シアトル近辺の美味しいレストラン食べ歩き
by seafoodie
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シアトル在住のAlexです。美味しいものが大好きなので、レストラン訪問記をまとめてみました。

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カテゴリ:シアトル( 190 )
Tallulah's (タルラーズ)
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★★★☆
アメリカ北西部料理
Tallulah's
550 19th Ave E
Seattle, WA 98112
206-860-0077

Tallulah'sは、シアトルに何軒ものレストラン(Linda's Tavern, King's Hardware, Smith, Oddfellow's, Bait Shop)を持つ、Linda Derschang氏のレストラン。最近レストランの発展が目覚ましいキャピトル・ヒルの中でも、まだひっそりとした19th Aveにオープン。ウェブサイトのアドレスにもなっている"a neighborhood cafe"(地元近所のカフェ)というのが、このレストランの目指すものなんだろう。

大きな時計が目立つバーや、肩の張らない雰囲気の店内もいいけど、天気がよかったら外のテーブルで食べるのが気持ちいい。周りは住宅街なので、交通量もそれほど多くなく、リラックスした雰囲気の中で会話に花を咲かせることができる。

まずアペタイザーにハルーミチーズを注文。これは最近あちこちでアペタイザーに出されているもので、トルコ近辺やキプロス島の代表的なチーズで、焼いて食べるのが特徴。塩味と焦げ目の香ばしさ、それにキュッキュッというような歯触りが最高で、これが白ワインに本当に良く合うんだわ。一緒についてきたアスパラガスも味が濃くて見事だった。

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Grilled Halloumi Cheese with Asparagus & Miner's Lettuce ($10)

アペタイザー第二弾はグジェ。いわゆるフランス風チーズパフなんだけど、これもホクホクしたチーズの風味が最高に美味しい。グジェは大好物の一つだけど、これだけ美味しいものにはなかなか巡り合えない。たぶんこのレストランに来る度に頼んでしまいそうな一品だな。

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Gougéres ($4)

僕のメインはハンガーステーキ。肉質は最高、調理加減もピッタリ、塩加減も見事で、美味しい牛肉の味わいを100%楽しむことができた。これにはソースはいらないけど、一緒についてきたチミチュリー風のソースをつけて食べても、また性格が変わって面白い。付け合わせの小芋の味の濃さも最高だった。

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Hanger Steak with Fava Beans & Fingerling Potatoes ($18)

同行人はムール貝、アサリ、エビの盛り合わせを注文。トマトとパプリカを使ったソースの上に所狭しと乗ってきた。ムール貝は臭みもなく、アメリカで食べられるものの中ではかなり質がいいんじゃないかな。パプリカの香りはシーフードの味と香りを覆い隠すことなく、甘味を強調してくれる感じで、とても美味しかった。

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Taylor Mussels, Clams and Kauai Prawns with tomato, smoked paprika & grilled broccoli ($18)

Linda Derschang氏の他のレストランが結構普通っぽいところだったのでそれほど期待していなかったんだけど、食べてみるとどの料理も手を抜かない味と姿勢にビックリしてしまった。これほどのクオリティがあれば、「近所のカフェ」としてはもちろん、美味しいレストランとしても大成功することだろう。特にパティオは本当に気持ちがいいので、天気がいいうちにまた訪れてみたい。
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by seafoodie | 2014-05-16 17:30 | シアトル
Poppy (ポピー)
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★★★☆
アメリカ北西部料理
Poppy     [前の訪問記へ]
622 Broadway East
Seattle, WA 98102
206-324-1108

シアトルで僕が尊敬するシェフの一人、Jerry Traunfeld氏のPoppy。よくここで食べたり飲んだりしているんだけど、そういえばPoppyのハッピーアワーのことを書いていなかったなと思って、行ってきた。

Poppyのハッピーアワーは金曜と土曜を除く毎日、午後5時から6時半までと、午後9時半から11時まで(日曜は午後9時から10時まで)。早い時間帯と遅い時間帯では、食べられるものが違う。ハッピーアワーの食事は量は少ないものの、色々なものをたった$6で楽しめるので、僕は大好きだ。

今回は早い時間帯のハッピーアワーだったので、5種類の食べ物が全部で$6で楽しめるHappy Thaliを注文。ハリバットの天ぷらのアイオリソース添えはJerry Traunfeld氏の料理の繊細さが100%味わえる感じだったし、鶏の手羽先はそれとは正反対にパンチのある味わいだった。手羽先の上に乗っているちょっと甘いキュウリの漬物が、またいい箸休めになるんだ。スタッフドエッグにはペッパーが使ってあると書いてあったけど、それほど辛い感じじゃなかった。でもふんわりとした味つけで、重すぎることも軽すぎることもなく、文句のない味わい。アボカドのスプレッドはナンにつけて食べる。微妙にカレーのような香りがして(これがCurry Leafというハーブからくるものなのかな)、美味しいナンにはピッタリだ。あぁ、やっぱりJerry Traunfeld氏の料理は、僕の感性と完全一致するみたいだ。

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Happy Thali ($6)
Tempura Halibut with Spicy Aioli
Crispy Chicken Wing with Cucmber Relish
Sichuan Pepper Stuffed Egg
Curry Leaf Avocado Spread
Nigella-Poppy Naan

これではお腹が一杯にならなかったので、バーのメニューから二品ほど頼むことにした(友達と二人だったし)。

まずは燻煙されたマス。ベルデソースとフェンネルのサラダがついてきた。皮の香ばしい匂いが本当に食欲をそそる。マスの身は柔らかでジューシーで、味つけはパーフェクト。ベルデソースが余分に思えるほどだった。フェンネルの香りのするサラダは、Herbfarmでの素晴らしいハーブ体験を思い出させてくれる。

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Grilled Smoked Trout with Salsa Verde and Fennel Salad ($11)

もう一品はハーブの入った白いソーセージ。白いソーセージはドイツで何度も食べたけど、はっきり言ってPoppyのこのソーセージ、本場のよりも段違いに美味しいんですけど! 中にハーブがたくさん入っているように見えるけど、食べてみるとそれは味と香りの引き立て役に留まっていることに気がつく。こういう繊細で微妙な技は、まさにシェフのお手の物だ。白いソーセージからは肉の香りと味がほとばしり出て、それをハーブの味と香りがまるで絹のように包み込んでいるみたい。久々に感動する料理に出会えた感じで、テーブルの上で踊り出したくなってしまった。

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Herbed White Sausage with Sage Cherries and Glazed Shallot ($11)

いやはや、やっぱりJerry Traunfeld氏はスゴイや。ここのハッピーアワーは、いろいろな種類のものを安く味わいたい人にはピッタリだと思う。今度は近々遅い時間帯のハッピーアワーに行って、ナンのサンドイッチを食べてみたいぞ。
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by seafoodie | 2014-05-14 17:30 | シアトル
Mezcaleria Oaxaca (メツカレリア・オアハカ)
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★★★☆
メキシコ料理
Mezcaleria Oaxaca
422 E Pine St
Seattle, WA 98122
206-324-0506

このレストランは、バラードにあるLa Carta de Oaxacaの姉妹店。クイーン・アンに姉妹店があることは知ってたんだけど、最近になってキャピトル・ヒルにもオープンしたので、早速行ってきた。

店はキャピトル・ヒルらしく、かなり大きなバーが店の三分の一を占めている。全体的に落ち着いた印象なんだけど、バーの周りには変なインテリアの数々も置いてあって、楽しい雰囲気を醸し出している。店の中心はオープンキッチンで、ここでトルティーヤを揚げているのを見ることができる。この時はまだオープンしていなかったけど、レストランの屋上にもテーブルが設けられるらしいので、天気のいい日にはかなり気持ちのいいダイニングをすることができそうだ。

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バーはこんな感じ

普通のメキシカンレストランでは無料で出てくるトルティーヤチップは、ここでは有料。その代わりに揚げたてのトルティーヤを新鮮なグアカモーレで食べることができる。店の片隅にはサルサ・バーがあって、ここで好きなサルサを自分で取ってくることができる。今回は4種類全てを試してみた。どれも少しずつ性格が違って、飽きさせない。それに揚げたてのトルティーヤが本当に美味しいので、メインが来る前にお腹が一杯になってしまいそうだ。

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Tortilla Chips ($6)

アペタイザー代わりに頼んでみたのがBurritas Oaxaqueñas。チョリソーと溶けたチーズをトルティーヤに挟んであって、ちょっとピリ辛で美味しい! チョリソーは思い切った味なんだけど、ピュアで濁りがない。それをチーズが優しく包み込んでいるみたいだった。これはランチとかにピッタリかもしれないなぁ。

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Burritas Oaxaqueñas ($9)

僕のメインはエンチラーダ。中にチーズの入ったトルティーヤがベルデソースに浸っていて、薄いステーキがついてくる。これも文句のつけようのない味。ソースが染み込んだトルティーヤの味は見事だし、生の玉ねぎの輪切りが時々新鮮な風を口の中に送り込んでくれる。薄切りの牛肉も香ばしく、塩加減も文句なし! 普通とはちょっと違う感じのエンチラーダだけど、最高に美味しかった。緑のベルデソースの代わりに、赤いソースを頼むこともできる。

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Enchiladas Verdes ($11)

あまりに美味しかったので、また別の日に訪問。今回はカルネ・アサダのタコスから。これはトルティーヤの上に牛肉の細切れを置いてあって、その上に生の玉ねぎとシラントロ、それに辛いソースがかかっただけのシンプルなもの。でもねー、クルッと巻いて口の中に入れると、味と香りが大爆発。こんなにシンプルなのに、これほど美味しいというのは、素材の一つひとつがとてもいいんだろう。この濁りのない味は、La Carta de Oaxacaで感じた味にそっくりだ。

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Tacos Carne Asada ($7)

これだけではまだ胃に余裕があったので、ポークリブも注文してしまった。美味しそうな香りのする豚肉は、ソースでよく煮込まれているらしく、ナイフを入れるとスルッと骨から外れるほど柔らかい。ジューシーな豚肉がベルデソースの旨みを纏って、本当に幸せになる味だ。これをトルティーヤに巻くと、ただ巻いただけなのに味のランクが一つ上がったように感じるから不思議だ。息もつかずに全部食べ切ってしまった。

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Costillas de Puerco en Salsa Verde ($10)

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豚肉はこんなに柔らかい!

いやはや、La Carta de Oaxacaの姉妹店ということもあって、さすがに料理のクオリティは一級品。キャピトル・ヒルにはメキシカンレストランはいくつもあるけど、ここの料理は確実に一段階上だ。La Carta de Oaxacaレベルのメキシコ料理が、バラードまで行かなくても食べられるというのは、こんなに嬉しいことはない。屋上のテーブルももうすぐオープンするらしいので、この夏はこのレストランに通い詰めてしまうことになりそうだ。

(屋上のスペースは6月12日オープンだそうです)
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by seafoodie | 2014-04-19 17:00 | シアトル
Shibumi Izakaya (しぶみ居酒屋)
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★★½☆
日本料理/居酒屋
Shibumi Izakaya
1222 E Pine St
Seattle, WA 98122
206-397-4552

キャピトル・ヒルに、新たに居酒屋がオープンした。オーナー/シェフのEric Stapelman氏は、シアトルに来る前にサンタフェで『しぶみラーメン屋』を経営していた人で、そこでの「香水を着けている人は立ち入り禁止」というポリシーがかなりの議論を呼び起こしたらしい。サンタフェでレストランを開く前には、『Sex And The City』の女優の一人Kristin Davisと交際していたとのこと。話題を呼ぶ人物であることは間違いなさそうだ。

レストランは居酒屋にしてはモダンな造りだけど、キッチンのカウンターの上にある黒塗りの板がいい味を出している。そのカウンターとは別に、バーにもカウンターがあって、そこでお酒を楽しむこともできる。メニューは、典型的な居酒屋メニューにラーメンを足した感じ。とにかく今回は色々と頼んでみることにした。

まずは一品料理から、牛肉となすのピリ辛炒め。僕は日本人だからか、可もなく不可もなくといった印象だったけど、同行人のアメリカ人はこの味を大層気に入ったようだった。

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牛肉となすのピリ辛炒め ($8)

次は豚カツ。アメリカの日本食レストランでよく出てくるような冷凍庫臭い豚カツではなく、カラッと揚がった表面の香ばしさが豚肉の味を高めていた。豚カツ専門店のような美味しさはないけれど、ビールや日本酒を飲みながら食べるにはピッタリといった感じかな。

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豚カツ ($8)

豚バラの串焼きには七味が振りかけてあって、豚の脂の美味しさに新鮮さを与えてくれる。美味しいんだけど、これも感動するほどじゃぁないな。

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豚バラの串焼き ($8.50)

つくねの串焼きも香ばしく、鶏の味も深くて美味しい。でも感動がないんだよなぁ。及第点だけど、そこから一歩も出てない感じ。居酒屋に感動を求めちゃいけないのかもしれないけど、サンタフェのレストランは評判がよかったらしかったので、ちょっと期待が大きすぎたのかもしれない。

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つくねの串焼き ($7)

最後は豚骨ラーメンで締め。これも美味しいことは美味しいんだけど、なんだかどっちつかずの味という印象は否めない。なんとなく豚骨スープの香りはするんだけど、パッと出された瞬間には、これが豚骨なのか味噌なのかわからないと思う。麺はごく普通だけど、ツルツル、シコシコしていて美味しい。具は鶏肉。これはラーメンには合わない気がするなぁ。スープの味と比べると、そのアクセントになることもなく、とてもモノクロームの味に思えて仕方がない。これだったら入ってなくても同じかもしれない。やっぱり個人的には、味のしっかり染み込んだ焼豚が欲しいところ。

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豚骨ラーメン ($15)

また別の日に行ったときにも、色々なものを頼んでみた。まずは枝豆ポテトサラダ。ポテトサラダに枝豆を混ぜてあって、上には飛子を乗せてある。これはタラモサラダの別バージョンといった感じで、なかなか面白かった。枝豆とポテトって印象が薄いかと思いきや、どちらも口の中で主張し合っていた感じで、それに飛子のプツプツが加わって、これはかなりお気に入りの一品になった。

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枝豆ポテトサラダ とび子添え ($7)

スパイシー餃子は中身の味付けもしっかりしていて美味しかったけど、どうもそんなにスパイシーには感じられなかったなぁ。それでもアメリカで食べた餃子の中ではかなり上位にランクインする味だと思う。

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スパイシー餃子 ($8)

鶏の唐揚げは、やっぱり及第点だけど、別にこれといって特徴のない味だった。鶏の唐揚げは、店によって特色が出る料理の一つだよね。ここでしか食べられない感じの唐揚げを作ってほしいなぁ。

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鶏の唐揚げ ($8)

この日は醤油ラーメンで締め。鶏ガラベースのスープには、ほんの少しだけ臭みがあるように感じられたけど、その他はこの間の豚骨ラーメンと全く同じ印象。やっぱり具の鶏肉が場違いに感じた。鶏肉を使いたいんだったら、皮もこんがりと香ばしく焼いて、その匂いを前面に出してほしいな。

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鶏ガラ醤油ラーメン ($14)

なんだか色々と不満も書いてしまったけど、アメリカ人経営の居酒屋でこれだけのレベルだというのは立派だと思う。ラーメンは日本人でも難しいんだから、ちょっと難易度が高いよなぁ。違う日に味噌ラーメンも試してみたけど、この三種類のラーメンにそれほど違いが感じられなかったのが悲しい。味噌はもっと味噌味にしてほしいし、豚骨は運ばれてきたときに豚の脂の香りがしてくるようでなきゃ。それでもかなり人気の店のようなので、これからどう味が変わっていくか、ちょっと楽しみだ。

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by seafoodie | 2014-04-11 18:00 | シアトル
Lark (ラーク)
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★★★½
アメリカ北西部料理
Lark     [前の訪問記へ]
926 12th Ave
Seattle, WA 98122
206-323-5275

キャピトル・ヒルにあるこのLarkは、シアトルの僕のお気に入りレストランの上位に入る店なんだけど、ここでお腹いっぱい食べようとするとどうしてもちょっと高くついてしまうので、ここのところ随分行っていなかった。、メニューで一番高いのは$25とそれほどでもないように思えるんだけど、量が少ないので、二人でお腹いっぱいになるには三皿くらい頼まなきゃいけないのが難点。どれを頼んでも素晴らしい美味しさなので、シェアして食べるのも面白いんだけどね。

今回はアペタイザーを二品頼んでシェアして、メインは一人一品ずつ頼むことにした。

まずアペタイザーの第一弾は、この日のスペシャルのブラータチーズ。モッツァレラチーズのような食感なんだけど、ブラータは爽やかな塩味が特徴。ミラノで初めて食べたときには感動したっけ。アメリカでもブラータを出す店が増えてはいるんだけど、本場のに比べると塩気が少なかったり、甘味をつけてあったりで、どうも満足できなかった。今回のは僕の好みど真ん中で嬉しかった! 塩味も適度で、オリーブを少しつけて食べてもとても美味しい。クルトンもついてきたんだけど、これはちょっと僕にはしょっぱすぎたかな。

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ブラータチーズ

次のアペタイザーはタコとクアンチャーレ。ちょっと焦がしたような香ばしい匂いが漂っていて、とても食欲をそそる。タコは弾力がありながらも堅くはなく、噛むほどに旨みがにじみ出てきて嬉しい。それに一緒に調理してあるグアンチャーレの豚の脂の香りが最高なんだ! 下のライスも軽いトマト風味のリゾットという感じで、もう僕のツボをつきまくりだった。

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Charred octopus with guanciale, piquillo peppers, Bomba rice ($19)

僕のメインはポークベリー。いわゆるアメリカ版豚の角煮ですか。でも表面のカリカリ、脂のネットリ、肉のシャッキリ感が一緒になって、素晴らしい味わいな上に、とても面白い歯触り。カリカリの表面を切るのが大変だったけど、豚の美味しさを見事に出し切った一品で、一口一口に感動してしまった。黒トリュフも使ってあるとメニューには書いてあったのに、その香りは少しもしなかった。国産の香りの弱いトリュフなのかな。でもこの料理にはトリュフは必要ない気がする。

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Jones Farm pork belly, mushrooms, white beans, parsley root and black truffle ($19)

同行人のメインはフォアグラ。Rover'sやHarvest Vineのフォアグラのように、臭みは全然なく、トロリとしたフォアグラの身からは純粋な旨みだけが口いっぱいに広がる。サンチョークのペーストは爽やかな甘味で、脂のしつこさを軽減してくれるよう。やっぱりLarkの料理は素晴らしい!

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Pleasant View Farm foie gras with sunchoke, ash salt, crispy chicken skin ($22)

まいったなぁ、こんなに美味しいものばかりだと、また行きたくなっちゃうじゃないか。価格の高さもあって、それほど頻繁に行く場所ではないと思うけど、店内はシアトルでは珍しいくらいロマンチックなムードに溢れた場所なので、何かの記念日にはピッタリだと思う。ここのシェフ、色々と手を広げ過ぎないで、いつまでもLarkで素晴らしい料理を作り続けてほしいなぁ。
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by seafoodie | 2014-02-19 19:00 | シアトル
Skillet Diner (スキレット・ダイナー)
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★★★☆
アメリカ料理
Skillet Diner     [前の訪問記へ]
1400 E Union St
Seattle, WA 98122
206-512-2000

Skillet Dinerはこれで二度目。予約が取れなかったのでちょっと敬遠していたんだけど、OpenTable(レストランのオンライン予約サイト)で周りのレストランを検索してみたら、いつの間にか予約できるようになっていてビックリ! バレンタインデーにはレストランは一人$70以上のコース料理を出すところが多いんだけど、ここのバレンタインスペシャルは、なんとカップルで$50。そのコースメニュー自体には惹かれるものがなかったんだけど、その心意気が気に入ったので予約を入れて行ってきた。

バレンタインだからか、さすがに店内はカップルで賑やか。この夜は、一人サクソフォンの奏者が店内を歩き回りながら、ロマンチックなメロディを奏でていた。でもやっぱりサクソフォンってかなり音が大きいから、近くを通るときにはちょっとうるさいかも…とか思っちゃってゴメンなさい。

バレンタインスペシャルのコースメニューはいつものディナーメニューからかけ離れていて、どちらかというとランチメニューのような感じだったので、それはパス。普通のメニューから通常通りの注文をすることにした。

まずみんなでシェアするアペタイザーとして、以前も頼んだ芽キャベツを注文。今回は以前よりも少し焦げ目が多くて、その香ばしさがフェンネルとマスタードのほのかな香りによく合って、とても美味しかった。やっぱり芽キャベツは、すこし焦げ目がつくくらいの方がいい。上に乗っている青りんごの細切りも、今回はシャクシャクとみずみずしくて、とてもいい組み合わせだったと思う。

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Brussel Sprouts (fennel, onions, apples, stone ground mustard) ($8)

僕のメインは「魚とライス」と呼ばれるもの。アーモンドを纏わせた舌平目のフィレが、リゾットの上に乗ってきた。舌平目は中までみずみずしくて美味しいんだけど、なんだかちょっと飽きのくる味なんだよな。やっぱりタップリのバターでムニエルにするとか、または少し唐辛子を使ってアクセントを出すとか、飽きのくる「白い」味にならない方法が他にあるんじゃないかなーと思いながら食べていた。不味くはないんだけどねぇ。リゾットはシトラスのグレモラータのせいか、少しだけシトラス風味が飛び出ている感はあるものの、ネットリとした米は旨みを十分に吸っていて、これは素直に美味しい!と言える味だった。

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Fish & Rice (almond crusted filet of sole, charred eggplant & fennel puree, risotto, citrus gremolata, roasted romanesco) ($19)

同行人はマカロニ&チーズを注文。でもこれはマカロニじゃなくてオレキエッテという耳たぶの形をしたパスタ。グーダとチェダーチーズがネットリとパスタを包み込んでいて、パスタのピロピロ感と一緒になって、チーズ好きの僕を満面笑顔にしてしまう。シアトルでマカロニ&チーズを出すところはたくさんあるけど、今まで一番美味しいのはThe Wandering Gooseだと思ってたけど、ここのもそれと同じくらい美味しい! チーズの味はどこも突き出ることはなく、チーズのいい風味だけを前面に押し出した感じ。正統派マカロニ&チーズ好きだったら、ここのは絶対にオススメだ。

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"Macaroni and Cheese" (smoked gouda, orecchiette pasta, herb cheese crisp, bruleed cheddar cheese) ($13)

他の同行人は、今日のスペシャルメニューにあった巨大バーガーを注文。これは僕は一口ももらわなかったけど、なんだか見ているだけでお腹が一杯になりそうな感じだった(笑)。こんな大きいのをペロッと平らげちゃうなんて、やっぱり侮れないぞアメリカ人。

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スペシャルの巨大バーガー

それほど高級なレストランではないけれど、満足のいく料理をいつでも食べさせてくれるこのSkillet Diner。いつ行っても満席なのがよくわかる。予約もOKになったことだし、キャピトル・ヒル辺りでお食事の際には、ぜひご一考を。
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by seafoodie | 2014-02-14 19:15 | シアトル
The Kingfish Cafe (キングフィッシュ・カフェ)
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★★★☆
アメリカ南部料理
The Kingfish Cafe     [前の訪問記へ]
602 19th Ave E
Seattle, WA 98112
206-320-8757

僕の大好きなアメリカ南部料理のレストランKingfishには、ディナーで行くのは本当に久しぶりだ。オープン当時には毎週のように通っていた場所なんだけど、予約が取れないこともあって、最近ではちょっとランチに寄る程度になってしまって残念だった。今回は誕生日の友達がそこでディナーパーティーをしたいということで、久々のディナーが実現することになった。

総勢6人だったのでテーブルが空くまで45分ほど待たなきゃいけなかったけど、バーでワインを飲みながら友達と喋っていたせいで、それほど長く待った感じはしなかった。

まず最初にアペタイザーに頼んだのが、フライドグリーントマト。映画の名前にもなったくらい、南部では有名な料理。コーンミールの衣をつけて揚げてあるグリーントマトのスライスの上には、ハッシュパピー(コーンブレッドをボールにして揚げたもの)が乗っていて、その上にチポトレとニンニクのアイオリソースがかけてある。主役のグリーントマトは、美味しいんだけどちょっと腰が弱い気がするのは何故だろう。トマト自体の風味が薄いというか、味に迫力がないというか。ハッシュパピーは逆に、トウモロコシの香りがして、ほのかに甘くて、最高に美味しかった。料理全体として見ると、サバンナのThe Olde Pink Houseで食べたフライドグリーントマトのサラダの方が、僕には美味しく感じたな。

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Sho'Nuff Fried Green Tomatoes ($8.75)

同行人はカエルの足を揚げたものを注文。僕はカエルは中華料理で以前に一度か二度食べたことがあるだけで、こんな風に揚げたものはこれが初めて。チキンの風味に似ているけど、妙に鄙びた香りがする。なかなかだけど、良く言えば鶏肉よりも軽い風味、悪く言えば旨みが少ない感じで、僕には一口で充分だった。

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Hop and Jump ($6.50)

僕はメインにニューヨークステーキを注文。ニンニクやハーブ、それに特製スパイスを擦り込んだものを焼いてあって、上にはポルタベッラマッシュルームの厚切りが乗ってきた。サイドはスイートポテトのフライと、カラードグリーン。ステーキは表面は香ばしく、中はミディアムレアで最高の焼き加減。外側の香ばしさに、中から溢れ出てくる肉汁がもう最高。擦り込んであるハーブやスパイスも、それほどパンチのある味ではないけれど、肉の味わいを際立たせるナイスな立役者といった感じで、全体的にとても美味しい。カラードグリーンもよく煮込まれていて、ピリッと辛くて、あぁこれはアメリカ南部の味わいだなぁとウットリしてしまう。僕はスイートポテトはあまり好きじゃないけど、このフライはカラッと揚がっていてスパイスも振ってあって、最高のサイドだった。

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Miss Choo Choo's Company's Commin' New York Steak ($22.95)

同行人はメインに有名なフライドチキンを注文。バターミルクの柔らかな風味が、ジューシーな鶏肉の味わいを一層高めている。これはサバンナで食べたフライドチキンと同じ感じで、最高に美味しかった。やっぱりこの店の名物料理はこれだよな。

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My Way or the Highway Buttermilk Fried Chicken ($16.95)

なんだかこの店のことを書いていたら、ここの美味しいガンボが食べたくなってきてしまった。来週のお昼にでも食べに行くことにしよう!
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by seafoodie | 2014-02-13 20:30 | シアトル
Dahlia Lounge (ダリア・ラウンジ)
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★★★☆
アメリカ北西部料理
Dahlia Lounge     [前の訪問記へ]
2001 4th Ave
Seattle, WA 98121
206-682-4142

シアトルに来た人にまず勧めてしまうのが、いまだにこのDahlia Lounge。「アメリカ北西部料理」の代表というか、アジアに一番近いシアトルならではのフュージョンさがとてもいいと思う。オーナーのTom Douglas氏はシアトルに他に10軒ほどのレストランを抱えているけれど、満足できるクオリティを維持しているのは見事だと思う。今回も日本からシアトルに来た人を連れて行くことになった

まず最初は、以前も食べたことのあるエビと春玉ねぎの餃子。今回は中身が少しだけドライな気がしたけど、エビの甘味に皮の香ばしさとディッピングソースの酸味が加わって、とても美味しかった。洋風にも和風にも中華風にも傾かずに、適度なバランスのフュージョン料理。だからこれはご飯と一緒にモリモリ食べるというよりも、こんな風にいくつかアペタイザーとしてつまむのが最高な感じ。

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Shrimp & Scallion Potstickers (black vinegar-soy dipping suace) ($15)

アペタイザー第二弾はタコの旨煮。タコは適度な弾力がありながら切りにくいわけではなく、噛む度に口の中に柔らかな旨みを広げてくれる。一緒についてきたのは酢漬けのペッパーとパン粉、それにフェンネルの花粉のアイオリソース。アイオリも酢漬けのペッパーも美味しかったけど、パン粉がついている意味がちょっとわからなかった。たぶん面白い歯触りを演出しようとしているんだと思うけど、僕にとっては邪魔な味と歯ごたえでしかなかった。僕がタコを食べ慣れている日本人だからなのかもしれないな。アメリカ人は、こういうクニュクニュした口触りのタコだけじゃ、ちょっと気持ち悪いのかもしれない。

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Braised Octopus (fennel pollen aioli, pickled peppers, breadcrumbs, parsley) ($15)

僕のメインはポークのテンダーロイン。完璧にピンク色な断面はジューシーだけど、血がにじみ出るわけでもなく、最高の調理加減。ドライさが全くなく、肉の旨みが口の中に溢れ出てきて恍惚となってしまう。アメリカでは豚肉はアップルソースをかけたりして甘いソースで食べることが多いんだけど、ここのにはパイナップルを使ってある。甘さはあるけど、それが過度じゃない。とても軽い爽やかな甘味で、豚肉の味とソースの塩味を支えている感じ。リンゴとパイナップルで、こんなにも肉に与える印象が違うのかと驚いてしまった。タマリンドのケチャップは酸味があって面白かったけど、僕としてはつけない方がよかったな。

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Pork Tenderloin (grilled sticky rice, tamarind ketchup, stir fried long beans, pineapple, bird's eye chili) ($28)

絶頂期に比べたら、いささか味が大衆化してしまった感はあるものの、Dahlia Loungeはまだまだシアトルを代表するレストランとして、この街に来られる方々にはぜひ一度寄っていただきたい店の一つだ。
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by seafoodie | 2014-02-04 20:00 | シアトル
Nell's (ネルズ)
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★★★½
アメリカ料理
Nell's
6804 East Green Lake Way N
Seattle, WA 98115
206-524-4044

Nell'sはグリーンレイクのすぐ脇にある、とても雰囲気のいいレストラン。14年もやってるレストランなんだけど、数えるほどしか訪れたことがなかった。今回は3回目で、しかも10年以上ぶり。この場所にNell'sがオープンする前はSaleh al Lagoというイタリア料理屋があって、そこは僕がシアトルで一番好きなイタリアンレストランだった。そこが閉店してNell'sになったとき、どうしてもSaleh al Lgoの美味しさと比較してしまって、それであまり行かなくなったんだと思う。今回はグリーンレイクで "Pathway of Lights" というクリスマスイベントが開かれていたので、ついでにここで食べることにした。

落ち着いたインテリアだけど、少しだけ時代の古さを感じさせてしまう。それでもジーンズで行くのはためらわれる感じの高級感があって、グリーンレイクの周りの人には大人気だと思う。

4コース$45のテイスティングメニューもあったんだけど、この日は鹿肉の気分じゃなかったので、アラカルトで注文することにした。

まずは自家製のフェットチーネ。オリーブのタプナードと、バーニャカウダと呼ばれるアンチョビ、ニンニク、オリーブオイル、バターから作られたソースがかかっている。かなり柔らかめのフェットチーネなんだけど、オリーブの香りとアンチョビの味がパスタによく絡んで、素晴らしい美味しさだった。アンチョビのパスタは前にも別の店で食べたことはあったけど、タプナードも一緒っていうのは初めてだ。二つとも似た味わいなんだけど、一緒に使われていてもはっきりと区別できるのが面白い。とても美味しかったんだけど、バーニャカウダに油をたくさん使っているせいか、最後の方はパスタのオイル漬けみたいになってしまったのが残念だった。まぁこれはバーニャカウダを使う以上、仕方がないのかな。

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House-made Fettuccini with kalamata Tapenade, Anchovy Bagna Cauda, and Dandelion Greens ($13)

同行人はカラマリを注文。"Saleh's"と書いてあるってことは、Saleh al Lagoのレシピを受け継いだものなんだろう。アイオリをつけて食べると、とても美味しい。ピリッとした辛さは衣から来ているんだろう。ただ、カラマリ自体には塩味はほとんどついていなくて、アイオリをつけないと美味しくなかった。同行人はマヨネーズ系がダメな人なので、塩をもらって振りかけて食べていた。そうすることで断然美味しくなったとのこと。

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Saleh's Calamari with Parsley Salad and Aioli ($11)

僕のメインコースは仔羊。完璧な焼き具合。表面の味つけも見事。微かにマスタードの香りのするソースも最高で、仔羊肉のジューシーな美味しさを何倍にも高めてくれていた。ここまで美味しい仔羊は久しぶりだった。最近よく訪れる新規オープンのレストランとは違って、どっしりと自信に溢れたものを感じさせてくれる。不満な点は何ひとつ思い浮かばなかった。

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Grilled Rack of Lamb with French Lentils, Savoy Cabbage and Whole Grain Mustard Jus ($29)

同行人は和牛スタイルのハンガーステーキ。見事な焼き加減で、肉質も上々。タイムを使ったソースがかかっていて、こちらも牛肉の味を引き出して素晴らしい味わいだった。でも僕の仔羊の後だったから、少しだけ感動は薄かったかな。同行人も、仔羊の方が美味しい!と言っていた。トリュフオイルを少しだけ使ったマッシュドポテトは、少しキメが荒い気がしたけど、味的にはとてもよかった。まぁポテトピュレって書いてあったわけじゃないから、これでも十分なのかもしれない。

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Kobe Hanger Steak with Truffled Mashed Potatoes, Rapini and Thyme Jus ($29)

満足のメインコースの後は、チーズプレートをデザートに頼んだ。5種類のチーズが載ってきて、一つは僕がちょっと苦手な山羊のチーズだったからあまり食べなかったんだけど、他のチーズはどれも素晴らしく美味しかった。特に左上のマンスターチーズは、まるでリバロのような臭みと深い味わいで、ウットリとしてしまうほどだった。

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Assorted Cheeses with Rustic Breads ($10)

いやー、以前何回か来たときにも美味しいとは思ったけど、今回ここまで満足させてくれるとは思わなかった。やっぱり前はまだSaleh al Lagoの味の記憶が大きかったんだろうな。今度また行ってみて、今回がまぐれ当たりでなかったことを確認したい。
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by seafoodie | 2013-12-14 17:30 | シアトル
Aragona (アラゴナ)
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★★★☆
スペイン料理
Aragona
96 Union St
Seattle, WA 98101
206-682-3590

僕の大好きなイタリアンレストランSpinasseのオーナー/シェフJason Stratton氏が、ダウンタウンに新しくスペイン料理のレストランを12月9日にオープンした。

Four Seasons Hotelの目の前にあるAragonaは、入った瞬間にまだペンキの匂いが感じられたほど新しいけど、インテリアはシンプルでエレガント。天井も高くて、とても落ち着いた雰囲気を演出してくれている。

メニューから注文を終わってすぐにナプキンに包まれて運ばれてきたのは、ナッツがたくさん入ったブレッドスティック。ナッツの味と香りがして悪くはないんだけど、なんだかボソボソした口触りで、健康食品を食べているかのような気になってしまった。ブレッドスティックは好きな方なんだけど、これは最後まで食べられなかった。

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ナッツのたくさん入ったブレッドスティック

まずアペタイザーの第一弾には、牛タンのエスカベチェ。普通の「タン」の印象とはだいぶ違っていて、これはかなり厚切りで、しかもとても柔らかい。キツすぎない酢の風味が、肉の味をやんわりと持ち上げてくれているよう。時々カラントのフルーティーな甘味が感じられて、最後まで全く飽きの来ない味だった。

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Beef tongue en escabeche with onion, currants and capers ($10)

アペタイザーの第二弾は、サンチョークのトルティーヤ。上にはアイオリソースとウニが載せてある。ポテトのトルティーヤによく似た味だけど、やっぱりどこか風味が違って軽い感じがするのはサンチョークならではなんだろう。ウニはそのまま食べるというよりも、アイオリの一部と考えた方がいいんだろう。アイオリにふっくらとした優しい味を与えていて、それがトルティーヤととてもよく合っていた。バルセロナのCal Pepで食べたトルティーヤの方が一枚上手だけど、この一品もとても美味しかった。

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Sunchoke tortilla with sea urchin and aioli ($14)

メインも二種類頼んで、最初はタコのグリル。香ばしい匂いに、しっかりとした味つけ。でもタコの風味を壊すことはなく、噛みしめるとタコの美味しさがよく味わえる。とても美味しいんだけど、感動するほどではなかったのも事実。Spinasseの素晴らしい味わいに達するには、今一歩という印象を受けた。

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Grilled octopus with "trinxat" potatoes, pearl onions and cauliflower ($21)

次はイカ墨のリゾット。上にはイカリングと、カブを丸く切ったもの、それにイカ墨で作ったメレンゲが載ってきた。リゾットはどっしりとしたイカ墨の旨みが感じられて、とても美味しい。レモンの味も感じるんだけど、それがちょっとだけ出しゃばりすぎていた気がした。レモンは別の皿でついてきて好みで入れることもできるので、最初はもう少しレモンを抑えた方がイカ墨をよく味わえる気がする。メレンゲも珍しかったし、なにせこの黒と白だけのプレゼンテーションが素晴らしいと思った。

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Black rice with squid meatballs, baby turnip and ink meringues ($22)

デザートのオリーブオイルのアイスクリームは、ココアとパン粉の衣を纏ってきた。オリーブオイルのアイスクリームは、以前Sitka & Spruceがオープンした当時にそこで有名だったデザートなので僕も食べたことがあったんだけど、ここのはもっとオリーブオイルの風味が強かった。ここまでオリーブオイルの香りがすると、いくらアイスクリームでもちょっとしつこい感じがしてしまう。もう少し量を抑えて、ヒント程度にした方がいいような気がするなぁ。アイスクリーム好きな僕が全部食べられなかったというのは、すごく珍しいことだもの。

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Extra virgin olive oil ice cream rolled in bread crumbs, cocoa nib and thyme with aerated and frozen chocolate mousse ($8)

オープン直後ということもあってか、メニューの品目も少なく(アペタイザー4品、サラダ3品、メイン4品)、どっしりとした自信を感じさせてくれる料理があまりなかったのが残念だった。でもSpinasse譲りの繊細さと創造性はそのままなので、これからどんどん美味しいものを生み出してくれる予感がする。少し落ち着いた頃に、またぜひ訪れたい場所だ。
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by seafoodie | 2013-12-11 18:00 | シアトル