シアトル近辺の美味しいレストラン食べ歩き
by seafoodie
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シアトル在住のAlexです。美味しいものが大好きなので、レストラン訪問記をまとめてみました。

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Cheeky's (チーキーズ)
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★★★☆
アメリカ料理
Cheeky's
622 N Palm Canyon Dr
Palm Springs, CA 92262
760-327-7595

パームスプリングスで一番の朝食といったら、ここCheeky'sらしい。朝8時から午後2時までしか開いていないレストラン。さすが人気店らしく、昼前だというのに20分くらい並ばなければいけなかった。

オレンジジュースを頼んだら、かわいいフラスコに入ってきてビックリ。こういうフラスコ、僕も欲しいかも!

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かわいいオレンジジュース

アペタイザーはいらなかったんだけど、なんとなくスープを注文してみたくて、ポテトリークスープを頼んだ。スープというよりは、スープとポテトピュレの中間といった感じ。黒胡椒がかなりたくさん使ってあって、ポテトの優しい味の後にピリピリ感が立ち上がってくる。こりゃ面白いや。すごく美味しい!って感じじゃないけど、食べ始めると止まらなくなる感じ。

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Potato Leek Soup

僕はランチメニュー(11:30から)から、フライドチキンのサンドイッチを注文。かりかりベーコンとランチドレッシングと一緒に、フライドチキンがバンに挟まってきた。それぞれは素晴らしい味なんだけど、ベーコンとドレッシングの味にフライドチキンの味が負けちゃってる気がした。チキンだけ食べてみると、臭みも全くないしとても美味しい。ベーコンもランチドレッシングもきつい味だからなぁ。それでも満足のいくランチだった。

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Fried Chicken Sandwich with bacon, crispy onion, napa slaw and ranch

同行人はチーズの入ったスクランブルエッグを頼んだ。チーズがたっぷり入っているらしく、チーズの味と香りが卵の味を高めていて素晴らしく美味しい。スコーンも最高だった!

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Custard Cheesy Scrambled Eggs, Bacon, Deb's Cheddar Scone

朝食とランチで有名な店なんだけど、やっぱりディナーの要望が多いせいか、つい最近お隣にディナーのレストランをオープンしたらしい。今度行ったときには、ここでディナーを食べてみたい。
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by seafoodie | 2011-02-26 00:00 | 北アメリカ(シアトル以外)
Le Vallauris (ル・ヴァロリス)
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★★★½
フランス料理
Le Vallauris
385 W Tahquitz Canyon Way
Palm Springs, CA 92262
760-325-5059

Le Vallaurisは、Johannesと並んでパームスプリングでトップのレストラン。今回のパームスプリングス訪問では自由なディナーが一日しかなかったので、Le Vallaurisは予定から外されかけたんだけど、よく調べてみるとここではランチもやってるじゃないですか! というわけで速攻で予約を入れてしまった。パームスプリングスに住む友人に後で聞いてみると、Le Vallaurisはディナーよりもランチの方がいいらしい。

Le Vallaurisがあるのは、ダウンタウンのエリアから歩いて10分ほどの閑静な住宅街。なんでもこの建物は歴史的建造物に指定されているらしい。素晴らしく天気のいい日なので、中庭のエリアで食べることにした。ちょっと肌寒かったんだけど、席に着くと近くのガスバーナーをオンにしてくれて、ぽかぽかと暖かい。すごく静かなエリアだから、外からは鳥の鳴き声しか聞こえないし。この雰囲気、すごくいいなぁ。

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パティオはすごく静かで心地よい

3コースで$35のセットメニューもあったんだけど、なんとなく選択肢に惹かれるものがなかったので、通常メニューから頼むことにした。僕のアペタイザーはマグロのタルタル。マグロの肉を1cm四方くらいに切ってあって、キュウリと玉ねぎを和えて、ゴマのラー油のような辛いソースがかけてある。マグロとキュウリの相性は最高で、まるで初夏のような爽やかさを感じてしまう。ピリ辛なソースもマグロの味を引き立てていて、付いてきたチップにマグロを載せて食べると、また違った食感を楽しめる。シンプルだけど、とてもよく考えられたアペタイザーだと思った。特に天気のいい日に、屋外で食べるには最高のチョイス!

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Ahi Tuna Tartar with Spicy Sesame Chili Dressing

同行人はフォアグラのソテーを注文。美味しいって言ってたけど、僕はちょっとした臭みをフォアグラに感じた。濡れた雑巾のような匂いというか、なんというか。ソースは最高に美味しかったんだけど、あの臭みがちょっと残念だったなぁ。

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Sautéed Foie Gras with Port Wine and Griotte Cherries

僕のメインはフランクステーキ。バルサミコ酢のソースは酸味がきつすぎることはなく、あのいい香りと爽やかさだけを肉に与えているみたい。肉の味も素晴らしくて僕の好みの味ど真ん中といった感じだったんだけど、いくらなんでも3枚は食べられないよー! 1枚半食べたところで、後は残してしまった。

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Grilled Flank Steak With Balsamic Vinegar and Shallots in a Demi-Glace Reduction with Baby Mixed Greens and French Fries

フランクステーキにはフライドポテトもついてきた。ポテト自体はごく普通のものだと思うんだけど、食べ始めたら止まらなくなるくらい美味しかった。たぶんかかってた塩が素晴らしかったんだと思う。

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フライドポテト

同行人はロブスターのラビオリを注文。中身はロブスターの身だけじゃなくて、ナッツのような味も感じる。ナッツの脂肪の甘さもあるみたいで、この非凡さが面白かった。ただ、ラビオリがところによって少しだけ調理時間が足りない部分もあったみたい。

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Maine Lobster Ravioli with Basil Bisque Emulsion

デザートはチョコレートのスフレ。運ばれてきたときのスフレの巨大さに驚いたけど、ふるふると震えていて、この大きさの大半は空気みたいだ。チョコレートアイスクリームを中に入れてから食べると、まるで最上級のココアの味が口の中一杯に広がった。ほどよい甘さで、最初はこんなに食べられないかもと思っていたんだけど、結局平らげられてしまったのにビックリ。美味しかった!

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Guayaquil Chocolate Soufflé, made with 64% coco, served with chocolate ice cream

パティオの雰囲気、味、サービス、どれをとっても最上級だった。美味しいランチでゆったりとリラックスしたいときにはピッタリのレストランだと思う。
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by seafoodie | 2011-02-25 00:00 | 北アメリカ(シアトル以外)
Johannes (ヨハネス)
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★★★☆
オーストリア/アメリカ料理
Johannes
196 S Indian Canyon Dr
Palm Springs, CA 92262
760-778-0017

Johannesは、パームスプリングスで1、2を争っているレストランの一つ。オーストリアの料理を中心に、独自にアレンジされた料理がメニューに並んでいる。

インテリアはシック。でも肩を張らずに、リラックスして食べられる雰囲気かな。

僕のアペタイザーはシュペッツェル。これはドイツやオーストリアでよく食べられるパスタ。指で握っただけのようなパスタは、どことなくニョッキのような食感を受ける。グリュイエールとフォンティナの2種類のチーズと、ベーコン、それに黒胡椒もたっぷりと使ってあるので、なんとなくオーストリア版のカルボナーラみたいな雰囲気。もっちりとしたシュペッツェルの感触がとても面白い。僕の大好きな味だったんだけど、アペタイザーにしては量が多すぎたので半分くらい残してしまったのが残念。

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Cheese Spaetzeln, sautéed house made noodles melted in Gruyere & Fontina cheese, bacon, wild arugula, onions, chives

同行人はエスカルゴ。ニンニクがたっぷりと効いたソースに入ってきたエスカルゴはとても美味しいんだけど、エスカルゴ自体の味が少し薄いような気がした。泥臭くないだけいいんだけど、ソースが重たいだけに、その軽さがちょっと惜しまれたな。ソース自体はとても美味しくて、パンをつけて食べるとこれまた最高だった。

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8 Escargots, baked in garlic, bread crumbs, green herb butter

僕のメインは今日のスペシャルの中の一品、仔牛肉を薄く切ったもの。これに黒トリュフのソースがかかってきた。トリュフは香りが薄いから国産だと思うけど、香りがヒント程度に使われている。仔牛肉は柔らかく、でもしっかりとした味はあって、このどっしりソースと最高にマッチしていた。どことなくイタリア料理風なんだけど、やっぱりちょっと違う感じ。美味しかった!

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Canadian Milk Fed Veal Cutlets, black truffle reduction, broccolini, mashed potatoes

同行人はホタテを注文。ホタテの中はみずみずしくて、ちょっとピリッと辛いソースが身の甘さを強調していて美味しかった。最近食べたホタテの中で一番の美味しさだったかも。

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Seared U10 Maine Scallops, sautéed spinach, ginger, shiitake mushrooms, togarashi honey sake lemon reduction

デザートはアップル・シュトゥリューデル。サクサクの皮に包まれている中身は、しっとりとしていてナッツの香りがする。甘すぎず、酸っぱすぎず、とても優しい味で最高!

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Apple Strudel

なるほど、パームスプリングスで評判のレストランだけのことはある。ダウンタウンのど真ん中にあるので、アクセスも簡単だし。パームスプリングスに行くたびに通ってしまいそうなレストランだった。
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by seafoodie | 2011-02-24 00:00 | 北アメリカ(シアトル以外)
Book Bindery (ブック・バインダリー)
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★★★☆
アメリカ料理
Book Bindery
198 Nickerson St
Seattle, WA 98109
206-283-2665

Book Binderyは2010年の10月に、クイーンアン/フリーモントエリアにオープンした新しいレストラン。以前製本工場だったらしく、レストランの名前はそこから来ている。シェフのShaun McCrain氏は、ニューヨークのper se(僕の大お気に入りレストラン!)や、サンフランシスコのMichael Minaで働いていた人らしい。このレストランのことは僕は聞いたことがなかったんだけど、友達がラジオで聞いたらしく、その後ネットで調べて、美味しそうな場所だったので即行くことになった。その夜は予約で満杯だったんだけど、バーでも降るメニューを味わえるとのことなので、オープン直後に行くことにした。

インテリアはモダンすぎない感じで、でも皮の張られた椅子は高級感を醸し出している。最近、天井に気を遣わないレストランが多いので、ここの板張りの天井がとても新鮮に思えた。もしかすると製本工場時代の名残りなのかもしれない。

メニューから注文して、まずアミューズとして運ばれてきたのは、黒トリュフの入ったポテトスープ。柔らかなポテトの味に黒トリュフの香りが最高にマッチする。シンプルだけど素晴らしいスタートだった。

ちなみに、パイク・プレイス・マーケットの前にある僕のお気に入りの食材店La Buona Tavolaでは、よく道行く人にポテトリークスープのサンプルを配っている。まず一口だけ飲んだ後に、トリュフオイルをサンプルにたらしてくれる。トリュフオイルによって、どれだけ味が変わったかということがわかるというわけ。僕もこれでトリュフの虜になってしまった一人。トリュフの香りはまるで魔法のよう。特にポテトスープはシンプルなだけに、その魔法の素晴らしさをフルに感じることができる。

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Yukon Gold Potato Soup with Black Truffles

どれもこれも美味しそうだったので、アペタイザーからは3品も頼むことにした。まず最初は僕の大好きなアルグラのサラダ。トランペットマッシュルームに、パルメザンチーズ、それにバニュルスと呼ばれるワインのドレッシングがかかっている。アルグラを噛みしめると、ゴマのような香ばしい匂いが口の中に広がる。バニュルスのドレッシングの甘みとパルメザンチーズの塩味は、この香ばしい匂いにピッタリだ。

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Wild Arugula Salad: Pickled Black Trumpet Mushrooms, Shaved Parmesan, Banyuls Vanaigrette

「圧縮キュウリ」という名のこの料理は、キュウリの味と香りを最大限に味わおうという一品らしい。確かにこのキュウリ、文字通り圧縮してあるのかもしれないな。身は引き締まっていて、それだけに味と香りが強調されているみたい。トマトやバジル、焼いた玉ねぎなんかと一緒に食べると、口の中をとても爽やかな風が吹き抜けるよう。なんとなく初夏の味って感じだったけどね。

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Compressed Cucumber: Grilled Onions, Basil, Romesco Sauce

アペタイザー3品目は、ハマチの刺身に、アボガド、それに出汁のゼリーがついてきた。ハマチの刺身は嫌な匂いが全然なく、とても爽やかな味わい。一緒に出汁のゼリーを食べると、その味が一層膨らむ。このゼリー、鰹節か昆布でとってあるみたい。アボガドを一緒に食べるとコッテリとした味になるし、チリペッパーのオイルをつけて食べるとピリ辛でまた面白い。こういうシンプルな足し算の料理、結構好きだな。

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Hamachi Crudo: Avocado, Watermelon Radish, Dashi Gelée

僕のメインコースは、ローストされたポークチョップと腹肉の「デュオ」。ポークチョップはジューシーで文句のない焼き上がり。メープルバーボンのソースは密かな甘みがあって、豚肉の味とピッタリ。腹肉はほとんど脂身なんだけど、またこれが美味しいんだ! 単にポークチョップだけに終わらないこの料理。シンプルなんだけど、シェフの食べ物に対する基本概念みたいなものを見た気がした。

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Duo of Pork: Rosted Chop & Crispy Belly, Lacinato Kale, White Bean Purée, Maple-Bourbon Jus

同行人のメインは仔羊。これも最高の焼き上がりと最高の味わいで、とても美味しかった。同行人は「シアトルで食べた仔羊の中で間違いなくトップ3に入る!」と喜んでいた。付け合わせのリコッタチーズのニョッキはちょっと重い気がしたけど、味はとてもよかったな。

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Cattail Creek Lamb Rack: Glazed Rillettes, House Made Ricotta Gnocchi, Piperade

お腹が一杯だったけど、見た瞬間に頼んでしまったデザートがシナモンのベニェ。いわゆるドーナツのようなもの。フカフカのベニェの中はネットリとしていて、香ばしい匂いとシナモンの香りで、満面の笑顔になってしまう味。アップルソースもついてきたんだけど、これをつけると酸味が効き過ぎな気がして、つけないで食べてた。あー、でもこういうホッとするようなデザート、本当に大好きだ。

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Cinnamon Beignets

Book Bindery、最初の訪問としては最高だったと思う。限りなく3つ星半に近い3つ星。ここはお気に入りになりそうな店だな。
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by seafoodie | 2011-02-19 00:00 | シアトル
Spinasse (スピナッセ)
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★★★½
イタリア料理
Spinasse     [前の訪問記へ]
1531 14th Ave
Seattle, WA 98122
206-251-7673

シアトルで僕が一番好きなイタリアンレストランのSpinasse。今回は"Chef's Counter"と呼ばれる、おまかせコース(一人$100)を頼んでみることにした。これは金曜と土曜の夜だけのもので、キッチンの見えるカウンターに座って、シェフJason Stratton氏のおまかせ料理を食べることのできるもの。2人か4人でしか予約することができない。

席に着くと、イタリアのスパークリングワインのサービスと共に、シェフが挨拶に来てくれる。今日の料理はメニューに載っているものもあれば、そうでないものもあるとのこと。お腹が一杯になったと告げるまで、どんどん料理を運んできてくれるらしい。どひゃー、なんかスゴイことになりそうだぞ!

アミューズはアンチョビのクロスティーニ。無塩バターをたっぷり塗ったトーストの上にアンチョビが載っているだけのもの。アンチョビはほどよく塩辛くて、良い意味での魚臭さ満載。こういうシンプルな味わいが僕は一番好きだ。

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アンチョビのクロスティーニ

お次はプロシュート(生ハム)の上に、リンゴのスライスを何かの汁に漬けこんでいたものを載せたもの。プロシュートは口の中で溶けるような爽やかな味わいで、一緒にリンゴを食べると、その酸味との調和が面白い。豚はそれこそ数えきれないくらい調理法があるけど、プロシュートはまさに豚肉の底力を知ることができる素材の一つだと思う。

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リンゴとプロシュート

次はポルケッタの薄切りに、ツナのソースをかけたもの。本来ならばマヨネーズとツナのソースがかかるらしいんだけど、同行人がマヨネーズ嫌いなので、マヨネーズなしでもOKなように工夫してあるらしい。ソースはちょっと甘さがあって非凡な感じ。でも柔らかなポルケッタの風味にはピッタリのソースだった。

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ポルケッタ

次のコースはエビとサンチョーク。サンチョークはヒマワリの茎らしいんだけど、かなり太いから少し種類が違うのかな? シャリっとした口触りは、山芋を連想させる。中華でもこういうの使った料理があるけど、あれもサンチョークなのかな? プリプリのエビとサンチョークの歯ごたえの妙が楽しかった。エビはまた身が甘くて美味しいんだ!

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エビとサンチョーク

今度はカリフラワーのフランに、イクラを使ったソースがかけてある。カリフラワーのフランは本当に優しく柔らかな味わいで、うっとりとなってしまうほど。そこにイクラが口の中で弾けると、塩辛さとイクラのエッセンスのせいで、フランの味が大変身する。この料理が今夜のコースの中で一番感動したかな。普段はイクラって僕は食べないんだけど、こういう使い方、素晴らしいと思った。

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カリフラワーのフラン

次のコースは蓋のできる瓶に入ってきた。半熟卵の上に、トリュフとアシアゴチーズで作ったソースがかかったもの。この味のコンビネーションは、僕の大好きなレストランBisatoをすぐ思い出させてくれた。卵とトリュフの相性が抜群なのはもちろんだけど、アシアゴチーズのちょっと角のある味が卵の優しさと一体になって、最高の味わいだった。トリュフはちょっと匂いが薄かったから、たぶん国産なんだろう。

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半熟卵、トリュフとアシアゴチーズソース

次はウサギの肉とトレヴィーゾのサラダ。パルミジャーノチーズのスライスとバルサミコ酢がかけてある。トレヴィーゾはラディキオの葉っぱらしいんだけど、ちょっとの苦みが心地よい。ウサギ肉もちょっと癖のある香りと味なんだけど、どれも性格が強い材料ばかりなので、その性格の強さがいい具合に響きあって、ピッタリと収まった感じのサラダだった。肉がチキンとかだったら、絶対負けてたかもしれない。

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ウサギ肉とトレヴィーゾのサラダ

さて、パスタのコースの始まり。このパスタはSpinasseの名物と言ってもいいくらいのもの。セージとバターとチーズだけの、とてもシンプルな味。シンプルなんだけど指先まで感動を溢れさせてくれるこのマジック、本当に頭が下がる思いだ。今回はすごく細いエンジェルヘアーみたいなパスタだったんだけど、僕はもうちょっと太い方がシコシコ感が味わえて好きかな。

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セージとバターソースのパスタ

次のパスタはカボチャのラビオリ。カボチャは甘くて、イタリアの「甘辛」風味を楽しめた。パスタはシコシコとしていて味わい深く、やっぱり手作りパスタは違うなーと感心してしまう。でも個人的には甘い料理は好きじゃないので、別のものが入ってたらよかったのになと思ってしまった。

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カボチャのラビオリ

次は柔らかいチーズをパスタで包んだものに、ラグーソースをかけたもの。このチーズは独特のクセがあるから、たぶん山羊のチーズか何かなんだろう。ここのラグーソース、嫌な匂いが全然なくて僕は大好きだ。このパスタコースでも、素晴らしいパスタの歯触りを楽しむことができてウットリ。やっぱりSpinasseのパスタは本当に美味しいと思う。

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チーズの入ったパスタ、ラグーソース

この辺りでもう腹は9分目くらいになってしまっていたので、やむなくシェフにストップをかけた。「じゃぁこの後はメインコースだけ出してデザートにしましょうね」とのことで、パレット・クレンザー(口直し)役のマンダリンシャーベットが出てきた。これにバローロ・キナートというリキュールをカウンターでかけてくれる。甘みと渋みの融合したリキュールの味が、爽やかなマンダリンの味と溶け込んで、口の中はスッキリサッパリ。胃も少し軽くなった気がする。バローロ・キナートか……。今度調べてみなければ!

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マンダリンシャーベット

メインコースはウズラの肉にクルミから作ったソースをかけたもの。クルミの脂肪分の甘みが、香ばしく焼けたウズラの肉にすごくマッチして最高に美味しかった。まるで日本の焼き鳥のような香りと味わいに嬉しくなってしまって、満腹感も忘れて肉をしゃぶり尽くしてしまった。あー、もう最高。

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ウズラ肉、クルミのソース

デザートはジェラートとセミフレド。ジェラートにはキャラメルソースがついていて、僕にはちょっと甘すぎたかも。セミフレドはなんとなくアイスクリームみたいな感覚なんだけど、それほど冷たくなくて不思議な舌触り。今までの料理に比べると、ちょっと普通な味わいだったことは否めない。でもまぁシンプルな締めくくりで悪くなかったかな。

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ジェラートとセミフレド

いやー、最初のクロスティーニも数えると全部で13品! イタリア風の多コース料理をシアトルで食べるのって初めてだったけど、やっぱりSpinasseはスゴイ!って感じさせてくれる料理ばかりだった。シェフのJason Stratton氏は、権威あるJames Beard Awardのベスト・シェフ賞でセミ・ファイナルに残っているらしい。ぜひぜひ勝ってもらいたいな。

Spinasse: [前の訪問記へ]
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by seafoodie | 2011-02-18 00:00 | シアトル
Le Pichet (ル・ピシェ)
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★★★☆
Le Pichet     [前の訪問記へ]
1333 1st Avenue
Seattle, WA 98101
206-256-1499

んー、やっぱり僕はLe Pichetが好きだ。ダウンタウンでランチを食べるときには、どうしてもここに足が向いてしまう。美味しいってのももちろんだけど、あのシンプルで肩の張らない雰囲気がとてもいい。本当にパリのカフェかビストロにいるかのような、そんな気持ちにさせてくれる場所。

いつもここでは大好物のオニオンスープを頼んでしまうんだけど、今日はちょっと気分を変えてみたかったので、アンチョビの入ったミニオムレツを注文。四角く切ったポテトやオリーブ、ネギなんかがオムレツの上に載ってきた。半熟状態のオムレツはとてもいい香りを放っている。優しい卵の味の裏から、アンチョビの塩味が立ち上ってきた。普通の塩だけでは絶対に出せない、この奥深い味。ハムユイのチャーハンに通じるところがあるかも。ポテトやオリーブと一緒に食べると、卵の味がまた違った性格に感じるし。いやー、本当に美味しかった。ミニオムレツなので量は少なかったけど、僕にはこのくらいがちょうどいい感じ。卵のしつこさがあまり好きじゃないから、たくさん食べられないんだよね。

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Two egg omelette with white anchovy filets, topped with diced potatoes, olives and green onions with Basque pepper ($9)

ここに来るといつも頼んでしまう、バゲットサンドイッチ。今回はグリュイエールチーズで。バゲットにはバターをたっぷり、マスタードを少し塗ってあって、バゲットの軽い甘さを強調してくれる。グリュイエールチーズはどっしりと奥深い味わいで、熟成したチーズの味がバゲットと最高にマッチして、シンプルながらもとても満足させてくれる。こういうシンプルなサンドイッチ、大好き! まるで本場フランスにいるような気にさせてくれる。

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グリュイエールチーズのバゲットサンドイッチ ($6.50)

同行人はキッシュを注文。ここのキッシュはとても人気があるので、早く行かないと売り切れてしまうことが多い。11時半からランチを食べられるんだけど、以前12時過ぎに行ったらもう売り切れでビックリしたことがあった。キッシュの中身は日替わりみたいだけど、僕は今日のようなベーシックなキッシュが大好き。ネギ(リーク)の甘みとハムの塩味がとてもよく合っていて、それに香ばしいクラストが最高! かなり大きいキッシュだけど、これだったら卵料理があまり好きじゃない僕でも平らげられてしまうかもしれない。

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グリュイエールチーズ、ハム、ネギのキッシュ ($8)

うん、やっぱりLe Pichetは僕のお気に入りのランチ場所だ。パイクプレースマーケットからすぐなので、シアトルで観光の際には、ぜひお立ち寄りいただきたい。


以前頼んだ料理
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Two eggs broiled with ham and gruyère ($8)


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Lyon-style onion soup with crouton and gruyère cheese ($11)


Le Pichet: [前の訪問記へ]
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by seafoodie | 2011-02-12 16:27 | シアトル
Paseo (パセオ)
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★★★☆
サンドイッチ/カリブ海料理
Paseo
4225 Fremont Ave N
Seattle, WA 98103
206-545-7440

Paseoは、Zagatでいきなり30点満点中28点を獲得した場所で、ここはぜひとも行ってみなければ!と思いながらも、ずいぶん行く機会に恵まれなかった。やっぱりかなり自分で自分をプッシュしないと、新しい場所って行きにくいもんだね。

雰囲気のいいFremontのエリアにあるPaseoは、外から見るとちょっとホッタテ小屋みたいな感じで、あまり見目がいいとはいえない。"Paseo"とはどこにも書いてないし。でも店の近くで漂う香ばしく美味しそうな匂いは半端じゃない。なるほど、この匂いからするとすごく期待できそうだ。

サンドイッチ以外の食べ物もあるんだけど、この店はサンドイッチが基本らしい。朝11時開店なんだけど、すごい人気なので、サンドイッチにするパンが午後3時頃には売り切れてしまうこともあるらしい。僕はサンドイッチのメニューの中から、「一番人気!」とのマークがついていたCuban Roastを注文した。

Cuban Roastは、豚の肩肉を特製ソースに漬けておいたものを、じっくりと弱火でローストして細かくして、それとレタス、玉ねぎ、ハラペニョ、アイオリソースを、ちょっとトーストしたパンで挟んだもの。紙で巻いてあるんだけど、かなりなボリュームなので手が汚れること必至。

まず豚肉をローストした香ばしい匂いが食欲をそそる。噛むと肉汁がほとばしり出るジューシーな豚肉からは、深い味わいと共にほのかな甘みも感じる。これがPaseoの特製ソースなんだろう。アイオリソースはとても軽い味わいで、豚肉に薄化粧をさせる感じ。玉ねぎの甘み、ハラペニョの辛さ、パンの香ばしさ、どれか一つが抜き出ることはなく、口の中で見事に調和している。ウマイっ! 美味しい! 最高! 今まで僕が食べたサンドイッチの中で、文句なしに一番の味。なるほど、これは人気があるわけだと、納得させてくれる味わいだった。

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Cuban Roast ($8.50)

あまりにも美味しすぎたので、明日また行って、今度は別のサンドイッチを注文してみようかと思ってる。

でもねー、Zagatの28点ってのはどうかなぁ。最近のZagatのランキングを見ると、一番上位にはベーカリーとかサンドイッチの店が並んでいて、「??」な感じなんだよなぁ。確かにPaseoのサンドイッチは美味しかった。素晴らしい味わいだった。でもRover'sやSpinasseと同じレベルの感動を味わわせてくれるかというと、それはかなり疑問。やっぱり投票型の口コミサイトにはこういう弱みがあると思う。美味しかったけど、たまたまサービスが悪かったら最低点の投票をする人もいるだろうし(Zagatは食べ物とサービスの点が分かれているけど)。

まぁでも口コミサイトってのは、盲信しなければいい参考になる。大勢の人が「美味しい!」と言うからには、それなりの訳があると思うし。これからもZagat、Yelp、Urban Spoon、あと海外ではMichelin、Gayotなんかを駆使しながら、美味しいレストランを見つけていきたい。
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by seafoodie | 2011-02-10 11:58 | シアトル
Nettletown (ネトルタウン)
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★★☆☆
フュージョン料理
Nettletown
2238 Eastlake Ave E
Seattle, WA 98102
206-588-3607

Nettletownは、以前Sitka&Spruceがあった場所にオープンしたフュージョン料理のレストラン。店内には20人くらいしか座ることができない。ほとんどセルフサービスで、カウンターで注文してお金を払い、自分でナプキンやフォークを席に持って行く。料理はテーブルまで持ってきてくれるけど、食べ終えた食器は所定の場所まで持って行かなければならない。普通のレストランだと思っていたので最初は戸惑ったけど、セルフサービスなんだという気構えがあればそれほど変じゃないと思う。

メニューは大きく分けて、スープ&サラダ、ヌードル、サンドイッチの3種類。僕は今回、Nettletown Noodlesを頼んでみることにした。

ちょっとのスープの上に山盛りに載った麺。その上にはマッシュルーム、ガーリックオイル、コリアンダー、ディル、ネギ、ゆで卵半分、それにポークのショートリブが載ってきた。まずは麺だけ食べてみると……、うーん、なんか塩が足りない感じ? 下のスープはとてもいい味を出しているんだけど、塩がとても弱い。ポークをカットするためのナイフを取りに行ったときに、店の人が「お好みで」という感じで、醤油、チリオイル、ハラペニョの酢漬けを出してくれた。その醤油をざっとかけまわすと、とてもいい感じの味になった。ハラペニョも食べてみたんだけど、ちょっとピリ辛すぎて他の味が消えちゃう感じなので、今回は醤油だけを使うことにした。マッシュルームとガーリックオイルの味が麺の味を引き立てる感じで、個人的にはとても好きだったな。

ポークのショートリブは、スパイスを使ってよく煮込んであるらしく、豚の角煮のような雰囲気。脂身の美味しさはもちろんのこと、スパイスと醤油がじっくり染み込んだ味で、これは最高に美味しかった。麺があっさりとした味付けなので、どっしりとしたショートリブの味とバランスが取れていてよかったと思う。

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Nettletown Noodles with Pork ($11.50)

シアトルの情報誌The Strangerのレビューを読んでみたけど、彼らもヌードルは淡泊すぎたって書いていることを発見。どうやらここのヌードルは塩が控えてあるのが基本らしい。でもあの淡泊さじゃ、そのまま満足する人がどのくらいいるのかちょっと疑問。

味付け自体はとても美味しかったので、家からも近いことだし、今度はここのサンドイッチに挑戦してみたいと思っている。
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by seafoodie | 2011-02-09 12:21 | シアトル