シアトル近辺の美味しいレストラン食べ歩き
by seafoodie
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シアトル在住のAlexです。美味しいものが大好きなので、レストラン訪問記をまとめてみました。

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La Tour d’Argent (ラ・トゥール・ダルジャン)
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★★½☆
フランス料理
La Tour d’Argent
15 quai de la Tournelle
Paris, France

 ラ・トゥール・ダルジャンは400年以上前に創業した鴨料理が有名なレストラン。ちょっと前までミシュランの3つ星を保っていたんだけど、1996年に2つ星に降格されてしまった場所。降格されたときには、レストランのオーナーはかなり憤慨したらしい。降格の理由は、昔からの味のみを守り続けていて革新性がないとのことらしい。

 レストランの中のウェイティングルームのような場所でちょっと待たされた後、エレベーターに乗ってダイニングルームへ。窓際の席をもらったので、セーヌ河が見えてとてもいい景色。僕は昔ながらの血のソースを使った鴨を、母には軽いオレンジソースの鴨を注文しようと思ってたんだけど、鴨は2人分からしか注文できないらしい。仕方ないのでオレンジソースの鴨を最初に頼んだんだけど、どうしても伝統的な血のソースを食べなきゃすごく後悔する気がして、すぐに注文を変更してしまった。母にもOKをもらったし。

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ウェイティング・ルームにあった昔の食器

 僕のアピタイザーはザリガニとアスパラガスのサラダ。ウォータークレストを中心にしたサラダには、ケシの実が入ったヴィネグラットがかかっていてとても軽くて美味しい。鴨の肉も入ってたみたいだけど、なんかちょっとドライであまり入っている意味がわからなかった。ザリガニの身の甘さとアスパラガスの爽やかさで十分だったし。母はスモーク・サーモンを注文。こちらも美味しかったらしい。

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ザリガニの頭は飾りだけ

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スモーク・サーモン

 さてメインの鴨。これにはチョコレート色のネットリとした血のソースがかかってきた。鴨の身と骨をプレスして、血と骨髄から出る旨味を使うらしい。一口食べてみると、…なんかソースがザラザラした舌触り。それにとても微弱ながらもレバーのような臭みも感じられる。確かにいい旨味は感じられるんだけど、はっきりいってとても重たいソースだ。でもこれが400年前からの味なんだと思うと、なかなか感慨深いものはある。母は「なんか牛タンみたいな雰囲気で美味しい」との感想。牛タンはちょっと違うんじゃないかと思ったけど、いわゆる“臭み”がその印象を作ってるんじゃないかと思う。一緒についてきたのは、たぶんポム・フリットの独自バージョンみたいなヤツ。ポテトで作った風船といった感じ。これは重いソースの印象を洗い流してくれる、素晴らしい付け合せだった。この鴨料理、まぁこれは一度は食べてみたかったものなのでこれでよかったけど、もう一度は食べる気にならないな。今度もし来るとしたら、胡椒のソースか、オレンジソースで食べてみたいもんだ。食べていると、他のテーブルで注文を取っているときに、サーバーが焼き方を尋ねているのが聞こえてくる。僕たちには聞いてくれなかったぞ。そういえば、日本人は例えばレアで注文して血が滲み出るのを持っていくと気持ち悪いといって返されるというので、日本人にはミディアム以上しか出さないということをネットで読んだことがある。これがそういうことか? なんかバカにされたみたいで腹が立ったな。確かに自分で注文したのに皿を突き返す日本人も日本人だけど、そういう時って普通は「こんな感じですけど、本当によろしいんですか?」って確認するのが本当じゃん? なんか星付きレストランとは思えないような待遇かもしれない。…でももしかしたら鴨料理は焼き方を聞かないってのが普通で、あのテーブルで注文していたのは他の料理だったのかもしれないけど。

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これぞラ・トゥール・ダルジャンの鴨料理

 電車の時間もあるので早々にお勘定を頼むと、これから鴨料理の第二弾が来るんですよとのこと。まぁ10分くらいならということで、次の皿を待ってから行くことにした。この皿は鴨の違う部分(うー、こういうの苦手だからよくわからないよう)をこんがりと焼いて、それに塩をつけただけのもの。香ばしく調理された鴨に、海の塩から出る旨味。これはサッパリとして本当に美味しかった。時間がなかったので、ゆっくりと味わえなかったのが残念。

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鴨の違う部分
ソースをつけない方が美味しい

 お値段はワインを頼まずに、(シャンペン+アピタイザー+鴨料理)×2で€293。僕のサラダが€75で鴨が€60。サラダは確かに美味しかったけど、この値段が納得できるかというのはちょっと微妙なところ。サービスもなんとなく冷たく、よそよそしくて、ル・ブリストルやル・サンクに比べると明らかに見劣りしてるし。結局のところ、ここは“伝統の料理”というものを体感しに行く、いわば博物館のようなところだと思えばいいと思う。ここで至福の体験をしようとすると、ちょっとガッカリするかもしれない。ちなみに僕たちの食べた鴨の通し番号は、1890年から数えて1,014,917羽目。
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by seafoodie | 2004-04-18 12:00 | ヨーロッパ
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