シアトル近辺の美味しいレストラン食べ歩き
by seafoodie
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シアトル在住のAlexです。美味しいものが大好きなので、レストラン訪問記をまとめてみました。

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Akrame (アクラム)
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★★★★
フランス料理
Akrame
19 Rue Lauriston
Paris, France

Akrameはパリでは結構新しい部類に入るレストランらしい。パリ旅行を計画しているときに、ニューヨークの有名レストランGramercy Tavernのマネージャーの友達が勧めてくれた場所。ネットで検索してみるととても良さそうな場所なので、パリ到着のその夜に予約を入れておいた。ネット予約ができるというのもポイントが高い。

場所は凱旋門から5分ほど歩いた場所。予想していたよりも小さ目のレストランで、それでも中はとても落ち着いた感じだ。

メニューはコース料理のみ。4コース€75と6コース€95。それぞれ€50、€60を足すことで、各コースにワインマッチもしてくれる。今回はあまり飲める気分じゃなかったのでワインは一杯だけにして、6コースを頼んでみることにした。それと今日のスペシャルとして、白トリュフの料理を€35で追加できるらしい。トリュフのサンプルも持ってきてくれた。これを見せられたらもうしょうがない。そのコースも追加することにした。

まず怒涛のように出てきたアミューズはイカ墨の煎餅に燻煙されたウナギを置いたもの、黒オリーブから作ったクラッカーにヨーグルトのソースを載せたもの、マッシュルームの頭にマスタードクリームを載せたものの3種。どれも見た目が凝ったつくりで、なんだかドキドキしてしまう。どれもなかなか美味しかったけど、一番印象に残ったのはイカ墨の煎餅。イカ墨とウナギの味のコンビネーションがとてもよかった。その他のアミューズは目新しさが先で、味はそれほどでもなかったかな。

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The "Pecking at": Paper squid ink, smoked eel / Black olive crackers, yogurt / Mushroom, mustard cream

さて、いきなり出てきたのは追加したトリュフのコース。バーミチェリを細かく切ってあって、その上にトリュフの薄切りや山のように載っている。ソースは軽いクリームソース。期待していたほど強い香りではなかったんだけど、それでもこの香りには恍惚となってしまう。バーミチェリとトリュフを一緒に噛みしめると、そのままではわからなかった香りが鼻に抜けて、またまた恍惚状態。ソースが軽いので香りと味を十分に楽しめる。これは本当に美味しかった。

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Mushroom: Truffle, Truffle Cream, Vermicelli

さて、通常コースの始まり。最初はカリフラワーのスープ。赤いゼリーはカンパリから作られている。カリフラワーの優しい風味を楽しんでいると、カンパリの苦味にサプライズされる感じ。この苦味は僕はあまり好きではないんだけど、カリフラワーの甘味を引き立てるって感じでこの程度だったらいいかな。

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Vegetables: Cauliflowers, Campari

次はノルマンディーのアサリ。リンゴとズッキーニの千切りが載っている。味つけはどこまでも優しく、アサリ本来の味が前面に出ているんだけど、砂抜きが完全じゃなかったみたいで、口の中でのジャリジャリ感がとても気になった。それ以外はとても美味しいコースだったんだけどなぁ。

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Shell: Clams, Grany Smith Apple, Courgettes

次は「何が入ってるか当ててみてください」と言われたサプライズコース。コンソメは魚で取ったことはわかったんだけど、それが何の魚かはわからなかった。なんかそれに煎茶を加えたような風味があったんだよな。真ん中に盛ってあるものは生肉っぽかったんだけど、その歯触りがとても独特で面白かった。スープと肉のコンビネーションが絶妙な感じで、これはとても気に入ったコースだった。正解はニシンのコンソメに、真ん中は仔羊の心臓と牡蠣。なるほど、心臓だったらあの歯触りも頷けるなぁ。

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Surprise: Lamb heart, Oyster, Herring

次はロブスター。生の身をガラスの瓶に入れて持ってきてくれて、それに目の前でロブスターから取った熱いストックを注いで調理。その後、身だけを皿に載せてくれた。レモンソースに、左にあるのはビターレモンのクリーム。酸っぱさと苦味を自分で好きなだけつけて食べる。ロブスターの身の甘さと相まって、これはやっぱりさすがの美味しさだった。ここのシェフは酸味とか苦味とか普段はあまり好まれない味覚と、真っ向から対決している気がする。

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Shellfish: Lobster, Lemon

魚のコースはRed Mullet。これは今調べたらヒメジとかウミヒゴイとか呼ばれる魚らしい。それにビールの泡ソースがついてきた。ホロッと崩れるけど、とてもしっかりとした味わいのRed Mulletに、ビールのちょっとだけほろ苦いソースがよく合う。やっぱりここのシェフは苦味が好きみたいだ。

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Sailor: Red mullet, Carmine endives, Beer form

パレットクレンザーのレモンシャーベット。上にレモンとオイルから作った粘度のあるソースをたらしてある。酸味が飛び出ることもなく、甘味とよく調和していて、しかもオイルが全ての味を優しく仕上げていて、ただのパレットクレンザーとして食べるのはもったいない気がする一品だった。

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Refreshing: Lemon sorbet

メインコースは鳩肉。注文したときに胸腺(sweetbread)は好きかと聞かれたので、それはあまり好みではないと答えたので鳩肉になったらしい。これは美味しかったけど、結構普通の味わいだったかな。肉自体はどっしりとして美味しいんだけど、バニラの香りが鼻について、それに付け合わせのスイートポテトも甘くて、なんだかちょっと甘ったるく感じた一品だった。

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Meat: Pigeon, Sweetpotato, Vanilla

次はオッソー・イラティというチーズとマッシュルームを薄切りにして重ねたもの。マッシュルームの味と香りが森の中のような雰囲気を与えていて、とても面白かった。でも感動するほどの美味しさではない。目新しい足し算だけど、感動はあまりなかった。

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Milky: Ossau Iraty, Mushrooms

怒涛のようなデザート攻撃が始まった。フランス料理はデザートがたくさんあるのがちょっと苦手なんだよなぁ。一応ほとんど食べたけど、一番美味しかったのは左下の"All chocolate"と呼ばれるもの。それぞれにテクスチャの違うチョコレートが三層に重ねてあって、甘すぎず、カカオの美味しさが強調されていて、こんなに美味しいチョコレートを食べたのは初めてかも!と思ったくらい。最後にはお土産用の板チョコも出てきた。

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Sweetness: Charcoal pineapple / Licorice custard, yogurt sorbet / All chocolate

4人くらいの人にサーブしてもらってたんだけど、その中の一人がいやにフレンドリーで、フォーマルな感じの他の人たちとは一線を画していたんだけど、それがシェフだって最後の最後まで気がつかなくて大ショック。ここではシェフはキッチンにいることはなく、あちこちのテーブルにサーブしにまわっているらしい。どうしてもシェフと少し話をしてみたかったのでサーバーに言うと、今シェフは通りを隔てた別のレストランに行っているという。そこに行けば会えるよと言われて、勘定を済ませて行ってみた。

通りを隔てた真ん前にはAtelier Vivandaというレストランがあって、ここは肉料理専門の店らしい。シェフがこのレストランも持ってるなんて知らなかった。シェフは誰かのグループと話をしているところだったので入口で待っていると、店のスタッフが「シェフに会いたいの?」と聞いて、会わせてくれた。色々と話をした後去ろうとしたら、一緒に写真撮る?と聞かれて思わず頷いてしまった。場馴れしてるなー、このシェフ(笑)。

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シェフAkrame Benallal氏と

いやはや。感動する料理は少なかったとはいえ、シェフの独創性には脱帽だ。難しい酸味や苦味にも真っ向から挑戦して、プレゼンテーションにも気を遣い、驚くような作品を創り上げていた。今度パリに行くときにはAtelier Vivandaの方もチェックしてみたいと思う。
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by seafoodie | 2013-10-24 20:00 | ヨーロッパ
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