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シアトル近辺の美味しいレストラン食べ歩き
by seafoodie
プロフィール
シアトル在住のAlexです。美味しいものが大好きなので、レストラン訪問記をまとめてみました。

サイトの意図や星づけに関しては、はじめにをお読みください。

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Dominique Bouchet (ドミニク・ブシェ)
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★★★½
フランス料理
Dominique Bouchet
11 rue Treilhard
75008 Paris, France
01-45-61-09-46

Dominique Bouchetは、パリでミシュラン1つ星を獲得しているレストラン。8コースのメニューも値段も手頃(€98)なので、パリでの最後の夜にふさわしいかなと思って予約しておいた。

席に着いてメニューを眺めているときに運ばれてきたのはアミューズ第一弾。これはどれもチーズとパンを組み合わせたもののようだ。僕は一番左側のチーズクッキーのようなものしか食べなかったんだけど、チーズの味が口いっぱいに広がってとても美味しかった。お腹を膨らませたくなかったので、他のものは食べなかった。

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アミューズ第一弾

アミューズの第二弾は、カリフワラーのクリームのようなもの。カリフラワーの優しい味わいを凝縮した感じで、これは食欲を増進させてくれるような気がした。

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アミューズ第二弾

最初のコースはホタテのカルパッチオに、青リンゴとマンゴーのソース、ビーツのキューブと、オリーブオイルとレモンがかかったもの。柑橘系の甘い香りとレモンの酸味が、甘いホタテの味を強調していてとても美味しい。シンプルなカルパッチオで、このシェフの腕前を見せてもらえた気がした。

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Carpaccio de coquilles Saint-Jaques, pomme verte, mangue, betterave rouge, huile d’olives et citron

次はフォアグラが栗のスープに入ったもの。これは美味しいことは美味しいんだけど、なんだか味が濁ってしまっているように感じてしまった。フォアグラの風味と栗のスープが変な風に喧嘩してしまっているみたいで、ちょっと残念だった。

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Foie gras poêlé au pain d’épices, crème de châtaignes

次のコースはエビの天ぷら。天ぷらとはいっても、エビは薄い皮に包まれて揚げられている。そのままでも美味しいけど、少しピリ辛のマヨネーズにつけて食べると、身の甘さが強調されて美味しさが倍増する。日本風なアレンジがちょっと嬉しかった。

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Tempura de crevettes au basilica

次はロブスターの身が入った大きなマカロニが、マッシュルームのマッシュの上に載ったもの。アルデンテのマカロニを噛みしめると、中から香ばしいロブスターの身が溢れ出してくる。個人的にあまりアニスの香りは好きじゃないんだけど、全体的に抑えてある感じでこのくらいだったら全然平気。下に敷いてあるマッシュルームはちょっと余計な気がしたな。でもとても美味しい味の組み合わせだった。

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Gros macaronis de homard sur purée de champignons, Noyés de bisque à l’anis

魚のコースはバスのロースト。香ばしく焼いた皮がとてもいい味を出していて嬉しくなってしまう。ケーパーの酸味も魚の味とよく合っていたと思う。

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Bar rôti sur pomme ratte écrasée, huile d’olives, câpres et citron

肉のメインコースは、イノシシ肉のシチュー。赤ワインで煮込んであって、マッシュルーム、ベーコンとミニ玉ねぎが入っている。これは今までの繊細な味とは打って変わって、どっしりと家庭的な味わい。まるでビーフ・ブルゴニョンのような田舎的な大胆な味に感じた。すごく美味しかったんだけど、今までのコースの味わいと随分違うものだから戸惑ってしまったことは事実。まるでレストランがビストロに早変わりしてしまったような感じだった。

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Civet de marcassin, sauce au vin, champignons, lardons, oignons confits

デザートはビタースイートチョコレートのタルトと、ラズベリーのシャーベット。タルトはしっとりと深い味わいで、甘すぎないチョコレートが口の中でネットリと溶けるようで、とても気持ちいい。大人の味って感じ。ラズベリーのシャーベットは味覚をリセットする感じで、このタルトとは素晴らしい組み合わせだと思う。

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Tarte au chocolat amer – Sorbet framboise

プチフールはお腹がいっぱいであまり食べられなかったけど、一番手前の小さなパウンドケーキみたいなやつとマシュマロだけは食べた。小さなパウンドケーキは甘さ控えめで僕の大好きな味だった。もし店で売ってたらたくさん買ってくると思う(笑)。緑色のマシュマロにはミントが入っているみたいで、軽い味わいがなかなかだった。

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Mignardises

全体的に美味しかったけど、どうしても肉のメインコースが浮いて感じてしまった。不満はないんだけど、フランス料理を食べていたらいきなり中華料理がでてきたくらいの驚きだった。あのシチュー以外に、このシェフがどんな肉料理を作るのか興味があるな。いずれにせよ、パリでの最後のディナーはかなり満足のいくもので本当によかった。
by seafoodie | 2010-12-30 00:00 | ヨーロッパ
Pramil (プラミル)
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★★★½
モダンヨーロッパ料理
Pramil
9 rue Vertbois
75003 Paris, France
01-42-72-03-60

Pramilもミシュランのビブ・グルマンのマークを獲得している店で、マレ地区の北、レピュブリック広場のそばにある。細長い店内はモダンな感じで、今までのビストロ的なインテリアの店とは一線を画している気がした。

ここも€30で3コースのディナーを食べることができる。まず最初のアペタイザーに、僕はフィコイドとエビのサラダを注文。フィコイドって初めて聞く名前だったんだけど、英語名ではアイスプラントと呼ばれているらしい。柔らかな葉で、表面には透明なつぶつぶがビッシリと並んでいて、まるで水滴がついているように見える植物。最初は恐る恐るだったんだけど、口に入れてみると思いのほか柔らかなフワッとした食感にビックリ。バターレタスが一番近い食感だけど、それよりももっとフワフワした感じ。軽いドレッシングがかかったフィコイドの塩味と、新鮮なエビの甘み、それにトマトのコンフィの酸味のコンビネーション。それにフィコイド自身の不思議な食感が加わって、素晴らしい味わいのサラダだった。

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Salade de ficoïde glacial, crevettes et tomates confites

メインには本日のスペシャルらしい、黒トリュフのタリアテッレを注文。イタリア旅行のときにイヤってほど食べたけど、やっぱり僕はトリュフとパスタの組み合わせが大好き。ウェイトレスからその名前を聞いた瞬間に決定してしまった一品。白いソースがかかったパスタの上に、薄切りの黒トリュフが山ほど載っている。トリュフからは新鮮な素晴らしい香りが漂っていて、最小限の味付けのタリアテッレと相まって、夢心地にしてくれる。フランスでイタリア料理的なものを食べるなんてちょっとアレだけど、本当に美味しかった!

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黒トリュフのタリアテッレ

デザートにはマロングラッセのミルフィーユ。柔らかな味のカスタードクリームに、マロングラッセの優雅な甘みがとてもよく合った。パイ皮もサクッとしていて言うことなし!

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Mille-feuilles aux marrons glacés

この店で何が良かったかっていうと、もちろん味も最高だったけど、にこやかなで素晴らしいウェイトレスのサービスに3人とも感動してしまった。素晴らしいサービスだったと褒めたたえると同時に、前日のレストランでの悪いサービスのことをウェイトレスに話すと、「それは嬉しいわ。気に入ってもらえたのは私たちがカナダ人だからかしら?(笑)」と冗談交じりに返してきた。ここってフランス系カナダ人の店だったんだね。

クオリティから値段からサービスまで言うことなし! ここもパリではリピートで通ってしまいそうな店だ。


同行人が頼んだ料理

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Crème de potimarron et marron avec glace au foie gras

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Filet de bar avec aubergines et olives Kalamata

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Onglet de veau poêlé avec purée à l’huile d’olive

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Nougat glacé maison

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Assiette de fromages

by seafoodie | 2010-12-29 01:00 | ヨーロッパ
Zen (善)
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★★½☆
日本料理
Zen
8 Rue Echelle
75001 Paris, France
01-42-61-93-99 ‎

Zenはミシュランでビブ・グルマンのマークを獲得している日本料理の店。昼にはラーメン+餃子、カレーライス+餃子なんかのセットが€9.90と、かなりお得らしい。僕たちはオープンする12時ちょっと前に店に着いたんだけど、僕たちが食べている最中に店は満杯になってしまい、入り口にも列ができるくらいだった。こんなに人気がある店だとは知らなかった。早く着いてよかったー。

僕は味噌ラーメンと餃子のセットを注文。味噌ラーメンは、最初ちょっと味が薄いかなと思ったんだけど、皿の下の方に溶けずに残っている味噌のかたまりを発見。それを溶いてかき混ぜることによって、ちゃんとしっかりした味になった。でも味噌が溶けてないなんて、ちょっと雑かも。スープも麺も上々の味。チャーシューの匂いがちょっと気になったけど、海外で食べられるラーメンとしてはかなりのレベルだと思う。シアトルでもこのレベルのラーメンが食べられたらなぁ…。

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味噌ラーメン

餃子はニラがしっかりと効いた味で、久々に美味しい餃子を食べたなって感じだった。

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餃子

どうしてもお米を食べたいとLioが言ったので、3人でシェアするためにカツカレーも注文。どっしりとした味のカレーと、カラッと揚がって肉汁もたっぷりのカツのコンビネーションは最高だった。さすがビブ・グルマンのマークがつく店だけはあるなって感じ。なるほど人気があるわけだわ。

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カツカレー

デザートにはイチゴのショートケーキを3人でシェアすることに。フワフワのケーキに、美味しいイチゴがたっぷりと入った生クリーム。まさに日本そのままの味で、これを食べてた子供の頃のことが走馬灯のように蘇った(笑)。

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イチゴのショートケーキ

このクオリティで、この値段は立派。なんかね、どこの日本食レストランでも食べられるようなものばかりなんだけど、どれも一切手を抜いてないっていうか、プライドのようなものが感じられる味だった。こういう背骨の通った味のレストラン、シアトルにも欲しいです。
by seafoodie | 2010-12-29 00:00 | ヨーロッパ
Chez Michel (シェ・ミシェル)
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★★★☆
フランス料理
Chez Michel
10 rue de Belzunce
75010 Paris, France
01-44-53-06-20

ここもミシュランのビブ・グルマンのマークがついている、ブルターニュ地方の料理を出す店。ウェブで検索してみても、かなり評判がいいみたい。この日はブルージュから帰ってきて疲れているだろうと思って、ホテル近くのこの店を選んでおいた。

まず席に着くと、アミューズのタニシ(だよね?)が運ばれてきた。タニシを食べるのは初めてなんだけど、針のようなものでクイッと身を引き出して特製マヨネーズにつけて食べると、なんとなくエスカルゴ的な味わいに驚く。臭みもなく結構軽い味わいで、これはアペタイザーにピッタリだ。

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アミューズのタニシ

ここの店も3コースのメニューがあって、お得な€32。アペタイザー、メインコース、デザートをそれぞれ7~8品の中から選べるんだけど、その他に各テーブルに黒板が置いてあって、そこからも追加料金で頼めるようになってる。

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アイテムの横の数字は追加料金

ただねー、僕らのテーブルのウェイターが印象悪かったんだ。結構若めのウェイターなんだけど、なんかセカセカしてて、とてもメニューを一つひとつ説明してくれなんて頼める雰囲気じゃなかった。なので、わからない単語が満載の黒板から頼むのは諦めて、メニューで絶対にわからないものだけを彼に聞くことにした。

この判断は正しかったかも。後で近くの席にアメリカ人らしいカップルが座ったんだけど、まるで怒鳴るように説明してたもん。これじゃどんなにいい店でも大減点になっちゃうよ。

僕のアペタイザーは魚のスープ。パルメザンチーズとベーコンが入ってきた皿に、すごく大きなピッチャーに入ったスープをなみなみと注いでくれた。ピッチャーは彼が持って帰るのかと思いきや、テーブルにどーんと置いていってしまった。え、これっておかわりで飲んでもいいってこと? ピッチャーには1リットルくらいまだスープが残ってるんだよ? こんなに飲めないよ!(笑)

このスープ、全然洗練された味じゃなく、魚臭さが前面に出ている味。でも嫌な臭いじゃなくて、逆に食欲をそそってくれる味と香り。とても田舎臭い味だけど、食べだすと止まらなくなってしまう。こういう田舎の家庭料理のような味って、結構好きかもしれないなぁ。今まで飲んだ魚のスープの中で、文句なしに一番の味だった。

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Soupe de poisson, émulsionnée à l’huile d’olive, parmesan et crouton

メインコースにはミルクフェッドの仔牛のフリカッセを注文。フリカッセとは白い煮込みのことで、生クリームがたっぷり入っているのが特徴。仔牛肉の他にもたっぷりと野菜やマッシュルームが入っていて、まるでポトフのような感じだった。

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Fricassée de Veau de lait à l’estragon, petits legumes et champignon

ネギとパプリカが散らされた皿に煮込みを取ってから食べる。肉も野菜も味が濃く、優しいながらも主張に溢れた味わいで、一口でこの料理に恋してしまった。これもとても田舎料理な味だけど、これだったら毎日食べても疲れないだろうな。こういうお惣菜のような料理って、どこの国に行ってもあるもんだよね。

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フランスの田舎料理の味

デザートにはチーズプレートを選択。すると、色々なチーズの載った板をドーンとテーブルに置いてきた。うはー、これから自分で取れってことですか。いやはや、スープといいこのチーズプレートといい、なんかこの店はやることが大きいわ(笑)。

全て少しずつ切って、蜂蜜をかけたりパンに載せたりしながら美味しく食べた。んー、やっぱりフランスはチーズが美味しいや。こんな感じのチーズプレート、毎日でも食べたい感じだな。

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Ardoise de fromages bretons, gelée de cidre

料理は美味しくて100点満点だったけど、いかんせんあのウェイターの乱暴ともいえる対応が悔やまれる。ホテルに歩いて帰る間中、このウェイターの悪口で持ちきりだったくらい。もう一人のアジア系のウェイトレスの対応はよかったのになぁ。もしここに行かれたときには、このウェイターに当たらないことを祈ります。


同行人が頼んだ料理

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Craquelins de Saint-Malo, courrés au chèvre et basilica, mesclun

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Carpaccio de pied de cochon aux noisettes, salade de doucette

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Paleron de Boeuf braisé à l”Auxerrois, legumes d’hiver rissolés

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Salade de fruits de saison, glace au safran de Versièges

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Marquise au chocolat noir, sauce café et meringuettes

by seafoodie | 2010-12-28 01:00 | ヨーロッパ
De Karmeliet (デ・カルメリート)
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★★★★
フランス料理
De Karmeliet
Langestraat 19
8000 Brugge, Belgium
050-33-82-59

この店はベルギーのブルージュに行くことが決まった後、ミシュランガイドで見つけた場所。ブルージュは小さな町なのに、3つ星のレストランがあることにまず驚いた。ランチで一人€80以上という値段にちょっとひるんだけど、そうそう行ける場所でもないので、ちょっと奮発してしまうことにした。

ブルージュの中心部からちょっと外れたところにこのレストランはある。なんとなく落ち着いた色の建物が多い中、このレストランだけ輝くような白色で、とても高級そうな入り口でちょっと緊張してしまう。

まず入ってすぐにバーがあって、メニューを読む間シャンペンはいかがですかと言われたので、せっかくだから頼むことにする。シャンペンはキリッとした背骨が通った味で、どことなく以前飲んだクリュグを連想させた。

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確かシャンペン一杯で€20近くしたと思う。でも美味しかった!

シャンペンと一緒にアミューズも運ばれてきた。サーモンや牡蠣、テリーヌやトリュフなんかを使った6種類ものアミューズで、どれもこのシャンペンにピッタリ。さすがだと思った。

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シャンペンと一緒に供されたアミューズ・ブーシュ

3コースのメニューが一人€80。アペタイザーとメインコースをそれぞれ3品から選べるようになっているので、それを3人とも注文することにする。

僕のアペタイザーは、マッシュルームとパルメザンチーズのラビオリに、軽く揚げた半熟卵、ネギとアーティチョークのサラダがついてくるもの。通常のラビオリとは全く違った形式で、まず調理されたマッシュルームが置いてあって、その上に焼いたパルメザンチーズが載ったパスタが「載せてある」だけのもの。でもこの味のコンビネーション、ため息が出てしまうほど美味しかった。マッシュルームには味はついているんだけど、本来の味と香りを損ねない程度のもの。それにパスタとチーズの味が加わって、口の中でとても素晴らしい和音を奏でる。

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Ravioli of wild mushrooms and Parmesan, fried farm egg, salad with leek, artichoke

それにこの揚げ卵がもう最高! 軽く衣をつけて揚げてある卵の中は完璧に半熟で、濃い黄身の味にウットリとなってしまうほど。京都の「瓢亭」では完璧な半熟卵が有名だけど、ここのもまさにそんな感じ。ネギやアーティチョークのサラダともピッタリの相性で、さすが3つ星と思わせてくれた。

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揚げ卵は、まるで有名な「瓢亭」の卵のよう!

僕のメインコースはハムと黒トリュフ。これは追加料金€20を払わなきゃいけないメニューだけど、トリュフの文字を見て頼まずにはいられなかったコース。ハムもトリュフもチコリもグリュエールチーズも最高に美味しいんだけど、口の中で調和しないのはなぜだろう? なんだか一つひとつが別々の料理な感じで、美味しいことは美味しいんだけど、あまり感動はしなかった。味的に喧嘩はしないんだけど、それぞれを引き立てあうこともなくて、ただ隣り合わせの味といった感じ。アペタイザーの方が感動したなぁ。

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Black truffle from Richerenche, ham "Duke of Berkshire", Belgian endive, old Gruyere

デザートはチョコレートムースと洋ナシとアイスクリーム。ネットリと奥深い味わいのチョコレートムースは、ベルギーがチョコレートで有名な国であることを思い出させてくれる。プチ・フールも出てきたけど、この頃にはもうお腹は満杯であまり食べられなかったのが残念。ただ、このプレートの左下にある、マシュマロをチョコレートで包んで冷やしたものは最高に美味しかった。

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チョコレートムースと洋ナシ、アイスクリーム

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プチ・フール

最後にはリンゴを揚げたものが出てきた(この料理のこと何ていうんだっけ?? 確か単語があったはずなんだけど思い出せない!)。本当に軽くシャクッとした歯触りで、リンゴの酸味が素晴らしくて、最高だった。

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リンゴを揚げたもの

僕のメインコースはなんとなく「?」な感じだったけど、味も素晴らしいし、雰囲気もとても豪華だったし、サービスも最高だったし、全体的に見て3つ星だというのは頷けた。このレストラン、今回のブルージュ旅行のハイライトになったのは言うまでもない。


同行人が頼んだ料理

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Marinated fillet of halibut, crispy and glazed vegetables, crab salad with boutague

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Baked goose liver with green apple en bread with spices

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Fillet of red mullet en cuttlefish baked on the blancha, German wheat, chorizo, artichoke and glazed tomato

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Sweetbreads with a crust of mushrooms, fillet of farm chicken slightly smoked, cauliflower and broccoli, béarnaise

by seafoodie | 2010-12-28 00:00 | ヨーロッパ
Café des Musées (カフェ・デ・ミュゼ)
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★★★☆
フランス料理
Café des Musées
49, rue de Turenne
75003 Paris, France
01-42-72-96-17

この店はミシュランガイドで見つけた場所。「ビブ・グルマン」をいうマークがついているレストラン。これは星つきではないけれど、安めの値段でクオリティの高い料理を味わえるレストランに与えられる称号で、去年イタリアに行ったときにはとてもお世話になったマーク。今回の旅行でも「ビブ・グルマン」がついている店を重点的に訪れようと思っていた。

Café des Muséesは、マレ地区のはずれにあるレストラン。メニューがフランス語しかないのでどうしようかと思ったけど、ウェイターに聞くと気前よく説明してくれたのでよかった。ここでは他の店のようなセットメニューはなく、どうやらアラカルトのみらしい。アメリカの標準からいうとやっぱりちょっと高めの値段設定だけど、パリにしてみれば結構安い部類に入るんじゃないかな。

僕はアペタイザーとして、「本日のポタージュ」を注文。今日はマッシュルームらしい。一口飲んで、「この味、記憶にある!」と思ったら、テキサスのオースティンに行ったときにChez Nousで頼んだマッシュルームスープに酷似していたんだ。でもここのはもうちょっと奥行きがあるし、塩味が抑えてあってマッシュルームの味と香りが十分に味わえてとても美味しい。やっぱり寒い日にはスープがほしくなるよね。

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Potage du jour (mushroom) (€5.50)

メインコースには、今日のオススメらしいキジ肉のパルマンティエを選んだ。キジの挽肉を下に敷いてあって、その上にポテトピュレを載せてオーブンで焼いてある。これがねー、もう最高の味! 挽肉には色々とハーブかスパイスが入っているらしく、それだけでも十分な美味しさ。それにトロッとして素晴らしい舌触りのポテトピュレが合わさって、しかもオーブンで焼いたときの香ばしい匂いも加わって、素晴らしいコンビネーション。複雑な味じゃないんだけど、家庭的な暖かい味といった感じで、心からホッとさせてくれる。フランス料理の底力を感じてしまう。この料理、今回の旅行で一番印象に残ったかもしれない。

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Parmentier gourmand de faisan, salade (€19)

一緒に行ったLioは、Ricoの頼んだソーセージ(中身は臓物らしい)の匂いにクラクラになっていたのがおかしかった。「ドブの匂い」ってのはひど過ぎると思うけど、確かにそんな感じの匂いなんだよな(笑)。僕も一口もらってみたけど、匂いを我慢することができれば味はとても美味しい。納豆やクサヤに通じるものがあるかな。

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Andouillette 5 A de St Pourçain sur Sioule (€19)

ランチでお腹一杯にし過ぎたせいで、全部食べきれなかったのが残念無念。あのパルマンティエの味を思い出すたびにまた食べたくなってしまう。シアトルであんなのを作ってくれるレストランってないだろうか?


同行人が頼んだ料理

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Champignons fareis à l'escargot

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Entrecôte à la plancha, frites fraîches et sauce Béarnaise

by seafoodie | 2010-12-27 01:00 | ヨーロッパ
Au Bon Accueil (オー・ボン・アキュイユ)
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★★★½
フランス料理
Au Bon Accueil     [次の訪問記へ]
14 rue de Monttessuy
75007 Paris, France
01-47-05-46-11

この日は朝エッフェル塔に行く予定だったので、その近くで美味しいレストランをネットで探した結果、ここが見つかった。色々な人のブログを読んでみると、結構美味しい場所らしい。本当はこの日のランチはどこかでサンドイッチでも食べようと思っていたんだけど、ここのレストランにどうしても行きたくなってしまったので、急遽予約を入れてしまった。

Au Bon Accueilは、エッフェル塔から歩いて5分ほどのところにある。店の前からはそびえ立つエッフェル塔が見えてとてもいい感じ。レストランに入ると思っていたよりも高級な感じで少し驚いたけど、店の人は気さくな感じでとても居心地がいい。

アペタイザー+メイン+デザートの3コースが€27。僕はまずアペタイザーでイノシシの肉のテリーヌを頼んだ。イノシシの肉は日本で牡丹鍋として食べたことがあったけど、こういう形で食べるのは初めてだ。口に入れると、肉自体はドッシリとした印象を受けるけど、獣臭いとか嫌な臭いは全くない。ドッシリとした印象の割に、後口が重く感じないのはなぜだろう? 一緒についてきたパンや、シロップに漬けられた洋ナシと一緒に食べると、また印象が変わって面白い。うん、このアペタイザー、僕は大好きだな。

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Terrine de sanglier et poire pochée au sirop

メインコースは鴨。素晴らしい焼き上がりで、ソースもピッタリ。噛むと美味しい肉汁が流れ出てくる。真ん中についてきた、リンゴとオレンジのチャツネをつけると、ぐっと華やかな感じの味になる。チャツネをつけた肉とつけない肉を交互に食べると、もう無限ループ状態。ペロリと平らげられてしまった。

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Magret de canard Poêlé, chutney aux pommes, salsifis glacées à l'orange

デザートはパイナップルのミルフィーユを選択。爽やかに甘酸っぱいパイナップルと、サクサクとしたパイ皮の相性は抜群!

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Millefeuille d'ananas et mangue, confit au poivre de séchuan crème vanille, sorbet ananas

食後にはコーヒーを注文。チョコレートムースや、砂糖をまぶしたホオズキもプチ・フールとしてついてきた。昼からこんなに一杯食べちゃって大丈夫かなぁ?

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食後のコーヒー

クオリティの高い食事と素晴らしいサービスで、とてもいい気分になることができた。ランチタイムだったせいか、店内はそんなに混雑はしていなかった。これだったらランチは予約なしでも大丈夫かな? でも色々な人のブログを読んでみると、ディナータイムは予約必須らしいのでご注意。


同行人が頼んだ料理

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Sardines justes saisies sur un émincé de fenouil et olives noirs Kalamata

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Velouté de châtaignes et royale de céleri

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Parmentier de queue de boeuf, mesclun de jeunes pousses

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Tartelette de chocolat Nyangbo pur Ghana au caramel sale et glace chocolat

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Crêpes flambées au Grand Marnier, marmalade de mandarine

by seafoodie | 2010-12-27 00:00 | ヨーロッパ
Le Relais de l'Isle (ル・ルレ・デルイル)
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★★★½
フランス料理
Le Relais de l'Isle
37 rue Saint Louis en l'Île
75004 Paris, France
01-46-34-72-34

Le Relais de l'Isleは、パリに行く直前になって急に予定を変更して行くことになったレストラン。ミシュランにこそ載ってはいないけれど、Trip Advisorという口コミのサイトで、パリのレストランで3位を獲得した場所で、ウェブ検索してみてもいい評判ばかり書いてあった。普通なら口コミサイトは100%信用せず参考程度に使うくらいなんだけど、100人以上の人が "Excellent" と評価しているこのレストランには、きっと何かわけがあると思った。

ノートルダム大聖堂のあるシテ島の隣、サン・ルイ島にあるこのレストラン。店内はとても小さく、予約しないとすぐにいっぱいになってしまう場所らしい。にこやかでとても愛想のいいマダムに出迎えられて席に着く。メニューにはアラカルトもたくさんあるけど、二種類のコースがあって、僕の選んだグルマン・コースは3コースで€37とパリにしてはとてもお得な値段。

僕の最初のコースは、スモークサーモンのグルマンディーズ。チコリやアボカドの上にスモークサーモンが載っている。見た目も楽しく、崩してしまうのが惜しいほどだった。サーモンの塩辛さ、アボカドの甘さ、チコリのちょっとした苦みが口の中で調和して最高! やっぱり本場フランスでの料理はレベルが違うなぁ。最初に出てきたこの料理で、この店のレベルの高さを思い知った気がした。

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Gourmandise de saumon fumé (pomme, endives, avocat, saumon fumé, bleuet)

メインコースには仔牛のメダリオンをマッシュルームと一緒に調理したもの。コクのあるソースはどことなく醤油の雰囲気があって、仔牛の肉にピッタリ。仔牛は味もしっかりとしていて、マッシュルームと抜群の相性。付け合せのソラマメも最高だった。

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Cassolette de mignons de veau aux champignons

デザートにはタルト・タタンを注文。このタルト・タタン、外側がリンゴで覆われているという非凡ぶり。でも甘酸っぱいリンゴの味がすごくピュアで、とても美味しかった。

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Tarte tatin

僕たちが入ってから、あれよあれよという間に店内は一杯になってしまった。ここは予約は必須だな。キッチンは二階にあるらしく、ウェイトレスでもあるマダムは階段を何度も昇り降りしていたけど、いつもにこやかに対応してくれて、本当に居心地のいい空間を作り出してくれていた。途中からはピアノの生演奏も始まって、パリでの最初の晩を、これ以上ないというくらい最高に演出してくれた。

味よし、雰囲気よし、サービスよし。ここはまたパリに行くときには、絶対にリピートしたい場所だな。


同行人が頼んだ料理

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La terrine de foie gras de canard marbré au pain d'épices

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Filet de boeuf aux anchois ou au roquefort

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by seafoodie | 2010-12-26 01:00 | ヨーロッパ
L'As du Fallafel (ラス・ドゥ・ファラフェル)
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★★½☆
中東料理
L'As du Fallafel
34, rue des Rosiers
Paris, France
01-48-87-63-60

パリの日曜日は閉まっている店がとても多い。そんな中、マレ地区の店だけは日曜日もオープン。ユダヤ人街として有名なマレ地区は金曜日に閉まる店が多いので、日曜日は大混雑しているそう。そのマレ地区でもひときわ有名なのが、このL'As du Fallafel。「ファラフェルのエース」という意味のこの店は、文字通りファラフェルがメインの場所。パリに住むグルメ・アメリカ人ブログでも、パリで味わわなければいけない食べ物の一つとして紹介されていたので、ここには絶対に行きたいと思っていた。パリに着いてホテルにチェックインした後、まず向かったのがここだった。

さすがに有名なだけあって店の前は人ごみで溢れていた。寒空の下、長蛇の列ができてるんだけど、回転は速いらしくどんどん進んでいく。外で注文を取っている店の人も観光客に慣れているようで、店に近づくとすぐに「ファラフェル?」と聞いてくる。€5を支払うと注文を書いた紙をくれるので、これをテイクアウト用の窓口に持っていくと、そこでファラフェルを作ってくれる。長い列だったけど、5分くらいしか待たなかったんじゃないかな。

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ファラフェル

ファラフェルとはヒヨコ豆のコロッケのこと。ここのはそれをピタブレッドに入れて、紫キャベツやキュウリ、揚げナスなどを入れてあって、たぶんヨーグルトベースのソースと、ハリッサと呼ばれる辛いソースがかけてある。山盛りなもんだから、最初から齧りつくのは難しい。まずはフォークで内容物を少しずつ食べるとしましょうか。

ファラフェルはスパイスのせいか、なんとなくカレーパンのような風味を醸し出している。そのままだとなんとなく鈍な味に思えるかもしれないけど、ハリッサの辛味のせいで驚くほど美味しい味に大変身! キュウリや紫キャベツがそれに爽やかさを添えて、なるほどこれは有名なわけだと納得させてくれる。なんていうか、主張に溢れた味なんだよね。最初はこんなに食べられないと思ってたんだけど、食べ始めてみるとどんどん食が進んでしまうのが不思議。でも全部食べてしまうと夕食に差し支えるかもしれないので、半分くらい残さなければならなかったのが残念。でもいい経験をした! パリでの予定がぎゅうぎゅうに詰まっていなければ、また行って味わいたいと思ったくらい。

これからパリに行かれる方、ここでファラフェルを食べることをぜひお忘れなく。
by seafoodie | 2010-12-26 00:00 | ヨーロッパ