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シアトル近辺の美味しいレストラン食べ歩き
by seafoodie
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シアトル在住のAlexです。美味しいものが大好きなので、レストラン訪問記をまとめてみました。

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Crush (クラッシュ)
Crush (クラッシュ)_b0198361_873481.jpg

★★★☆
アメリカ北西部料理
Crush     [前の訪問記へ]
2319 E Madison St
Seattle, WA 98112
206-302-7874

ここのところずっと行ってなかったCrush。以前行ったのはいつだったっけ?と調べてみたら、なんと7年半も前のことだった。Seattle Restaurant Weekで3コース$28ディナーの恩恵を被るために行ってきた。

前の訪問があまりにも昔のことだったので忘れかけてたんだけど、ここはとても雰囲気がいい場所。普通のトラディショナルな民家をレストランに改造した場所なんだけど、中はモダンなテーブルや椅子を使ってシンプルながらにエレガントな演出。以前民家だっただけに少し狭い感じもするんだけど、それだけにとてもムードがある感じで、デートなんかにはピッタリの場所だと思う。

まずアペタイザーは、カリフラワーのロースト。焼いただけなのになんでこんなに美味しいの?って感じで、僕が大好きなメニューの一つだ。ブラックオリーブを刻んだものを載せてあって、ときどきオリーブの味と香りがカリフラワーの味の奥から出てくる感じ。アイオリはほとんどクレムフレッシュといった感じで、とても軽くてカリフラワーとの相性は抜群だった。メニューにはミントって書いてあったんだけど、この載せてある葉っぱを食べてみると全然ミントじゃない。心地よい酸味が口の中に広がる。ソレルみたいな味だけど形はクローバーみたいだし、なんだろうと思ってサーバーに尋ねると、ウッド・ソレルと呼ばれるものらしい。この酸味も、カリフラワーにとても合ってたと思う。

Crush (クラッシュ)_b0198361_87373.jpg
Roasted Cauliflower with Preserved Lemon (aioli, black olives, mint)

同行人のアペタイザーはニンジンのスープ。カイエンペッパーか何かを加えてあるらしく、すっきりとした甘さの中から、ピリリと辛味が立ち上ってくる。奥底に微かにライムの酸味が感じられて、後味にはまるで花のような香りが残る。一口もらっただけなんだけど、この味の複雑さに感動してしまった。

Crush (クラッシュ)_b0198361_874026.jpg
Pressure Cooked Nantes Carrot Soup (curry, kaffir lime, almond cream)

メインは「地鶏」チキン。皮も香ばしく焼いてあって、とてもいい匂い。身には嫌な臭いは全くなく、健康そのものの鶏が目に浮かぶよう。とても美味しいんだけど、やっぱりチキンだけあって、ちょっと味は一本調子なんだよね。そこでリンゴのチャツネをつけて食べると、非凡な味に早変わり! リンゴの味が肉に加わると、なぜか豚肉を食べているような雰囲気になるから面白い。アメリカではポークにはリンゴのソースがつきものだからね。モッツァレラチーズを揚げたものはとても美味しかったけど、ちょっと付け合わせとしては個人的に重く感じた。

Crush (クラッシュ)_b0198361_874436.jpg
Black Garlic Jidori Chicken (apple chutney, fried mozzarella curds)

デザートにはアールグレイのパンナコッタ。紅茶の香りが濃厚なクリームの味の中から立ち上ってくると、恍惚となってしまう。甘さは控えめで、とても上品。下にはブラッド・オレンジのマーマレードが少し置いてあるんだけど、これは個人的には余計な気がした。酸味が舌をリセットしてくれる感じなんだけど、パンナコッタ自体がそれほど甘くないので、必要ない感じ。それでも最近のデザートの中では大ヒットだった。

Crush (クラッシュ)_b0198361_87461.jpg
Earl Grey Panna Cotta (blood orange marmalade)

うん、やっぱりCrushは自信に溢れた料理を出してくれる場所。ここは胸を張ってオススメできるレストランの一つだ。
by seafoodie | 2013-04-10 18:30 | シアトル
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