シアトル近辺の美味しいレストラン食べ歩き
by seafoodie プロフィール
シアトル在住のAlexです。美味しいものが大好きなので、レストラン訪問記をまとめてみました。
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The Harvest Vine (ザ・ハーベスト・バイン)
★★★½ スペイン/バスク料理 The Harvest Vine [前の訪問記へ] 2701 E Madison St Seattle WA 98122 206-320-9771 時々、どうしようもなくThe Harvest Vineの料理が食べたくなることがある。それももう突然に。The Harvest Vineの精が降りてきてるんじゃないかと思うほど。あの澄んだ美味しさと一緒にワインを飲みたくてたまらなくなる。今回もそんな感じだった。 いつものようにキッチン前のカウンターに座ると、まずはサービスの一品が運ばれてきた。今回は牡蠣だ。レンゲに載った牡蠣を一口で頬張ると、酢漬けになっていたらしく、牡蠣のどっしりとした味わいと共に爽やかな酢の味が口いっぱいに広がる。少しだけ酢がきついような気もしたけど、そのお蔭で口の中がすっきりして、余計にお腹が空いてくる感じがした。 まずは野菜から。赤と黄のビートの薄切りに、オリーブオイルとシェリービネガーがかかってて、塩とニンニクのみじん切りが散らしてある。僕はビートはアメリカに来てから知った野菜で、まるで果物のような甘さが最初は苦手だったんだよなぁ。この赤ビートは馴染みのある味なんだけど、初めて食べた黄色のビートは甘さが控えめで、しかも赤ビートにはないような深い味わいがあって、一口で虜になってしまった。散らしてある塩とビートの甘さの対比が面白い。 次はレタスをグリルしたものに、オリーブオイルとリオハビネガーをかけただけのもの。それだけなんだけど、レタスの甘さと酢の酸っぱさが最高にマッチしていて、それに焦げ目の香ばしい匂いが合わさって、もうなんともいえない美味しさ。本当にシンプルな一品だけど、なぜかこの味は心に訴えかけてくる気がする。リオハビネガーってどこで売ってるんだろう? 今度家でBBQするときに、ちょっと似たものを作ってみたいな。 次はタコのぶつ切りをグリルしたものをポテトの上に載せてあって、パプリカを主にしたソースがかかってる。このパプリカの味と香りが、ああHarvest Vineの料理なんだなって実感させてくれる。なんとなくメタリックな香りなんだけど、この独特な風味が病み付きになってしまう。香ばしく焼けたタコにその風味が合うこと合うこと! タコとパプリカの味わいに比べると、ポテトはかなり優しく感じられたな。この料理、ワインをグビグビ飲みながら食べるのに最高! メインは、ハモン・イベリコでお馴染みの黒豚。噛みしめたときの肉汁が本当に美味しいんだけど、アップルサイダーを使ったソースがなぜかちょっと方向性が違う気がした。なんだか少しだけウォータークレスみたいな青っぽい味を感じちゃうんだよね。本当に微細な味なんで、肉をモリモリ頬張ってるときにはあまり気にならなかったけど。あー、でもイベリコの黒豚。なんでこんなに美味しいの?? 最後はお馴染みのフォアグラ。ここのフォアグラはいつ食べても本当に美味しい。表面はカリッと香ばしくて、中はフォアグラの素晴らしい味わいでいっぱい。アップルソースをつけて食べてもいいけど、軽く振ってある塩だけで食べるのも最高。 ここではやっぱり、キッチンの前のカウンター席に座るのがいい。素晴らしい料理が目の前でどんどん出来ていくのを見るのは、完成品を味わうのと同じくらい楽しい。シアトルにHarvest Vineがあって、本当によかった。
by seafoodie
| 2012-05-17 17:30
| シアトル
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