違うけど、老舗というところが同じだからなんだろう。

まず運ばれてきたのが、おつまみ代わりの野菜。オリーブ、にんじんの薄切り、カリフラワーなんかを酢漬けにしてある。ざっけない感じだなと思ったら、味もまったくそんな感じだった(笑)。まぁ、アメリカ南部の家庭料理だと思えばいいかな。

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アミューズ代わりの野菜の酢漬け

メニューは左のページと右のページがあって、左のページは20年前からずっとメニューに載っている名物料理ばかりで、右のページは創作料理らしい。名物料理を除いては、同じメニューが二度載ることはほとんどないらしい。

アペタイザーは名物料理の中から、エビのグリルと黒豆のケーキを注文。香ばしく焼きあがったエビにはちょっとピリッと辛いソースがかかっていて美味しい。でもなんだかそれだけなんだよな。あまり感動のない美味しさで、この程度のエビだったらあちこちで食べたことがある。まるでマフィンのような見目の黒豆のケーキも、超薄味で「ええっ?」って感じ。よーく味わうと豆だなってわかるけど、口に入れた瞬間はほとんど味がしなくてビックリ。うーん、これが名物料理の一つなの?

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Grilled Shrimp with Black Bean Cake and Coriander Sauce ($10.50)

もう一つ名物料理の中から、ガーリックスープも注文。こっちの方はどっしりと主張に溢れた味で、ニンニクの味と香りが口と鼻の全ての感覚を刺激する。ちっとも繊細じゃないけど、これは心から「美味しい!」って思えた一品だった。うん、これが名物料理だってのはわかる気がする。

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Cream of Garlic Soup ($6)

メインは創作料理の中から、ポークチョップ。南部でよく使われるクレイフィッシュ(ザリガニ)を使ったソースがかけてある。クリオールのソースだけあって、ピリピリと辛い! でもそれがどっしりとした豚の肉の味を引き立てていて、あぁこれが南部の味か!って感動させてくれる。もう結構お腹がいっぱいになってたんだけど、このピリ辛の美味しさについつい惹きこまれて、かなり苦しくなるまで食べてしまった。さすがアメリカ南部料理、あなどれません。

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Duroc Pork Chop with Smothered Greens, Black Eye Peas, Crispy Onions and Crayfish Creole Sauce ($29)

ガーリックスープもメインもとても美味しかったけど、アペタイザーのレベルがちょっと残念だったなぁ。まぁあの黒豆ケーキの味も、昔から受け継がれている味なのかもしれないな。ニューオーリンズ最初のディナーで、アメリカ南部の味の基本を教わった気がした。
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by seafoodie | 2012-05-23 18:30 | 北アメリカ(シアトル以外)