シアトル近辺の美味しいレストラン食べ歩き
by seafoodie
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シアトル在住のAlexです。美味しいものが大好きなので、レストラン訪問記をまとめてみました。

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VAU (ファウ)
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★★★½
ドイツ料理
VAU
Jagerstr. 54/55
Berlin, Germany
030-202-9730

VAUはミシュラン一つ星。ベルリンにはもっと星のついたレストランがあるけど、他のところに比べて値段が手頃ということと、集合場所であるジャンダルメンマルクト広場のすぐ近くということで選んだ場所。

高級感のある建物の入口には、ギリシャ語で何か書いてある。後で聞いてみると、東ベルリン時代のギリシャ大使館の建物だったらしい。てっきりレストランはビルの中だと思ってたんだけど、静かな佇まいの中庭にもテーブルがたくさん並んでいて、僕たちはそこに通された。夕方のそよ風がとても心地よい。

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静かなそよ風に吹かれながら、中庭でのダイニング

席に着いてアペリティフを待っている間に、軽いスナックが運ばれてきた。バーベキュー味のポップコーン。ちょっと僕には甘めだったけど、すごく軽くて美味しかった。

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BBQポップコーン

メニューには6コースのメニュー(€120)と共に、アラカルトの数々も並んでいる。面白いのが、コースメニューはフレキシブルで、気に入らないものがあったらアラカルトの料理と交換することもできる。アラカルトの品々も美味しそうだったけど、6コースのメニューが楽しそうだったので、それを頼むことにした。

まずアミューズ・ブーシュとして運ばれてきたのが、イチゴのガスパッチョ。モッツァレラチーズとトマトが添えられている。ガスパッチョはトマトの風味が溢れていて素晴らしく美味しい。最後にほのかなイチゴの風味が鼻に抜けて、全体の印象を非凡なものにしている。クルーズ船で、フルーツの味しかしない「ガスパッチョ」を食べたばかりだったので、この一品の素晴らしさがよくわかった。串に刺さったモッツァレラチーズとトマトにはバジルのソースがかけられていて、カプレーゼサラダの美味しさが口の中に溢れる。それにこのトマトが甘くて、最高に美味しいんだ。こんなに美味しいトマトを食べたのは久しぶりな感じだ。

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イチゴのガスパッチョ、モッツァレラチーズとトマト、バジルのソース

アミューズ第二弾は、フィッシュケーキ。アニスの根の薄切りとディルが添えてある。フィッシュケーキは白身魚の旨みに溢れていて美味しいんだけど、ちょっとだけドライな感じがしたかな。アニスの香りはあまり好きじゃないので最初それを聞いたときにはちょっとゲゲッとなったけど、いざ食べてみると香りはほんのヒント程度。白身魚の味わいをバックアップする感じで、全体的に爽やかな印象にしてくれていた。こんあ感じの使い方だったら、アニスもいいもんだなぁ。

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フィッシュケーキにアニスの根とディル

さて、やっと最初のコース。ターボットという魚のロースト。白いクリームのようなものはアーモンドのソース。泡はパッションフルーツ。ターボットはそのままでもみずみずしくて最高に美味しいけど、パッションフルーツの泡の微かな甘さが、その美味しさを何倍にもしてくれている。アーモンドのクリームの自然な脂肪の甘さも、魚の旨みにピッタリ。ブロッコリーを少し焦がしたものは、その香ばしさによって、まるで箸休めのように口の中をリセットしてくれる。この一皿はまさに見事! やっぱりミシュラン星つきレストランだけのことはあると、納得させてくれた。

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Roasted turbot with broccoli, almond and passion fruit

次のコースはキャットフィッシュ(なまず)。魚をバーナーで焼いたものらしい。キャットフィッシュはターボットに比べると淡白な味わい。トマトとサフロンのソースがとても合うけど、やっぱりなんとなく味が弱く感じてしまった。付け合わせはマッシュルームのサラダ。何種類かのマッシュルームを細切れにしてあって、酢がベースのドレッシングで和えてある。これはとても爽やかで、すごく気に入ってしまった。これと一緒にキャットフィッシュを食べても、また性格が変わって面白かった。

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Torched catfish in cold tomato-saffron broth with mushrooms and portulak

最初の肉のコースは鶏の足のコンフィ。真ん中には軽く調理した卵の黄身が落としてある。鶏の足は裂いてあって、口に入れた瞬間に香ばしさと共に強い風味が口の中に溢れ出してビックリした。鶏だからソフトな味だと思っていたから、いきなり肩透かしを食らった感じ。鶏で黄身をすくって食べると、味に深みが出てまた面白かった。周りには酢漬けにした野菜も入っていて、味覚を飽きさせない感じだった。

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Confit leg of Les Lande chicken with Frankfurt green sauce

肉コース第二段は仔羊。RoastedとBraisedの二種類の調理法を使ってある。ローストの方はお馴染みの感じで、完璧な焼き加減の肉はとてもジューシーな旨みに溢れていて、文句のつけようがない。Braisedの方は裂いてボールのような形にしてあって、「これが同じ肉??」と思うほど全く性格の違う味。上にはペコリーのチーズをスモークしたものがかけてある。かなり強い味わいだから、少ししかないってのも頷けるな。僕はどちらかというとローストの方が好きだけど、違う味わいの肉を一皿で味わえて面白かった。付け合わせのポレンタは、まるでスフレのようにフワフワで美味しかった。

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Lamb two ways with green asparagus, polenta and smoked pecorino

次はチーズのコース。Mönchshofer Schlosskäseというチーズをスライスしてあって、アプリコットとビートが添えてある。このチーズは初めて食べるけど、まるでパルミジャーノ・レッジャーノのような、深みのある熟成した味わいで、僕が大好きな味だ。アプリコットもビートも、チーズの味とよく合うと共に、舌をサッパリさせてくれる。

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Mönchshofer Schlosskäse with beetroot and apricot

次はメニューに載っていない、サービスのデザート。クリームチーズケーキのようなものの上にメロンのシャーベットが乗っていて、横にはメロンを丸くくりぬいたものが添えてある。真ん中のクリームやシャーベットも美味しかったけど、丸いメロンはキリキリに冷やしてあって最高に美味しかった。

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メロンのシャーベット

最後のコースは「ニューヨーク・チーズケーキ」。といっても、普通のチーズケーキの形はなくて、白っぽいクリームのような感じ。でも食べてみると、確かにチーズケーキの味がするから面白い。甘さを抑えてあって、僕好みの上品な味。ラズベリーのシャーベットの下には、ポップコーンを粉にしたものが敷いてある。ポップコーンの香ばしさがシャーベットに加わって、ビックリするほど美味しかった。ポップコーンで始まり、ポップコーンで終わる。こういうテーマのあるディナーは、僕は大好きだ。

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New York cheese cake with rhubarb and raspberry

最後にはプチフールも出てきたけど、僕はあまりにもお腹がいっぱいで、食べられなかったのが残念だった。

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プチフール

やっぱりミシュラン一つ星ってのは伊達じゃない。雰囲気から、サービスから、もちろん料理の味わいやプレゼンテーションまで、全ての面で客を喜ばせようという心意気が感じられるようだった。そよ風を感じられるテラスでディナー体験ができたのも大きなプラス。このレストランを選んでよかったと思えた。
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by seafoodie | 2014-07-23 19:00 | ヨーロッパ
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